FAMLog
FileMaker Web News:第61回 2013年春号
April 05, 2013
■FileMaker Server 12.0v4のインストーラが公開(2013年4月)
FileMaker Server 12.0v4のインストーラが2013年4月に公開されました。管理サーバーとWeb公開エンジンがJava 7に対応しており、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 Advancedの最新版はバージョン12.0v4となっています。
[関連]FileMaker Server 12.0v4で管理サーバーとWeb公開エンジンがJava 7に対応(FAMLog)
■FileMaker Server 11.0v5 アップデータが公開(2013年2月)
FileMaker Server 11.0v5 アップデータが2013年2月に公開されました。OS X Mountain LionでもWeb公開機能を利用できるようになっており、FileMaker Server 11およびFileMaker Server 11 Advancedの最新版はバージョン11.0v5となっています。
[関連]FileMaker Server 11.0v5 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Go 11の販売終了予定日
April 04, 2013
ファイルメーカー社が、2013年9月30日をもってFileMaker Go 11 for iPadとFileMaker Go 11 for iPhoneの販売を終了すると発表しています。
FileMaker Go 11(旧名称:FileMaker Go 1.2)は、iTunes App Storeで販売されており、現在iPad版の価格は3,450円、iPhone版の価格は1,700円となっています。FileMaker Go 11を2013年9月30日までに購入していればiTunes App Storeからダウンロードすることは可能ですが、それ以降はFileMaker Go 11を新しいデバイスのために購入できなくなるとのことです。
FileMaker Go 11は、ファイルの拡張子が「.fp7」であるFileMakerデータベースファイルしか開くことができず、FileMaker Pro 12で作成されたデータベースファイルと互換性がありません。FileMaker Go 12については引き続きiTunes App Storeから無料でダウンロードできるので、今後はバージョン12へのバージョンアップを検討しなければならないケースも出てくることでしょう。
[関連]FileMaker 12 製品ラインではファイル形式が変更(FAMLog)
APPLE-SA-2013-03-14-2 Safari 6.0.3
March 22, 2013
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「Safari 6.0.3」が配布されています。
Safari 6.0.3では多数の脆弱性が修正されています。Safari 6.0.3は、OS X Mountain Lion v10.8.3に同梱されている他、OS X Mountain Lion v10.8.2、OS X Lion v10.7.5およびOS X Lion Server v10.7.5でも利用可能です。
なお、Mac OS X Snow Leopard用のSecurity Update 2013-001にはSafari 5.1.8が同梱されており、Mac OS X Snow Leopardでは10ヶ月ぶりにSafariが更新されていますが、修正内容の詳細については不明のままとなっています。
[関連]Apple、Snow Leopard向けのSafari更新版を10カ月ぶりに提供(ITmedia エンタープライズ)
FileMaker Developer Conference 2013のスケジュールが公開
March 14, 2013
FileMaker, Inc.が、今年の8月12日から8月15日まで米国カリフォルニア州サンディエゴにあるHilton San Diego Bayfrontにて開催される「FileMaker Developer Conference 2013」のスケジュールを公開しています。
このカンファレンスに2013年6月18日までに参加登録を完了すると、早期登録優待プロブラムにより参加登録費が23,000円割引されます。また、有償でカンファレンスに出席する参加者は特典として、58,000円相当のFileMaker Pro Advancedを受け取ることができます。
今年は「Platform for Innovation(イノベーションのためのプラットフォーム)」というテーマが掲げられており、全スケジュールのリストについてはhttp://www.filemaker.co.jp/devconで確認できます。
(2015/03/25追記:リンク先のURLを変更しました。また、リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。)
Mac版FileMaker Server 11.0v5ではインストールされるPHPのバージョンが更新
March 13, 2013
Mac版FileMaker Server 11.0v5ではインストールされるPHPのバージョンが更新されています。
バージョン11.0v5では、Mac OS X Leopardの場合はPHP 5.3.3、Mac OS X Snow Leopardの場合はPHP 5.3.8、OS X LionおよびOS X Mountain Lionの場合はPHP 5.3.15がインストールされるようになっています。なお、Windows版では、バージョン11.0v3と同様にPHP 5.2.17がインストールされます。
Mac OS X LeopardとMac OS X Snow LeopardではインストールされるPHPのバージョンが古いことや、Mac OS X Snow LeopardでFileMaker Server 12を運用することが今後推奨されなくなったことから、OS XでFileMaker Server 11.0v5を利用する際にはOS X LionもしくはOS X Mountain Lionの使用が推奨されます。
