FAMLog


FileMaker Go 15の新機能:App Extensionsによる他のiOSアプリとの連携

May 01, 2017

FileMaker Go 15ではApp Extensionsが新たにサポートされています。

App ExtensionsがサポートされたFileMaker Go 15では、iOSデバイス上にある他のアプリケーションに備わっている固有の機能を活用してFileMakerデータベースのコンテンツを共有および修正できます。

モバイルプリンターにデータを送信したり、写真編集アプリで写真を修正したり、会社専用アプリと情報交換するなど、以前のバージョンと比べてさまざまなことが新たにできるようになっています。

[関連]FileMaker Go 15の新機能:クラウドストレージサービスとの連携(FAMLog)

Tag: FileMaker

Ruby on Rails 5.1が公開

May 02, 2017

Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 5.1」が2017年4月下旬に公開されています。

バージョン5.1では、JavaScriptの依存管理をnpmからYarnに変更できるようになり、さらにオプションでwebpackを簡単にRailsアプリに統合できるようになっています。その他、Railsアプリの秘密情報を安全に管理できるようになるなど、数多くの新機能が追加されています。

なお、バージョン5.1系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

[関連]Ruby on Rails 5.1リリースノート(Ruby on Rails ガイド)

Tag: Ruby

LibreSSL 2.5.4が公開

May 08, 2017

LibreSSL 2.5.4が公開されています。

LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.5.4では、セキュリティ脆弱性が修正されており、証明書の検証が行われない場合があった問題が解決されています。

現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.5.4であり、LibreSSLはバージョン2.6系統の開発が今後進められる予定となっています。

[関連]OS X El CapitanおよびmacOS SierraのApache HTTP ServerではLibreSSLを利用(FAMLog)

Tag: Security

Cyberduck 6.0が公開

May 09, 2017

オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 6.0」が公開されています。

Cyberduck 6.0では、Microsoft OneDriveやクライアントサイドの暗号化手法であるCryptomator等が新たにサポートされています。また、ブラウザーウインドウでローカルファイルシステムを閲覧できるになっています。

CyberduckのライセンスはGPLであり、Mac版についてはOS X Lion v10.7以降、Windows版についてはWindows Vista以降で動作します。

Tag: Mac

FileMaker 16 プラットフォームが登場

May 10, 2017

ファイルメーカー社が、FileMaker 16 プラットフォームを2017年5月10日から販売を開始すると発表しています。

FileMaker 16 プラットフォームの各製品は日本国内では下記の価格にて販売され、「FileMaker Go 16」についてはiTunes App Storeから無料で入手可能です。

・FileMaker Pro 16:38,000円(税別)
・FileMaker Pro 16 Advanced:63,000円(税別)
・FileMaker Server 16:99,000円(税別、ボリュームライセンスのみ)
・FileMaker Licensing for Teams (FLT) 5 ユーザ接続:96,000 円(年間利用料金、最大500ユーザ接続まで購入可能)

FileMaker Go、FileMaker WebDirectもしくはFileMaker Pro(ユーザ接続用)からFileMaker Server 16にアクセスするには、有償のFileMaker Server 接続ライセンス(同時接続ライセンスもしくはユーザ接続ライセンス)が必要です。なお、FileMaker Pro 16では、OS X Yosemite v10.10はサポート対象外となっています。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 16はFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲

May 11, 2017

FileMaker Pro 16のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。

同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 16、FileMaker Pro 16 AdvancedおよびFileMaker Go 16はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。

ただし、FileMaker Pro 16では新しい機能や関数が追加されています。FileMaker Pro 16の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14および15)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる可能性があるので注意が必要です。

[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 16のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー

May 12, 2017

FileMaker Server 16では、FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。

バージョン16では、Safari 9およびMobile Safari 9がサポート対象外となり、Google Chromeはバージョン55以上、Microsoft Edgeはバージョン38に対応しています。FileMaker Server 16のFileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーは次の通りです。

・macOSの場合:Safari 10.0.x、Google Chrome 55以上
・Windowsの場合:Google Chrome 55以上、Internet Explorer 11.x、Microsoft Edge 38
・iOSの場合:iOS 10.x上のMobile Safari 10.0.x
・Androidの場合:Android 6.x上のGoogle Chrome 55以上

