FAMLog
FileMaker 17 資格認定試験の日本語版が開始
September 03, 2018
FileMaker 17 プラットフォームに対応した日本語の資格認定試験の提供が開始されています。
FileMaker資格認定は、FileMaker, Inc.によって提供される公式の資格認定です。FileMaker 17 資格認定試験の合格者は、認定証の授与に加え、Webサイトや名刺でFileMaker資格認定ロゴを使用できます。
資格認定試験「Developer Essentials for FileMaker 17」は、ピアソンVUEが提供する世界中の試験会場で、コンピューターを使用して実施されます。日本語のほか英語でも受験でき、受験料は18,000円(税別)です。
Apache Tomcat 8.5.33とApache Tomcat 9.0.11が公開
September 04, 2018
Apache Tomcat 8.5.33とApache Tomcat 9.0.11が2018年8月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.33およびApache Tomcat 9.0.11では、RequestDispatcherおよびWebアプリケーションのクラスローダーにおいてURLのパスが正しくデコードされていなかった問題が修正された他、多数の不具合が修正されています。Apache Tomcat 8.0系列については2018年6月30日にサポートが終了し、2018年10月になるとApache Tomcat 8.0のダウンロードページが削除される予定となっています。
なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
curl 7.61.1が公開
September 05, 2018
curl 7.61.1が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.61.1では、HTTP/2を処理する際の不具合が修正されている他、1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。これにより、REST APIを用いて各種WebサービスやアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを手軽に作成することが可能です。
[関連]Nghttp2 v1.33.0(nghttp2.org)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:一新されたレイアウトモード
September 06, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、レイアウトモードが一新され、レイアウト作成のための環境がさらに合理化されています。
バージョン17では、レイアウトモードにおいて、インスペクタ、オブジェクトパネルのフィールドタブおよびオブジェクトタブがドキュメントウインドウ内のパネルとして表示されるようになっています。また、オブジェクトパネルのフィールドタブでは、フィールドをレイアウトに配置する際にコントロールスタイルを選ぶことができるようになっています。
インスペクタおよびオブジェクトパネルを個別に表示または非表示にすることが可能である一方、従来のバージョンのように別のインスペクタウインドウを開くには[表示]メニューの[インスペクタ]>[新規インスペクタ]を選択します。
CakePHP 2.10.12が公開
September 07, 2018
CakePHP 2.10.12が公開されています。
CakePHP 2.10.12は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:デフォルトのフィールド
September 10, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、[データベースの管理]ダイアログボックスでテーブルを作成またはファイルを新規に作成する場合に、フィールドがテーブルに自動的に追加されるようになっています。
主キー、作成情報タイムスタンプ、作成者、修正情報タイムスタンプおよび修正者フィールドが通常追加されるようになっていますが、これらのフィールドは必要に応じてカスタマイズしたり事前に設定しておくことが可能です。
なお、新しいテーブルに上記のフィールドが追加されないようにするには、「DefaultFields.xml」という名称の空ファイルを次の場所に配置します。
・Windowsの場合:<ドライブ>:\ProgramData\FileMaker\Shared
・macOSの場合:/ユーザ/共有/FileMaker/Shared
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:マスタ/詳細レイアウトのポータル
September 11, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、ポータルで現在の対象レコードにあるレコードを表示できるようになり、マスタ/詳細レイアウトを簡単に作成できるようになっています。
レイアウトのマスタ領域にある一覧から項目を選択すると、その項目の詳細情報が詳細領域に表示されるパターンのレイアウトを用意するにあたり、バージョン17では現在のテーブルのレコードを表示するポータルをマスタ領域として使用することができます。これにより、自己連結リレーションシップや追加のスクリプトを作成する必要がなくなっています。
マスタ/詳細レイアウトのポータルを作成するには、レイアウト上にポータルを設置し、[ポータル設定]ダイアログボックスの[レコードを表示:]で[現在のテーブル]を選択します。
[関連]マスタ/詳細レイアウトのポータルの作成(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)
OpenSSL 1.1.1が公開
September 12, 2018
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.1」が公開されています。
