FAMLog


curl 7.70.0が公開

May 01, 2020

curl 7.70.0が公開されています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.70.0では不具合の修正が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。

なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。FileMaker 18の[URL から挿入]スクリプトステップでは、SMB、SMTP、SMTPS、LDAPおよびLDAPSといったプロトコルが新たにサポートされるようになっています。

Tag: Apache

Claris ConnectにFileMaker PlusおよびDeveloperプランが登場

May 07, 2020

2020年3月に発売されたClaris ConnectにFileMaker PlusプランとDeveloperプランが追加されています。

支払いは年単位ですが、FileMaker Plusプランの価格は1か月あたり5,130円、Developerプランの価格は1か月あたり2,050円です。Developerプランはテスト目的にのみ利用できます。FileMaker Plusプランでは、有効なFileMakerライセンスまたはサブスクリプションを購入または所有している必要があります。APIリクエストの上限数は、FileMaker Plusプランでは1ヶ月あたり10,000、Developerプランでは1ヶ月あたり500です。

FileMaker PlusプランとDeveloperプランの稼働フロー上限数は無制限、接続可能なApp数は無制限です。同時に、Standard(スタンダードプラン)では、稼働フロー上限数が6から無制限に変更されています。Essentials(ライトプラン)では、稼働フロー上限数が3から15に、接続可能なApp数が3から無制限に変更されています。

[関連]Claris Connectが発売(FAMLog)

Tag: Claris

2020年5月「FileMakerユーザーズグループ北陸」発表資料

May 08, 2020

2020年5月2日に行われた「FileMakerユーザーズグループ北陸(FM-Hokuriku)」で発表した資料を公開しました。

・ダウンロード:「FileMaker Server 18とJava」(PDF形式/ファイルサイズ:約2.7MB)

「FileMaker_Server_18_and_Java.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
e4ffb2a1d0b0816b7b08525026f028986c5366909ef75cee8af1f72f0121b1ff

■関連リンク

FileMaker Server と Java - 概要(FileMaker ナレッジベース)

FileMaker Server 18.0.3 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)

FileMaker Server 17.0.3 および 17.0.4 における Java の変更(FileMaker ナレッジベース)

FileMaker Server 17.0.2 またはそれ以前のバージョンにおける Java の変更(FileMaker ナレッジベース)

AdoptOpenJDK

FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)

FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する(FAMLog)

FileMaker Server 18.0.2はJavaを非同梱(FAMLog)



(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18の新機能:Zabbixによる監視をサポート

May 11, 2020

FileMaker Server 18では、オープンソースソフトウェアの監視ツールであるZabbixを新たにサポートするようになっています。

Zabbixを使用して、サーバーのリソースや指標をより簡単に監視することができます。FileMaker Server Admin Consoleでは1つのFileMaker Serverのみを監視しますが、Zabbixを利用することで複数のFileMaker Serverをまとめて監視することが可能です。

なお、FileMaker ナレッジベースでは、ZabbixによるFileMaker Serverの監視をすぐ始められるように、Zabbixを使用したFileMaker ServerおよびFileMaker Cloud for AWSの監視に関するホワイトペーパーと、Zabbix用テンプレートが配布されています。

[関連]FileMaker Server や FileMaker Cloud for AWS を監視するためのZabbixの使用についての白書(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

株式会社寿商会がYouTubeチャンネル「FMRadio」を開設

May 12, 2020

株式会社寿商会の若林社長がYouTubeチャンネル「FMRadio」を2020年4月に開設しています。

FMRadioは、株式会社寿商会の若林社長が、Claris FileMakerやClaris Connectに携わる方々とのテレビ会議の様子を伝えるYouTubeチャンネルです。現在のところ、さまざまなClarisパートナーの会社社長が出演しており、各会社の概要、COVID-19の影響、Claris製品や未来についてなどが話題として取り上げられています。

私自身も第11回のFMRadioに出演し、若林社長と、テレワークやクラウド、Claris FileMaker、Claris Connect、WordPress、kintoneなどについて話しました。

[関連]株式会社寿商会

Tag: FileMaker

CentOS Linux 6のサポート終了予定日

May 13, 2020

CentOS Linux 6は2020年11月30日にサポートが終了する予定となっています。

CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、現時点におけるCentOS Linuxの最新バージョンはCentOS Linux 8 (1911)です。CentOS Linux 7は2024年6月末に、CentOS Linux 8は2029年5月末にサポートが終了する予定となっており、これから新規に利用する場合にはCentOS Linux 7もしくはCentOS Linux 8の使用が推奨される状況と言えます。