サポートされるモバイルデバイスは、iOSの場合はiPad Pro(12.9インチおよび9.7インチ)、iPad Air 2、iPad mini 4、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6sおよびiPhone 6s Plusとなっています。Androidについては、2GB以上のRAM、1.4GHzおよびクアッドコアプロセッサー以上、そして5インチ以上の画面サイズが必要条件となっています。

[関連]FileMaker Server 15のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)、FileMaker Server 16 技術仕様(FileMaker)

Tag: FileMaker

PHP 7.0.19とPHP 7.1.5が公開

May 15, 2017

PHP 7.0.19PHP 7.1.5が公開されています。

PHP 7.0.19とPHP 7.1.5では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

なお、FileMaker Server 16に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン5.6および5.5のPHPをサポートしています。

Tag: Apache

FileMaker Pro 16の動作環境

May 16, 2017

macOS版FileMaker Pro 16およびFileMaker Pro 16 Advancedの動作環境は、OS X El Capitan v10.11もしくはmacOS Sierra 10.12となっており、OS X Yosemite v10.10が動作環境の対象から外されています。

Windows版FileMaker Pro 16およびFileMaker Pro 16 Advancedの動作環境は、Windows 7 SP1(Professional EditionおよびUltimate Edition)、Windows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくはWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっています。バージョン15と同様、Windows版では32ビットバージョンと64ビットバージョンの2つのバージョンが用意されています。

なお、Windowsでは、FileMaker Proおよびランタイムソリューションに、Microsoft .NET Frameworkのバージョン4.6以上が必要となっています。

[関連]FileMaker Pro 16 および FileMaker Pro 16 Advanced リリースノート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 15の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2017-05-15-1 macOS 10.12.5

May 17, 2017

macOS Sierra 10.12.5OS X El Capitan v10.11.6用およびOS X Yosemite v10.10.5用のSecurity Update 2017-002が公開されています。

上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれている他、macOS Sierra 10.12.5ではBoot Campを使ってWindows 10 Creators Updateのメディアフリー・インストールができるようになっています。

FileMaker Serverはバージョン15.0.2以降でmacOS Sierraに対応していますが、バージョン14およびそれ以前のFileMaker ServerについてはmacOS Sierraに正式に対応する予定はない模様です。

Tag: Security

APPLE-SA-2017-05-15-7 Safari 10.1.1

May 18, 2017

Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 10.1.1が配布されています。

多数の脆弱性が修正されたSafari 10.1.1は、OS X Yosemite v10.10.5およびOS X El Capitan v10.11.6で利用できます。また、同時に公開されたmacOS Sierra 10.12.5にもSafari 10.1.1が含まれています。

OS X Mavericks用のSafari 10は提供されておらず、OS X Yosemite以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。

[関連]APPLE-SA-2017-05-15-1 macOS 10.12.5(FAMLog)

Tag: Security

APPLE-SA-2017-05-15-2 iOS 10.3.2

May 19, 2017

iOSデバイス向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 10.3.2の提供が開始されています。

iOS 10.3.2には不具合の修正だけでなくセキュリティに関わる修正も含まれており、KernelやWebKit、SQLite等の脆弱性が修正されています。

アップデートの対象機種は、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、第6世代のiPod touch、第4世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、第5世代のiPad、iPad Pro(12.9インチ、9.7インチ)、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。

Tag: Security

2017年5月「Frontiers' Conference 2017」発表資料

May 22, 2017

2017年5月20日から5月21日にかけて行われた「Frontiers' Conference 2017」で発表した資料を公開しました。

・ダウンロード:「FileMaker Server管理者のためのServerspec入門(2017年版)」(PDF形式/ファイルサイズ:約180KB)

「serverspec-and-filemaker-server-2017.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
0a4951ab93c746b1022dc093d20ebe9a9dc7b81c353305317f3a7433ed41f620

■関連リンク

http://serverspec.org/

https://github.com/mizzy/serverspec

https://www.slideshare.net/mizzy/serverspec-hbstudy45

https://www.slideshare.net/mizzy/serverspec-at-testing-framework-meeting



[関連]2010年10月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、2013年6月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)

(2022年4月21日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 16でサポートされるクライアントアプリケーション

