FAMLog
FileMaker Pro 14の新機能:チェックボックスのチェックマーク
August 03, 2015
FileMaker Pro 14では、チェックボックスでチェックをつけている場合に表示する記号を選ぶことができるようになり、新たにチェックマークを表示させることができるようになっています。
インスペクタを使用することで、コントロールスタイルを「チェックボックス」にしているフィールドに対して、チェックをつけている場合の表示としてチェックマークとXのどちらを表示するか選択できます。
上記の記号はインスペクタの[データ]タブにある[アイコン]のメニューから指定できますが、このメニューは同じタブにある[コントロールスタイル]の値を「チェックボックス」にしている場合のみ表示されます。
FileMaker Pro 14で名称が変更されたスクリプトステップ
August 04, 2015
FileMaker Pro 14では一部のスクリプトステップの名称が変更されています。
バージョン14では、[スクリプトアニメーション設定]スクリプトステップは[レイアウトオブジェクトアニメーション設定]に、[スクリプトの管理を開く]スクリプトステップは[スクリプトワークスペースを開く]に名称が変更されました。
なお、バージョン14では[QuickTime を挿入]スクリプトステップは削除されました。[QuickTime を挿入]スクリプトステップの代わりに[オーディオ/ビデオを挿入]スクリプトステップを使用するように変更する必要があります。
第21回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
August 05, 2015
2015年8月22日(土)午前10時より「第21回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、FMAngular、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/21
FileMaker製品のWindows 10対応状況
August 06, 2015
ファイルメーカー社が、FileMaker製品のWindows 10対応状況をFileMaker ナレッジベースで案内しています。
FileMaker Pro 14とFileMaker Pro 14 AdvancedはWindows 10をサポートしますが、Office 365を使用してメールを送信すると“不明なエラー: -1”が生成される問題があるとのことです。Windows 10のMicrosoft EdgeでFileMaker WebDirectを使用した場合には、データの確定後に改行コードが無視される、フィールド内でデータの削除ができない、オブジェクトフィールドへのファイルのドラッグアンドドロップができないなどといった複数の問題が現時点で確認されています。
FileMaker Server 14は元々Windows 7やWindows 8.1をサポートしておらず、Windows 10もサポートしません。なお、FileMaker 13およびそれ以前の製品は、Windows 10上でテストされておらず、Windows 10上での動作がサポートされていません。
[関連]Windows 10 と FileMaker 14 製品の互換性(FileMaker ナレッジベース)、Windows 10 と、FileMaker 13 以前の製品との互換性(FileMaker ナレッジベース)
CakePHP 3.0.11が公開
August 07, 2015
CakePHP 3.0.11が公開されています。
CakePHPは、PHP用のWebアプリケーションフレームワークです。CakePHP 3.0系統の保守リリースであるCakePHP 3.0.11では、2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。CakePHP 2からCakePHP 3にバージョンアップする際には、移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
CakePHPはバージョン3.1系統の開発も進められており、現在バージョン3.1.0-beta2が公開されている状況です。なお、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)は現在のところCakePHP 3に対応していません。
PHP 5.6.12、PHP 5.5.28およびPHP 5.4.44が公開
August 10, 2015
「PHP 5.6.12」、「PHP 5.5.28」および「PHP 5.4.44」が公開されています。
PHP 5.6.12、PHP 5.5.28およびPHP 5.4.44では多数のセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 5.4系統の保守は今年の9月中旬に終了する予定となっており、さらにPHP 5.5系統は今後積極的な不具合の修正は行われない予定となっています。
なお、PHPはバージョン7系統の開発も進められており、現在「PHP 7.0.0 Beta 3」が公開されている状況です。
CakePHP 2.5.9、CakePHP 2.6.11およびCakePHP 2.7.2が公開
August 11, 2015
CakePHP 2.5.9、CakePHP 2.6.11およびCakePHP 2.7.2が公開されています。
CakePHPは、MITライセンスで提供されるオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。CakePHP 2.5.9、CakePHP 2.6.11およびCakePHP 2.7.2では2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、一部非推奨となっている機能もあるため、CakePHP 2.6系統からCakePHP 2.7系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
FileMaker Pro 14の新機能:ボタンアイコン
August 12, 2015
FileMaker Pro 14では、ボタンにアイコンをすぐに設定できる機能が追加されていて、標準で140種類のボタンアイコンが用意されています。
ボタンアイコンの色やサイズを変更したり、条件付き書式を適用できる他、独自のカスタムアイコンをインポートすることもできます。カスタムアイコンとして使用するボタンアイコンは、SVGまたはPNGフォーマットである必要があります。
