FAMLog
FileMaker Server 11 Advancedの新機能:同時接続上限数が無制限に
April 12, 2010
FileMaker Server 11 Advancedでは、FileMakerネットワーク共有機能における同時接続クライアント数の制限がなくなっています。
FileMakerネットワーク共有機能は、TCP/IPを使用してネットワーク経由でFileMaker Proデータベースを共有する機能であり、5003番のポートを使って通信を行います。
FileMaker Server 10 Advancedでは理論上の同時接続上限数は999でしたが、FileMaker Server 11 Advancedではこの制約がなくなりました。ただし、接続数の上限はハードウェアの構成やOSに依存します。
なお、通常版のFileMaker Server 11では、FileMakerネットワーク共有機能における同時接続クライアント数の上限は、以前のバージョンと同じく250のままです。
FileMaker 11 インスタントWeb公開で利用できるWebブラウザー
April 09, 2010
FileMaker Pro 11、FileMaker Pro 11 AdvancedおよびFileMaker Server 11 AdvancedのインスタントWeb公開機能において、公開されているデータベースにアクセスできるWebブラウザーは以下のものがサポートされています。
・Windowsの場合:Internet Explorer 7、Internet Explorer 8、Firefox 3.5、Safari 4.x
・Macの場合:Safari 4.x、Firefox 3.5
バージョン10のインスタントWeb公開機能と比較すると、Internet Explorer 8、Safari 4およびFirefox 3.5がサポートされるようになっていますが、Safari 3.xおよびFirefox 3.0はサポート対象外となっています。
なお、Firefoxについては、Firefox 3.0自体のサポートが2010年3月に終了しており、以後はFirefox 3.5以降の使用が推奨されます。
[関連]FileMaker 10 インスタントWeb公開で利用できるWebブラウザー(FAMLog)
FileMaker Server 8 Advancedのテクニカルサポート終了予定日
April 08, 2010
ファイルメーカー社が、以下の旧バージョンの製品に対するサポートを、2010年9月最終営業日をもって終了することを案内しています。
・FileMaker Pro 8.5
・FileMaker Pro 8.5 Advanced
・FileMaker Pro 8
・FileMaker Pro 8 Advanced
・FileMaker Server 8
・FileMaker Server 8 Advanced
Web公開に関連するFileMaker製品としては「FileMaker Server 8 Advanced」のテクニカルサポートサービスが2010年9月最終営業日に終了することになります。終了するサポートサービスには、テクニカルサポートだけでなく交換用メディアやドキュメンテーションも含まれるとのことです。
FileMaker Pro 11が発売
April 07, 2010
ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 11」を日本国内で本日発売すると発表しています。
同時に、FileMaker 11 製品ラインに含まれる下記4製品が、以下の価格にて日本国内で本日発売されると発表しています。
・FileMaker Pro 11:税込39,990円
・FileMaker Pro 11 Advanced:税込60,900円
・FileMaker Server 11:税込134,400円
・FileMaker Server 11 Advanced:税込399,000円
各製品の税込価格は従来のバージョン10と同じです。アップグレード版も同時に発売されており、アップグレード対象製品を利用している場合には、フルバージョンの40%オフの価格でアップグレード版を購入できます。
ファイルメーカー社の新社長に石井元氏が就任
March 30, 2010
ファイルメーカー株式会社が、2010年3月30日付けで同社代表取締役社長に石井 元(いしい はじめ)氏が就任したことを発表しています。
新社長に就任した石井氏は経営トップとして、FileMaker, Inc.が販売するFileMaker Pro 製品ライン、およびパーソナルデータベースBentoの日本市場におけるセールスマーケティング全般を統括し、同社の経営の指揮を執る、と案内されています。同時に、FileMaker, Inc.において日本担当のバイス プレジデントも務めるとのことです。
今回の発表の前までは、日本法人の社長は、昨年9月に粟倉豊氏が辞任し、ウィリアム・エプリング氏が暫定的に務めている状況でした。
[関連]ファイルメーカー、石井元氏の新社長就任を発表(マイコミジャーナル)
Rfm Code Reading #6
March 26, 2010
2010年4月10日(土)午前9時30分より「Rfm Code Reading #6」を開催します。
Ruby on RailsとFileMaker ServerのカスタムWeb公開に興味のある方のご参加をお待ちしています。詳細については下記URLのページをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/matsuo_atsushi/20100326/1269532813
なお、今回のテーマは「Rfm::Layoutクラス」です。
FileMaker Pro 11はFileMaker Pro 7のファイルフォーマットを踏襲
March 23, 2010
海外ではすでに販売が開始されているFileMaker Pro 11のデータファイルフォーマットは、バージョン7以降のファイルフォーマットを踏襲しています。
同じファイルフォーマットであるため、FileMaker Pro 11では、FileMaker Pro 7、FileMaker Pro 8.x、FileMaker Pro 9、およびFileMaker Pro 10のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 11では新しい機能や関数が追加されている他、一部の関数の名称が変更されています。FileMaker Pro 11の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョンで開いた場合には、該当部分が表示されなかったり適切に動作しない可能性があるので注意が必要です。
CodeZineでESSに関する記事が掲載
March 19, 2010
開発者のための実装系Webマガジン「CodeZine(コードジン)」において、FileMaker製品のESS機能に関する記事が掲載されています。
連載「ITエンジニアのためのFileMaker講座」第10回目の記事「Webアプリケーションのデータ管理・帳票ツールとしてのFileMaker」では、外部SQLデータソース(ESS)を使って、ECサイトに管理機能や印刷帳票を追加する手順について紹介されています。
次回の記事では、基幹データベースのサブシステムとしてFileMakerを活用する例が紹介される予定であるとのことです。
[関連]基幹データベースのサブシステムとしてのFileMaker(CodeZine)
(2010/03/23追記:2010年3月23日に公開された後編の記事「基幹データベースのサブシステムとしてのFileMaker」へのリンクを追加しました。)
Mac版FileMaker Server 11の動作環境
March 17, 2010
Mac版のFileMaker Server 11およびFileMaker Server 11 Advancedは、Mac OS XとMac OS X Serverのv10.5.8およびv10.6以降をサポートしています。
FileMaker Server 11では、CPUの最低要件は1.67GHzのインテル Core Duo プロセッサーとなっており、PowerPCがサポート対象外となっています。
また、バージョン10.5.8で動作させる場合には2GB以上、バージョン10.6で動作させる場合には4GB以上のRAMが必要です。
[関連]Mac版FileMaker Server 10の動作環境(FAMLog)
FileMaker Pro 11の動作環境
March 16, 2010
Mac版FileMaker Pro 11およびFileMaker Pro 11 Advancedの動作環境は、Mac OS X v10.5.7以降となっています。
バージョン11ではMac OS X v10.4.11が動作環境の対象から外され、Mac OS X Leopardで動作させる場合には512MB以上、Mac OS X Snow Leopardで動作させる場合には1GB以上のRAMが必要です。
Windows版FileMaker Pro 11およびFileMaker Pro 11 Advancedの動作環境は、Windows XP(Service Pack 3)、Windows Vista(Service Pack 2)およびWindows 7となっています。Windows VistaおよびWindows 7で動作させる場合には512MB以上ではなく1GB以上のRAMと1GHz以上のプロセッサーが要求されます。
また、FileMaker Pro 11の製品パッケージに含まれるメディアは、CD-ROMではなくDVD-ROMで供給されるように変更されている点が注意点と言えます。
[関連]FileMaker Pro 10の動作環境(FAMLog)