May 23, 2017

FileMaker Server 16でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。

・FileMaker Pro(バージョン16、15および14)
・FileMaker Pro Advanced(バージョン16、15および14)
・FileMaker Go(バージョン16、15および14)
・iOS App SDKを使用して作成されたiOSアプリケーション
・FileMaker WebDirect
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアントアプリケーション
・Web公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebブラウザーや他のアプリケーション
・FileMaker Data APIを使用してデータにアクセスするWebブラウザーや他のアプリケーション

FileMaker Go、FileMaker WebDirect、FileMaker Pro(ユーザ接続ライセンスクライアント)およびiOS App SDKを使用して作成されたiOSアプリケーションからFileMaker Server 16にアクセスするにはFileMaker Server 接続ライセンス(同時接続ライセンスもしくはユーザ接続ライセンス)が必要です。

なお、有償のFileMaker ProやFileMaker Pro Advanced、カスタムWeb公開(CWP)、FileMaker Data APIそしてODBC/JDBCを利用する場合にはFileMaker Server 接続ライセンスは不要です(2017年5月現在)。

[関連]FileMaker Server 15でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 16で非推奨になった機能

May 24, 2017

FileMaker, Inc.が、2017年5月にFileMaker Server 16で非推奨になった機能についてFileMaker Knowledge Baseで案内しています。

FileMaker Server 16において非推奨となり今後廃止される予定の機能一覧は下記の通りです(2017年5月現在)。

・スタンバイサーバー
・Windows Server 2008 R2のサポート

上記の内容は今後サポートされなくなる可能性がある項目であり、別のAPI、技術または代替機能を利用するようにソリューションを変更したり、利用環境を更新することが推奨されています。

[関連]FileMaker 15で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Server 16 Technical Specifications(FileMaker)

Tag: FileMaker

2017年5月「INTER-Mediator勉強会2017-#3」発表資料

May 25, 2017

2017年5月24日に行われた「INTER-Mediator勉強会2017-#3」で発表した資料を公開しました。

・ダウンロード:FileMaker Server 16の新機能と改善点(PDF形式/ファイルサイズ:約980KB)

「FMS16_NewFeatures.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
73e37fb4c5e4536c0d87cf6596052a173c2e0fed98b18806ba0cc1e3564d256d

■関連リンク

FileMaker Server 16 ヘルプ(FileMaker)

FileMaker Server 16 リリースノート(FileMaker ナレッジベース)

FileMaker 16 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)

Deprecated features in FileMaker 16(FileMaker Knowledge Base)



(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

CakePHP 2.9.9が公開

May 26, 2017

CakePHP 2.9.9が公開されています。

CakePHP 2.9.9は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.4.7ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。

Tag: Apache

FileMaker Pro 13とFileMaker Go 13はFileMaker Server 16に接続不可

May 29, 2017

FileMaker Pro 13、FileMaker Pro 13 AdvancedおよびFileMaker Go 13は、FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン16のFileMaker Serverには接続できません。

FileMaker Server 16に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker Pro、FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョンはバージョン14.0.4以降となっています。FileMaker Pro 16のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン13のFileMakerソフトウェアからFileMaker Server 16に接続することはできないので要注意です。

なお、FileMaker 13 製品ラインのテクニカルサポートは2017年9月22日をもって終了する予定となっています。

[関連]FileMaker Server 16でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)、
FileMaker 13 製品ラインのサポート終了のお知らせ
(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Apache Tomcat 8.5.15、Apache Tomcat 8.0.44およびApache Tomcat 7.0.78が公開

May 30, 2017

Apache Tomcat 8.5.15、Apache Tomcat 8.0.44およびApache Tomcat 7.0.78が2017年5月中旬に公開されています。

現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.5系統です。Apache Tomcat 8.5.15、Apache Tomcat 8.0.44およびApache Tomcat 7.0.78では主に不具合の修正が行われており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M21が公開されている状況です。

なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14、FileMaker Server 15およびFileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されていて、バージョン16.0.1ではApache Tomcat 7.0.72が使用されています。

[関連]JVNVU#95420726:  Apache Tomcat にセキュリティ制限回避の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.78、8.0.44および8.5.15ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)

(2017/06/14追記:関連記事へのリンクを追加しました。)

Tag: Apache

FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)

May 31, 2017

FileMaker Server 16では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が新機能として追加されています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能であり、2018年9月27日が試用期限となっています。試用期間終了後、FileMaker Data APIを利用できなくなるので注意が必要です。

FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことです。

Tag: FileMaker

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