FAMLog
macOS Big Sur 11.6.5の提供が開始
March 18, 2022
macOS Big Sur 11.6.5の提供が開始されています。
macOS Big Sur 11.6.5では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、アプリケーションにカーネル権限を取得されて任意のコードを実行される可能性がある問題や、ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者からサービス運用妨害を受ける可能性がある問題などが修正されています。
なお、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応するようになっています。
[関連]macOS Monterey 12.3の提供が開始(FAMLog)
macOS Monterey 12.3の提供が開始
March 17, 2022
macOS Monterey 12.3の提供が開始されています。
macOS Monterey 12.3では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、curl がバージョン7.79.1に更新されています。macOS Montereyに対応しているMacは、MacBook(Early 2016以降)、MacBook Air(Early 2015以降)、MacBook Pro(Early 2015以降)、Mac mini(Late 2014以降)、iMac(Late 2015以降)、iMac Pro(2017以降)およびMac Pro(Late 2013以降)です。
Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。なお、macOS版のFileMaker Server 19.4.1以降では新規インストール時にPHPがインストールされなくなっている点に留意する必要があります。
Apache HTTP Server 2.4.53が公開
March 15, 2022
Apache HTTP Server 2.4.53が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.53では、HTTP Request Smuggling攻撃が可能になる脆弱性(CVE-2022-22720)や、mod_sedにおける整数オーバーフローまたはラップアラウンドおよび境界外書き込みの脆弱性(CVE-2022-23943)などが修正されています。
なお、Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されています。
[関連]JVNVU#99602154: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Q&A: Apache Server をバージョン 2.4.51 にアップグレード後、FileMaker Server へのファイルのアップロードが失敗する、もしくは遅くなる(Claris ナレッジベース)
WordPress 5.9.2が公開
March 11, 2022
WordPress 5.9.2が公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン5.9.2では、3点のセキュリティ脆弱性が修正されています。WordPressはバージョン6.0系統の開発も進められており、現在のところWordPress 6.0は2022年5月下旬に公開される予定となっています。
なお、FMPress Forms 1.0.2はWordPress 5.9.2と互換性があることを検証済みです。Contact Form 7とClaris FileMaker Serverを連携させることができるFMPress Formsを使用すれば、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
[関連]FMPress Forms 1.0.2を公開(FAMLog)
curl 7.82.0が公開
March 07, 2022
curl 7.82.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン7.82.0では機能追加や不具合の修正などが行われており、コマンドラインオプションに--jsonオプションが新たに追加されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
Node.js v14のサポート終了予定日
March 04, 2022
Node.js v14は2023年4月30日にサポートが終了する予定となっています。
Node.js v10以前のサポートはすでに終了しており、Node.js v12は2022年4月末にサポートが終了する予定となっています。これから移行作業を行う場合には長期サポート対象であるNode.js v14もしくはNode.js v16へのアップグレードを検討することになります。
なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 19.4.2ではNode.js v14.18.1が使用されています。
FMPress Formsの動作環境
March 03, 2022
FMPress Formsは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインです。
2022年3月現在、FMPress Formsのご利用には、バージョン7.4以降のPHPとバージョン5.7以降のWordPressが稼働するWebサーバー、バージョン5.5以降のContact Form 7、そしてSSLサーバー証明書がインストールされているClaris FileMaker Server 19以降が必要です。
WebサーバーとFileMaker Serverは別々のサーバーでも構いませんし、1台のサーバーだけで運用することも可能です。なお、1台で動作させる場合にはFileMaker Serverに加えてPHPやWordPress等を別途インストールする必要が出てきます。
[関連]FMPress Forms 1.1.0の動作環境(FAMLog)
(2022/05/30追記:関連記事を追加しました。)
OpenSSH 8.9が公開
March 02, 2022
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.9」が2022年2月下旬に公開されています。
OpenSSH 8.9では、ssh-agentに追加される鍵の転送と利用を制限する仕組みが導入されています。他にも多数の機能追加や不具合修正が行われています。
なお、OpenSSH 8.7でscpコマンドで一時的に用意された-sフラグを使用することでSFTPプロトコルが実験的にサポートされるようになっていましたが、近い将来に公開されるOpenSSHにおいてscpを従来のプロトコルからSFTPを利用したものに変更する予定であることがあわせて案内されています。
[参考]OpenSSH 8.9 がリリースされました(春山征吾のBlog)
Ruby 3.1.1が公開
March 01, 2022
Ruby 3.1.1が2022年2月中旬に公開されています。
変更点の詳細はコミットログで確認可能です。Ruby 3.1.0の正式版は2021年12月下旬に公開され、Shopifyが開発した新しいプロセス内JITコンパイラであるYJITが取り込まれているほか、完全に0から書き直したデバッガであるdebug.gemが同梱されるようになっていました。
なお、2022年3月末頃で保守が終了する予定であるRuby 2.6系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
Contact Form 7 5.5.6が公開
February 28, 2022
Contact Form 7 5.5.6が2022年2月下旬に公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。バージョン5.5.6では、Constant Contactの新しい認可APIに対応しています。Constant Contactを使用している場合には、Constant Contactのダッシュボードでアプリケーションを更新し、Contact Form 7のインテグレーション画面から新しいアプリケーションへの再接続を行うことが必要になるとのことです。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。