TLS 1.3がサポートされているOpenSSL 1.1.1では、新しい暗号アルゴリズムが多数追加されているほか、数多くの機能追加および改善が行われています。なお、バージョン1.1.1系統は長期サポート版(LTS)として最低5年以上サポートが行われる予定のバージョンとなっています。
OpenSSLのバージョン1.0.1系統以前はセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統以降に移行する必要があります。バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了する予定、バージョン1.1.0系列のサポートは1年後に終了する予定となっているので、来年までに計画的にバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要があります。
[関連]Release Strategy(OpenSSL)
FileMaker Data API (Trial)の有効期限
September 13, 2018
FileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)は2018年9月27日に期限切れになる予定となっています。
FileMaker Server 16ではFileMaker Data APIはトライアル版として提供されていた機能であり、試用期間終了後はFileMaker Data APIを利用できなくなるので注意が必要です。
FileMaker Data APIを引き続き使用する場合には、試用期間が終了する前にFileMaker 17 プラットフォームにアップグレードする必要があります。なお、FileMaker Data APIはFileMaker Cloud 1.17とFileMaker Server 17ではトライアル機能ではなく、データ転送のために適切なFileMakerライセンスを購入する必要があります。
FileMaker Admin API trialの有効期限
September 14, 2018
FileMaker Cloud 1.16に付属するFileMaker Admin API trialは2018年9月27日に、FileMaker Cloud 1.17およびFileMaker Server 17に付属するFileMaker Admin API triaは2019年9月27日に期限切れになる予定となっています。
2018年9月現在、FileMaker Admin APIはトライアル版として提供されている機能であり、試用期間終了後はFileMaker Admin APIを利用できなくなるので注意が必要です。
FileMaker Admin APIの使用を続けるためには、試用期間が終了する前に FileMaker プラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があります。そのため、FileMaker Cloud 1.16でFileMaker Admin APIを使用していて、FileMaker Admin APIを引き続き使用する場合には、試用期間が終了する前にFileMaker Cloud 1.17にアップグレードする必要があります。
PHP 5.6.38、PHP 7.0.32、PHP 7.1.22およびPHP 7.2.10が公開
September 18, 2018
PHP 5.6.38、PHP 7.0.32、PHP 7.1.22およびPHP 7.2.10が公開されています。
PHP 5.6.38、PHP 7.0.32、PHP 7.1.22およびPHP 7.2.10ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.3系統の開発も進められており、現在バージョン7.3.0RC1が公開されている状況です。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Safari 12が公開
September 19, 2018
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 12が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 12は、macOS Sierra 10.12.6およびmacOS High Sierra 10.13.6で利用できます。今回OS X El Capitan v10.11.6用のSafari 12が提供されていないことから、実質的にmacOS Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
なお、Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
iOS 12が公開
September 20, 2018
iOSデバイス向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 12の提供が開始されています。iOS 12では脆弱性の修正も多数行われています。
iOS 12では、パフォーマンスが改善され、新しいARエクスペリエンス、ミー文字、スクリーンタイムなど、数多くの機能追加や改善が行われています。FileMaker ナレッジベースによると、2018年9月20日時点においてiOS 12とFileMaker Go 17、16および15の間に互換性に関する既知の問題はないとのことです。
iOS 12に対応している機種は、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、第6世代のiPod touch、第5世代および第6世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、第1世代および第2世代の12.9インチiPad Pro、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。
[関連]FileMaker Go と iOS 12 の互換性(FileMaker ナレッジベース)
2018年9月「INTER-Mediator勉強会2018-#6」発表資料
September 21, 2018
