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FAMLog News Archive:第76回 2017年春号
March 01, 2017
■FileMaker製品のロードマップに関する資料が掲載(2016年12月)
FileMaker CommunityにFileMaker製品のロードマップに関する資料が2016年12月に掲載されました。2016年11月30日(太平洋時間)に行われたWebセミナーの録画および資料を閲覧するには、FileMaker Communityのアカウントでログインする必要があります。資料では、次のメジャーバージョンで実装が計画されている機能や、将来のバージョンに向けて開発されている機能、および検討中の機能などについての情報がまとめられています。
[関連]FileMaker製品のロードマップに関する資料が掲載(FAMLog)
■PHP 7.1が公開(2016年12月)
PHP 7.1.0が2016年12月に公開されました。Nullable型、複数例外型のキャッチやvoidリターン型など、PHP 7.1には数多くの改善点や新機能が含まれています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2017年2月に公開されたバージョン7.1.2です。
[関連]PHP 7.1.0が公開(FAMLog)
第33回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
February 28, 2017
2017年4月22日(土)午前10時より「第33回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/33
Get(メニューバー状態)関数
February 27, 2017
FileMaker ProのGet(メニューバー状態)関数は、現在のメニューバー状態を表す数値を返します。
FileMaker Pro、FileMaker GoおよびFileMaker WebDirectにおいて、この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:メニューバーが非表示かつロック解除の場合
・「1」:メニューバーが表示かつロック解除の場合
・「2」:メニューバーが表示かつロックされている場合
・「3」:メニューバーが非表示かつロックされている場合
Get(メニューバー状態)関数はバージョン14以降で使用できる関数です。なお、FileMaker Proでは[メニューバーの表示切り替え]スクリプトステップはサポートされていません。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)
macOSでPower Napを無効にする
February 24, 2017
macOSにおいてCLI(コマンドラインインターフェース)でPower Napの機能を無効にするには、ターミナルで次のように入力します。
[使用例]
sudo pmset -a powernap 0
Macがスリープ状態のときでもさまざまな操作を実行可能にするPower Napの設定は、システム環境設定の[省エネルギー]パネルで確認および変更することができます。[省エネルギー]パネルにある[Power Nap を有効にする]チェックボックスを使ってPower Napの有効/無効を切り替えることができます。
Power Napに対応しているMacは、MacBook(Early 2015 以降)、MacBook Air(Late 2010 以降)、MacBook Pro(Retina ディスプレイ搭載の全モデル)、Mac mini(Late 2012 以降)、iMac(Late 2012 以降)およびMac Pro(Late 2013)です。
[関連]Mac の Power Nap の機能について(Apple サポート)、Mac OS Xで省エネルギーの設定を確認する(FAMLog)
Get(デバイス)関数
February 23, 2017
FileMaker ProのGet(デバイス)関数は、FileMaker ProまたはFileMaker WebDirectを実行しているコンピューターもしくはモバイルデバイスの種類、または現在FileMaker Goを実行しているiOSデバイスの種類を示す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:不明なデバイスの場合
・「1」:Macの場合
・「2」:Windowsコンピューターの場合
・「3」:iPadの場合
・「4」:iPhoneまたはiPod touchの場合
・「5」:Androidの場合
なお、Get(デバイス)関数はバージョン13以降で使用できる関数です。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加された関数一覧(FAMLog)
Apple Remote Desktop 3.9が配布開始
February 22, 2017
Mac App StoreでApple Remote Desktop 3.9の配布が開始されています。
Apple Remote Desktop 3.9のMac App Storeにおける価格は9,800円です(2017年2月現在)。Touch Barのサポートが追加されたApple Remote Desktop 3.9を利用するにはOS X Yosemite v10.10.5以降が必要であり、OS X Mavericksはサポート対象外となっています。
バージョン3.9では、OS X Yosemite v10.10.5以降のクライアントと通信する際のセキュリティが向上し、コンピューターおよびユーザーの資格情報の暗号化されたリストを書き出したり復元できるようになっています。また、OS X Mountain Lion v10.8、OS X Mavericks v10.9またはOS X Yosemite v10.10.4以前のすべてのバージョンのクライアントと通信するためのオプションの互換モードが追加されます。
Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数
February 21, 2017
FileMaker ProのGet(アプリケーションアーキテクチャ)関数は、現在のアプリケーションアーキテクチャを示す文字列を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「i386」:32ビットバージョンのFileMaker Proの場合
・「x86_64」:64ビットバージョンのFileMaker Pro、FileMaker Server、FileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開の場合
・「arm7」:ARMv7ベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合
・「arm7s」:ARMv7sベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合
・「arm64」:64ビットのARMベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合
なお、Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数はバージョン14以降で使用できる関数です。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)
Get(暗号化状態)関数
February 20, 2017
FileMaker ProのGet(暗号化状態)関数は、ファイルの暗号化状態を表す値を返します。
この関数を使用した場合、戻り値の1行目は下記のようになります。
・「0」:データベースが暗号化されていない場合
・「1」:データベースが暗号化されている場合
データベースが暗号化されている場合、戻り値の1行目は「1」を、2行目はFileMaker Pro Advancedでデータベース暗号化を有効にする際に設定した「共有 ID」を返します。なお、Get(暗号化状態)関数はバージョン13以降で使用できる関数です。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加された関数一覧(FAMLog)
PHP 7.0.16とPHP 7.1.2が公開
February 17, 2017
PHP 7.0.16とPHP 7.1.2が公開されています。
PHP 7.0.16とPHP 7.1.2では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
OpenSSL 1.1.0eが公開
February 16, 2017
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 1.1.0eが公開されています。
OpenSSL 1.1.0eでは1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。今回修正された脆弱性はOpenSSL 1.0.2系列には影響しないとのことです。OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日に、OpenSSLのバージョン1.0.1系統は2016年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統もしくはバージョン1.1.0系統に移行する必要があります。
2017年2月時点で最新版であるFileMaker Pro 15.0.3およびFileMaker Server 15.0.3にはOpenSSL 1.0.2jが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降およびFileMaker Server 14.0.4a以降です。