なお、FileMaker Pro 14で利用できるボタンアイコンは、ボタンアイコンがサポートされていない旧バージョンのFileMaker Proでは正しく表示されないので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro のボタンラベル(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14 SVG Grammar for Button Icons(FileMaker)
OpenSSH 7.0が公開
August 13, 2015
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.0」が公開されています。
OpenSSH 7.0では、sshdのセキュリティ脆弱性が複数修正されています。バージョン7.0では、安全でない暗号を使用しないようにするために廃止された機能が複数あり、互換性や既存の設定に一部影響するものもあるので注意が必要です。
なお、バージョン6.7でtcpwrappers/libwrapのサポートが削除されているので古いバージョンからバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。
[参考]OpenSSH 7.0/7.0p1 がリリースされました.(春山 征吾のくけー)
APPLE-SA-2015-08-13-1 Safari 8.0.8, Safari 7.1.8, and Safari 6.2.8
August 14, 2015
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 8.0.8、Safari 7.1.8およびSafari 6.2.8が配布されています。
Safari 8.0.8、Safari 7.1.8およびSafari 6.2.8では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。Safari 6.2.8はOS X Mountain Lion v10.8.5向け、Safari 7.1.8はOS X Mavericks v10.9.5向けのものです。
現在OS X Lion向けにSafariの更新は行われておらず、OS X Mountain Lion以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。また、Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
2015年8月「INTER-Mediator《大》勉強会」発表資料
August 17, 2015
2015年8月8日に行われた「INTER-Mediator《大》勉強会」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker Serverで使うINTER-Mediator(PDF形式/ファイルサイズ:約2.8MB)
「INTER-Mediator-with-FMS.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
c6d82bcf4e82955a482fe2a928fc3cdd17c6ba2e
■関連リンク
・INTER-Mediator
http://inter-mediator.com/
・データベースごとの固有の事情(INTER-Mediator詳細マニュアル)
http://inter-mediator.info/ja/for-developers/db.html
(2022年5月10日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
APPLE-SA-2015-08-13-2 OS X Yosemite v10.10.5 and Security Update 2015-006
August 18, 2015
AppleからOS X Yosemite v10.10.5およびSecurity Update 2015-006が公開されています。
Security Update 2015-006は、OS X Mountain Lion v10.8.5およびOS X Mavericks v10.9.5用のものがそれぞれ用意されており、多数のセキュリティに関わる修正が含まれています。
このアップデートにより、OpenSSLはバージョン0.9.8zgに、OS X YosemiteのPHPはバージョン5.5.27に、OS X MavericksのPHPはバージョン5.4.43に更新されます。また、OS X Yosemiteでは、Apache HTTP Serverはバージョン2.4.16に、cURLはバージョン7.43.0に更新されます。
APPLE-SA-2015-08-13-3 iOS 8.4.1
August 19, 2015
iOS 8.4.1の提供が開始されています。
iOS 8.4.1にはApple Musicに関する機能改善と修正が含まれています。また、このアップデートにはセキュリティに関わる修正も多数含まれています。
iOS 8.4.1に更新できる対象機種は、iPhone 4s、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、第5世代のiPod touch、iPad 2、第3世代および第4世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、iPad mini、iPad mini 2(iPad mini Retinaディスプレイモデル)およびiPad mini 3です。
APPLE-SA-2015-08-13-4 OS X Server v4.1.5
August 20, 2015
OS X Server 4.1.5では1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
バージョン4.1.5では、BINDのnamedに対する外部からのサービス不能(DoS)攻撃が可能となる脆弱性が修正され、BINDがバージョン9.9.7-P2に更新されています。
OS X Server 4は、Mac App Storeで購入してOS X Yosemiteに追加できます。価格は2,400円(2015年8月20日現在)で、OS X Server v4.0からのアップデートは無料です。なお、OS X Server v4.1.5の利用にはOS X Yosemite v10.10.5が必要です。
[関連](緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(株式会社日本レジストリサービス(JPRS))
Ruby 2.2.3、Ruby 2.1.7およびRuby 2.0.0-p647が公開
August 21, 2015
「Ruby 2.2.3」、「Ruby 2.1.7」および「Ruby 2.0.0-p647」が公開されています。