2018年9月19日に行われた「INTER-Mediator勉強会2018-#6」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:INTER-Mediator 5.8とFileMaker Data API(PDF形式/ファイルサイズ:約330KB)
「INTER-Mediator-and-FileMaker-Data-API.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
d7113ea6f5e4e9c34ffef6dffa625cd8b1198175d67719fa8846f6c53c41a8f0
■関連リンク
・INTER-Mediator
https://inter-mediator.com/
・FileMaker 17 Data API ガイド
https://fmhelp.filemaker.com/docs/17/ja/dataapi/
・FMDataAPI
https://github.com/msyk/FMDataAPI
・Blog by msyk
https://blog.msyk.net/
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Server 17で使用状況ログを有効にする
September 25, 2018
FileMaker Server 17において、サーバーの使用状況ログを有効にするにはfmsadminコマンドを使用します。
[使用例]
fmsadmin enable serverstats
fmsadmin disable serverstats
fmsadminコマンドでサーバーの使用状況ログを有効化する場合は「fmsadmin enable serverstats」、サーバーの使用状況ログを無効化する場合は「fmsadmin disable serverstats」です。
サーバーの使用状況ログは、「FileMaker Server/Logs/」フォルダの「Stats.log」ファイルに記録されます。「Stats.log」ファイルのサイズがログファイルのサイズ制限に達すると、このファイルの名前が「Stats-old.log」に変更され、新しい「Stats.log」ファイルが作成されます。
[関連]サーバーの使用状況のログ(FileMaker Server 17 ヘルプ)、FileMaker Server 9の使用状況ログ(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)
APPLE-SA-2018-9-24-1 macOS Mojave 10.14
September 26, 2018
AppleがmacOS Mojave 10.14の提供を開始しています。
macOS Mojaveには多数のセキュリティに関わる修正が含まれています。このアップデートにより、Apache HTTP Serverはバージョン2.4.34に、PHPはバージョン7.1.19に、SQLiteはバージョン3.24.0に更新されます。macOS Mojaveに対応しているMacは、MacBook(Early 2015以降)、MacBook Air(Mid 2012以降)、MacBook Pro(Mid 2012以降)、Mac mini(Late 2012以降)、iMac(Late 2012以降)、iMac Pro(2017)およびMac Pro(推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したLate 2013、Mid 2010、Mid 2012モデル)です。
なお、FileMaker Server 17は現時点ではmacOS Mojave 10.14との互換性はなく、2018年11月をめどに互換性アップデートがリリースされる予定であるとのことです。
[関連]FileMaker 製品と macOS Mojave 10.14 との互換性(FileMaker ナレッジベース)、macOS Serverで今後廃止される予定のサービス一覧(FAMLog)
FileMaker Goのダウンロード数が400万回を突破
September 27, 2018
ファイルメーカー社が、FileMaker GoのApp Storeからのダウンロード数が全世界で400万回を突破したと発表しています。
FileMakerプラットフォームを利用すると、あらゆる規模の組織が各組織固有の課題を解決するアプリケーションを素早く簡単に作成し、ビジネス目標を達成することができます。FileMaker Goは、FileMakerプラットフォームで作成したカスタムアプリをiPadやiPhoneで実行できるiOSアプリケーションであり、App Storeからダウンロードできます。
なお、FileMaker Goは2010年7月に発売され、FileMaker GoのApp Storeからのダウンロード数は、2012年12月に50万本を突破、2014年2月に100万本を突破、2016年3月に200万本を突破、2017年8月に300万本を突破していました。
[関連]FileMaker Goのダウンロード数が50万件を突破(FAMLog)、FileMaker Goのダウンロード数が100万件を突破(FAMLog)、FileMaker Goのダウンロード数が200万本を突破(FAMLog)、FileMaker Goのダウンロード数が300万本を突破(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.35が公開
September 28, 2018
Apache HTTP Server 2.4.35が公開されています。
バージョン2.4.35では、mod_http2のDoS脆弱性(CVE-2018-11763)が修正されています。また、mod_status、mod_proxy、mod_ratelimit、mod_watchdog、mod_md、mod_sslおよびmod_proxy_balancerにおける不具合の修正や改善も行われています。
なお、Apache HTTP Server 2.2系統はすでに保守が終了しており、今後はApache HTTP Server 2.4系統を利用することが推奨されます。
[関連]Apache HTTP Server 2.2系列の公式サポートが終了(FAMLog)