FAMLog
スクリプトのヒントと考慮事項 (3)
March 01, 2005
FileMaker Pro 7のスクリプト編集ダイアログにおいて「スクリプトを完全アクセス権で実行」にチェックをつけると、そのスクリプトを完全アクセス権で実行することができます。
例えば、アカウントとアクセス権を使用してWebユーザーがレコードを削除できないように制限しつつ、完全アクセス権で実行できるように設定されたスクリプトを利用して、スクリプト内で定義した条件下であれば特定のレコードを削除できるようにすることも可能になります。
Rootkit Hunter 1.2.1
February 28, 2005
「Rootkit Hunter 1.2.1」がリリースされています。
Rootkit Hunterは、rootkitやバックドア、およびソフトウェアの脆弱性の存在をスキャンするツールです。UNIX、LinuxおよびBSD系などの様々なOSに対応していて、Mac OS Xでも利用できます。
なお、Mac OS X v10.3.8でスキャン作業を行うと、OpenSSLとOpenSSHについてはバージョンに関するアラートが表示されます。
cscreen
February 25, 2005
Mac OS Xでコマンドラインからディスプレイの解像度を変更したい場合には「cscreen」というツールを利用できます。
(使用例)
$ cscreen -x 1024 -y 768 -d 32
上記例の場合、次のように設定が変更されます。
・解像度を1024×768に変更
・カラーを約1670万色(32bits/pixel)に変更
cscreenの使い方は下記のコマンドで参照することができます。
$ cscreen -h
スクリプトのヒントと考慮事項 (2)
February 24, 2005
Web経由でFileMakerのスクリプトを利用する場合には、Web互換のスクリプトステップのみがスクリプトに含まれていることを確認します。
さらに、各スクリプトステップを実行するために必要な権限がWebユーザーに割り当てられているか、もしくは実行の制限をしているかなど、スクリプトステップとアクセス権セットの組み合わせについても考慮する必要があります。
例えば、レコードを作成するスクリプトステップがスクリプトに含まれていて、Webユーザーがレコードの作成を許可するアカウントでログインしていない場合、このスクリプトでは新規にレコードを作成するスクリプトステップを実行することができません。ただし、スクリプトは引き続き実行される場合があり、予期しない結果を引き起こす可能性もあることから、必要に応じてエラー処理を追加しなければならない場合もあります。
APPLE-SA-2005-02-22 Security Update 2005-002
February 23, 2005
AppleからSecurity Update 2005-002がリリースされています。
Security Update 2005-002はJava 1.4.2を利用しているMac OS X向けのアップデートで、信頼できないアプレットがより高い権限を入手して任意のコードを実行する可能性がある問題(CAN-2004-1029)を修正するために、Javaをアップデートしています。
なお、Mac OS X上でJava 1.4.2より前のリリースでは、上記の問題は発生しません。
スクリプトのヒントと考慮事項 (1)
February 22, 2005
Webで公開するFileMakerデータベースにスクリプトが含まれている場合には、処理に必要なスクリプトのみ実行されるように制限する必要があります。
スクリプトの実行を制限するには、FileMaker Pro 7のアカウントとアクセス権セットでアクセス制限を行います。
Webブラウザー経由で使用する必要があるスクリプトのみアクセスを許可するようにしたり、ゲストアカウントが実行できるスクリプトは一部のみに制限するなど、すべてのデータベースでアカウントとアクセス権セットをきちんと定義することがとても重要です。
リレーションで極めるファイルメーカー7
February 21, 2005
ラトルズ社から刊行される「リレーションで極めるファイルメーカー7」が2005年2月25日に発売されます。バージョン7で劇的な進化を遂げたFileMakerのリレーショナルデータベース機能に焦点をあてた書籍で、価格は税込2,940円です。
リレーションシップを活用すると、より高度な処理をシンプルに実現できますが、同書籍ではリレーショナルデータベースシステムの設計理論と構築方法を系統だてて基礎から解説しています。
[関連]リレーションで極めるファイルメーカー7:追加情報(FAMLog)
(2007/01/04追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
スクリプト実行用クエリー引数
February 18, 2005
頻繁に実行される処理を自動化したり、複数の処理を組み合わせる場合には、FileMaker ProのScriptMaker機能を使用します。ScriptMakerをカスタムWeb公開とともに使用することで、WebユーザーはFileMakerスクリプトを用いてあらかじめ定義された一連の処理を実行することができます。
FileMaker 7では約70のスクリプトステップがWeb互換としてサポートされていて、-scriptや-script.prefind、-script.presortクエリー引数を使用することにより、カスタムWeb公開でスクリプトを実行できます。
-script.prefindクエリー引数はレコードの検索およびソートの前に実行するスクリプトを指定する際に使用し、-script.presortクエリー引数はレコードの検索の後でソート前に実行するスクリプトを指定する際に使用します。
Common Criteria Tools 1.0
February 17, 2005
Appleから「Common Criteria Tools 1.0」が配布されています。また、Common Criteria Tools 1.0を適用したMac OS X v10.3.6およびMac OS X Server v10.3.6が、Common Criteria EAL3の認定レベルを取得したことが判明しました。
Common Criteriaは、情報関連システムや情報関連製品について必要なセキュリティ要件に基づいて評価するための国際規格の名称です。
Common Criteria Tools 1.0はMac OS X v10.3.6以降もしくはMac OS X Server v10.3.6以降で動作し、設定や管理について記載された「Common Criteria Configuration and Administration Guide(PDF)」も配布されています。
FileMaker Server 7 AdvancedはXSLT 1.0に準拠
February 16, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開は、XSL Transformations (XSLT) 1.0およびXML Path Language (XPath) 1.0の仕様に準拠しています。
XSLTはXML文書を変換するための言語であり、XPathはXML文書の中の特定の要素を指し示す記述方法を定めた規格です。共にW3C勧告として公開されている標準仕様です。
なお、Web公開エンジンでは、XML文書の書式設定に用いられるXSL-FO(XSL Formatting Objects)はサポートされていません。