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FileMaker Server 7 AdvancedはXSLT 1.0に準拠
February 16, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開は、XSL Transformations (XSLT) 1.0およびXML Path Language (XPath) 1.0の仕様に準拠しています。
XSLTはXML文書を変換するための言語であり、XPathはXML文書の中の特定の要素を指し示す記述方法を定めた規格です。共にW3C勧告として公開されている標準仕様です。
なお、Web公開エンジンでは、XML文書の書式設定に用いられるXSL-FO(XSL Formatting Objects)はサポートされていません。
FileMaker Server 7 Advancedのサーバー構成例 (4)
February 15, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、3台のサーバーを使用したシステム構成にすることもできます。
この場合は、Webサーバー、Webサーバーモジュールおよび管理コンソールを1台目のサーバーに、Web公開エンジンを2台目のサーバーに、そしてFileMaker Serverを3台目のサーバーにインストールするという構成になります。
Webサーバーがインストールされているサーバーでは、Webサーバーが使用するポート以外にはTCP16010および16018番のポートが使用可能である必要があります。Web公開エンジンがインストールされているサーバーではTCP16008から16018番のポートが、FileMaker Server用のサーバーではTCP5003番のポートが使用可能になっている必要があります。
また、WebサーバーとWeb公開エンジン間ではTCP16016および16018番のポートが、Web公開エンジンとFileMaker Server間ではTCP5003番のポートが通信可能な状態になっている必要があります。
Mod_python 3.1.4 and 2.7.11
February 14, 2005
Mod_python 3.1.4およびMod_python 2.7.11がリリースされています。これらのバージョンにはセキュリティ脆弱性の修正のみが含まれています。
Mod_pythonはApacheのモジュールであり、Apacheのサーバーサイド処理をPythonで記述できるようにするものです。Mod_python 3.1.4はApache 2.0のみに対応していて、Apache 1.3を利用している場合にはMod_python 2.7.11を使用することになります。
Mod_python 3.1.4および2.7.11では、Mod_pythonのPublisherハンドラが原因で細工されたURLにより非公開ファイルの漏洩を許してしまう脆弱性(CAN-2005-0088)が修正されています。Publisherハンドラを使用している場合には、なるべく早く新しいバージョンにアップデートする必要があります。
Mac OS X Update 10.3.8
February 10, 2005
Appleから「Mac OS X Update 10.3.8」および「Mac OS X Server Update 10.3.8」がリリースされています。
Mac OS X v10.3.8の主な改良点は下記の通りです。以前に単体で実施された最新のセキュリティアップデートも含まれています。
・OpenGLテクノロジーの改良、ATIおよびNVIDIA対応のグラフィックスドライバのアップデート
・MacとPCが混在するネットワークでのファイル共有機能、およびディレクトリサービスの改良
・他社製アプリケーション、デバイスとの互換性の改良
また、「省エネルギー」環境設定オプションの「停電後に自動的に再起動する」が選択されていても、停電後にコンピュータが必ずしも自動的に再起動していなかった問題を解決しているとのことです。
Apache HTTP Server 2.0.53
February 09, 2005
Apache HTTP Server 2.0.53がリリースされています。このバージョンにはApache 2.0系列における2点のセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
悪意あるユーザーが大量の空白文字が含まれたヘッダーを送信することでDoS攻撃を受けてしまう脆弱性(CAN-2004-0942)が、Apache 2.0.53で修正されています。このセキュリティ脆弱性はApache 2.0.52およびそれ以前のバージョンのApache 2.0に存在するものです。
もう1点は、DirectoryあるいはLocationコンテキストにおいてSSLCipherSuiteディレクティブが使われ、特定の暗号アルゴリズムを指定している場合に、実際にはバーチャルホスト設定で許可されているあらゆる暗号アルゴリズムが許可されてしまう脆弱性(CAN-2004-0885)が修正されています。この脆弱性はApache 2.0系列ではApache 2.0.35からApache 2.0.52までのmod_sslに存在したもので、Apache 1.3系列ではmod_ssl 2.8.20 for Apache 1.3.31ですでに修正されています。
FileMaker Server 7 Advancedのサーバー構成例 (3)
February 08, 2005
2台のサーバーでFileMaker Server 7 Advancedを利用する場合、WebサーバーとWebサーバーモジュール、および管理コンソールを1台のサーバーにインストールし、Web公開エンジンとFileMaker Serverを2台目のサーバーにインストールするというバリエーションもあります。
この場合は、Webサーバー用のサーバーでは、TCPの16010番および16018番のポートが使用可能となっている必要があります。Web公開エンジンとFileMaker Serverをインストールしているサーバーでは、TCPの5003番および16008から16018番のポートが使用できる状態である必要があります。
2台のサーバー間ではAJPの通信ができるように、TCPの16016および16018番のポートで通信可能になっている必要があります。
なお、その他の2台のサーバーを使用した構成として、Web公開エンジンのみサーバーを別にするというバリエーションも一応可能です。
FileMaker Server 7 Advancedのサーバー構成例 (2)
February 07, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、2台のサーバーを使用したシステム構成にすることもできます。
2台のサーバーを使用した構成の1つとして、Web公開エンジン、Webサーバー、Webサーバーモジュールおよび管理コンソールを1台のサーバーにインストールし、FileMaker Serverを2台目のサーバーにインストールするというバリエーションがあります。
この構成では、Web公開に関連するすべてのソフトウェアコンポーネントがFileMaker Serverから分離されます。
WebサーバーやWeb公開エンジンをインストールしているサーバーでは、TCP16008から16018番のポートが使用可能となっている必要があります。FileMaker ServerをインストールしているサーバーではTCP5003番のポートが使用可能になっていて、かつ2台のサーバー間でTCP5003番のポートが通信可能になっている必要があります。
FileMaker Server 7 Advancedのサーバー構成例 (1)
February 04, 2005
FileMaker Server 7 Advancedをインストールするにあたって、1台から3台のサーバーを使用したシステム構成にすることができます。複数台のサーバーで運用する場合、各サーバーのOSを統一する必要は特にありません。
最も単純な構成は、FileMaker Server、Web公開エンジン、およびすべての関連ソフトウェアコンポーネントを1台のサーバーにインストールして運用する構成です。
注意点として、TCPポート番号の5003、および16008から16018番のポートが使用可能となっている、すなわち他のプロセスに使用されていない状態である必要があります。
TELWatcher 3.0 for Windows/Mac OS X
February 03, 2005
株式会社キー・プランニングが、CTI(Computer Telephony Integration)ソフトウェア「TELWatcher 3.0 for Windows/Mac OS X」を発表しています。
TELWatcher 3.0では、新たにFileMaker Pro 7に対応し、電話発信機能が追加されています。従来のISDN回線対応に加え、アナログ回線にも対応可能となっています。
対応データベースは、ファイルメーカーPro 5、5.5、6、およびFileMaker Pro 7です。価格は1ライセンス税込13,440円、アップグレード価格は税込6,090円となっています。
URLに非ASCII文字列を含める場合の留意点
February 02, 2005
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、XMLデータおよびオブジェクトにアクセスするためのURLは、非ASCII文字列についてはURLエンコードされたUTF-8形式の文字列を利用する必要があります。
例えば、「data」フィールドの値を「XMLデータ」に設定する場合には、下記のようなURLを使用します。
(例)http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=dbname