[関連]FileMaker Server 11.0v5 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 12の動作環境として今後推奨されないOSの一覧(FAMLog)
FileMaker Server 11.0v5はOS X Mountain Lionに対応
March 08, 2013
2013年2月にアップデータが公開されたFileMaker Server 11.0v5はOS X Mountain Lionに対応しています。
FileMaker Server 11.0v4およびそれ以前ではOS X Mountain LionでWeb公開機能を利用できませんでした。バージョン11.0v5ではOS X Mountain LionでもWeb公開機能を使用できるようになっており、PHP 5.3.15がインストールされるようになっています。
なお、OS X Mountain Lionでは、FileMaker Server 11.0v5 アップデータではなく、FileMaker Server 11.0v5 インストーラを使用しなければならないのでその点は注意が必要です。インストール時にGatekeeperによる開発元が未確認である旨のエラーメッセージが表示されるだけでなく、その他にも既知の問題点があるため、必ずFileMaker ナレッジベースにある記事を参照するようにしてください。
[関連]OS X Mountain Lion と FileMaker 製品の互換性(FileMaker ナレッジベース)、ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 11.0v5 および FileMaker Server 11.0v5 Advanced(FileMaker ナレッジベース)
Ruby 2.0.0-p0が公開
February 25, 2013
Ruby 2.0系列の安定版である「Ruby 2.0.0-p0」が2013年2月24日に公開されています。
Ruby 2.0.0では、キーワード引数やDTraceがサポートされ、デフォルトのスクリプトエンコーディングがUTF-8に変更されています。その他にも、Rubyへの要求の多様化・大規模化に対応するため、数多くの新機能や改良が加えられています。
Ruby 1.9からRuby 2.0への移行は、Ruby 1.8からRuby 1.9への移行より苦労する点は少ないものの、iconvが削除されている点や、ABI互換性がなくなっている点など、非互換がいくつか存在するので注意が必要です。
MacBook Pro Retinaディスプレイモデルがアップデート
February 15, 2013
アップルが、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルを新しいプロセッサーにより高速化し、エントリーモデルの価格を引き下げることを発表しています。
新しいMacBook Pro Retinaディスプレイモデルは、13インチの下位モデルを除きプロセッサーが0.1GHz高速化されています。税込価格は、13インチモデルが138,800円から、15インチモデルが198,800円からとなっています。
同時にMacBook AirおよびRetinaディスプレイモデルではないMacBook Proについては価格が変更され、値上げされています。また、MacBook Proの15インチ・2.6GHzモデルが販売終了になっています。
FileMaker Server 11.0v5 アップデータが公開
February 14, 2013
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 11.0v5 アップデータ」を公開しています。また、アップデータと同時にインストーラも公開されています。
FileMaker Server 11.0v5 アップデータは、FileMaker Server 11またはFileMaker Server 11 Advancedをバージョン11.0v5(11.0.5.510)に更新するものです。バージョン11.0v5では、ストレス状況下においてデータベースサーバーが応答を停止してクライアントが切断できなくなる問題や、管理者がクライアントを切断してもクライアントが接続を保持し続けてしまうデッドロック問題などが修正されています。OS X Mountain Lionとの互換性が改善されて、OS X Mountain LionでもWeb公開機能を利用できるようになった他、OS XではインストールされるPHPのバージョンが更新されています。
アップデータを適用する際には、あらかじめFileMaker ServerとWeb公開エンジン、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS 11 Update Read Me (Japanese).pdf」に記載されています。
(2013/03/13追記:「OS Xではバージョン5.3系統のPHPをインストールするようになっています」を「OS XではインストールされるPHPのバージョンが更新されています」に記述を変更しました。)
Java SE 7 Update 13とJava SE 6 Update 39が公開
February 05, 2013
Java SE 7 Update 13とJava SE 6 Update 39が公開されています。
Java SE 7 Update 13とJava SE 6 Update 39では複数の脆弱性が修正されており、できる限り早くアップデートすることが強く推奨されています。
なお、Mac OS X Snow LeopardだけでなくOS X LionおよびOS X Mountain Lionにおいても、OSに内蔵されているマルウェア感染防止機能で使用する定義ファイルが更新されており、古いバージョンのJavaやJavaプラグインは使わずに最新版への更新が推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2013-02-01-1 Java for Mac OS X v10.6 Update 12(FAMLog)