Ruby 2.2.3、Ruby 2.1.7およびRuby 2.0.0-p647では、RubyGemsにおけるドメイン名検証の脆弱性が修正されています。
なお、Ruby 2.0.0の保守は2016年2月24日で終了する予定となっているため、今後はRuby 2.2系統もしくはRuby 2.1系統に移行することが推奨されます。
INTER-Mediator 5.2を公開
August 24, 2015
「INTER-Mediator 5.2」を公開しました。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースと連動するWebアプリケーションを開発できます。
バージョン5.2では、PDOでレコードの複製およびLDAP認証をサポートし、PHP 5.2/5.3向けにファイルアップロードコンポーネントにおけるPHPのmove_uploaded_file関数でNULLバイト攻撃できる問題(CVE-2015-2348、PHP 5.4.39/PHP 5.5.23/PHP 5.6.7で修正済み)への対策を行いました。同時に、バージョン5.2をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。VMを利用する上での利便性を高めるアップデートも行っています。
FileMaker 14に対応したホスティングサービス「FMPress14」
August 25, 2015
FileMaker 14に対応したホスティングサービス「FMPress14」の受付を2015年8月5日より開始しました。また、FMPressで提供している、FileMakerデータベースからWebアプリを生成・運用できるサービス「FMPress Publisher」もバージョン2.5にバージョンアップして本日より提供を開始しました。
FMPress14は、FileMaker Pro 14のデータベースを共有・公開できるホスティングサービスです。データベースサーバーにFileMaker Server 14を利用してサーバーを運用することができます。FMPressで利用できるFMPress Publisherのバージョン2.5では、FileMaker Pro 14 Advancedで出力されたデータベースデザインレポート(DDR)に対応し、FileMaker 14のボタンバーとボタンアイコンに対応しました。
FMPress14の料金は月額29,800円(税別)で、同サービスのサーバー上で稼働させるFileMaker Serverのライセンスが必要です。
APPLE-SA-2015-08-20-1 QuickTime 7.7.8
August 26, 2015
AppleからWindows版の「QuickTime 7.7.8」が公開されています。
Windows版のQuickTime 7.7.8では、9件のセキュリティ脆弱性が修正されています。悪意のある細工が施されたファイルを開くことで、任意のコードが実行される恐れのある脆弱性が修正されています。
QuickTime 7.7.8で修正された脆弱性は、OS X Mountain LionおよびOS X MavericksについてはSecurity Update 2015-006で、OS X YosemiteについてはOS X Yosemite v10.10.5で修正されています。
[関連]APPLE-SA-2015-08-13-2 OS X Yosemite v10.10.5 and Security Update 2015-006(FAMLog)
OpenSSH 7.1が公開
August 27, 2015
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.1」が2015年8月下旬に公開されています。
OpenSSH 7.1では、OpenSSH 7.0にPermitRootLogin=prohibit-password/without-passwordでの論理的なエラーが含まれていた点が修正されています。コンパイル時の設定に依存しており、他の認証方式を禁止してrootへのパスワード認証を許可してしまう場合があったとのことです。
なお、バージョン7.0で、安全でない暗号を使用しないようにするために廃止された機能が複数あり、互換性や既存の設定に一部影響するものもあるので、古いバージョンからバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。
[参考]OpenSSH 7.1/7.1p1 がリリースされました.(春山 征吾のくけー)
FileMaker Pro 14の新機能:起動センター
August 28, 2015
FileMaker Pro 14では、クイックスタート画面が「起動センター」に置き換わっています。新しく導入された起動センターでは、すべてのFileMakerソリューションが見やすく整理され、必要なソリューションをすぐに見つけることができます。
見栄えのするアイコンが29種類用意されており、[ファイルオプション]ダイアログボックスで起動センターに表示するソリューションのアイコンを自由に選択、指定できます。また、カスタムアイコンを指定することも可能です。
起動センターでは、FileMakerプラットフォーム全般を通じて一貫した方法でソリューションアイコンを表示することができ、ローカルならびに共有FileMaker Proソリューションを開く、他のファイルの変換、およびお気に入りのファイルとホストの管理をすべて1つの場所で行えます。
[関連]FileMaker Pro のソリューション起動センター(FileMaker ナレッジベース)
(2019/02/05追記:リンク先のURLを変更・修正しました。)
Apache Tomcat 7.0.64とApache Tomcat 8.0.26が公開
August 31, 2015
Apache Tomcat 7.0.64とApache Tomcat 8.0.26が2015年8月下旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0.64およびApache Tomcat 8.0.26では、非同期通信時におけるタイムアウト処理の扱いが改善されている他、多数の不具合修正や機能改善が行われています。なお、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.0系統です。FileMaker Server 13とFileMaker Server 14のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使われていて、バージョン13.0v5以降およびバージョン14ではApache Tomcat 7.0.55が使用されています。