なお、FileMaker Cloud for AWSのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker Cloud for AWSではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud for AWS 1.18ではCentOS Linux 7.6が使用されています。

Tag: Linux

FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでは[ヘルプを表示]スクリプトステップは非サポート

May 14, 2020

FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでは、[ヘルプを表示]スクリプトステップがサポートされなくなっています。

FileMaker Server 18では、FileMaker WebDirect ヘルプが製品に含まれなくなったため、画面上にヘルプを表示する[ヘルプを表示]スクリプトステップはFileMaker WebDirect非互換になっています。

なお、FileMaker WebDirect ガイドについてはバージョン18対応版が用意されていて、FileMaker 18 WebDirect ガイドはClaris社のWebサイトで閲覧することができます。

[関連] FileMaker 18 WebDirect ガイド(Claris)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップ

May 15, 2020

FileMaker Pro 18 Advancedでは、[URL から挿入]スクリプトステップでサポートされるプロトコルにsmb、smtp、smtps、ldapおよびldapsが追加され、SMTPを使用した電子メールの送信がサポートされるようになっています。

バージョン18では、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションに--mail-auth、--mail-fromおよび--mail-rcptオプションが新たに追加され、SMTPを使用した電子メールの送信が[URL から挿入]スクリプトステップでサポートされるようになっています。HTML形式で電子メールを送信することも可能です。

その他にも、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで--no-compressedオプションがサポートされるようになっていたり、curlがエラーを返してターゲットがテキストフィールドまたはテキスト変数である場合に返されたデータがターゲットに格納されるように挙動が一部変更されていたりします。

[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)、FileMaker Pro 16の新機能:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)、FileMaker Pro 14の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

iOS App SDK 18の新機能:OAuth 2.0のサポート

May 18, 2020

iOS App SDK 18では、OAuth 2.0が新たにサポートされ、AmazonやGoogle、Microsoft Azureのアカウント認証情報を使用してFileMakerベースのカスタムAppにログインできるようになっています。

iOS App SDK 18.0.3ではFileMaker IDにも対応しています。FileMaker Cloud 2.18では、バージョン18.0.3以降のFileMaker Pro AdvancedやFileMaker Go 18.0.3、FileMaker WebDirect以外に、iOS App SDK 18.0.3を使用して作成されたiOSアプリケーションもクライアントとしてサポートされています。

なお、App Storeで配布するAppを作成するためにiOS App SDKを利用することは推奨されていません。推奨されている配布方法についてはClaris コミュニティ内のページで確認するようにしてください。

[関連]FileMaker Server 16の新機能:OAuth 2.0のサポート(FAMLog)、FileMaker Go 18.0.3が公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

PHP 7.2.31、PHP 7.3.18およびPHP 7.4.6が公開

May 19, 2020

PHP 7.2.31PHP 7.3.18およびPHP 7.4.6が2020年5月中旬に公開されています。

PHP 7.2.31、PHP 7.3.18およびPHP 7.4.6ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.1系統の保守は2019年12月1日に終了しており、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。

なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

FileMaker Server 18の改善点:GetLayoutObjectAttribute関数

May 20, 2020

FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでは、GetLayoutObjectAttribute関数がグラフで実行された場合にcontent属性とsource属性の結果を返すように改善されています。また、同関数がWeb ビューアで実行された場合はsource属性の結果を返すようになっています。

GetLayoutObjectAttribute関数は、レイアウト上にあるレイアウトオブジェクトの属性情報を返す関数であり、引数でオブジェクト名を指定することで対象のレイアウトオブジェクトを特定します。

FileMaker Server 17のFileMaker WebDirectでは、オブジェクト名としてWeb ビューアまたはグラフのレイアウトオブジェクトの名前を指定し、かつ属性名にcontent属性やsource属性を指定した場合は、空の文字列が返されていました。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[ファイルを変換]スクリプトステップ

May 21, 2020

FileMaker Pro 18 Advancedでは、サポートされているファイル形式の場合に、[ファイルを変換]スクリプトステップが、ソースファイル内の任意の行を変換されたファイルのフィールド名として使用、インポートするフィールドの選択およびターゲットテーブル名の指定をサポートするようになっています。

バージョン18では、[インポート順の指定]ダイアログボックス(旧称[フィールドデータのインポート順]ダイアログボックス)が刷新されていて、それに伴い[ファイルを変換]ダイアログボックスも更新されて機能が強化されています。

なお、[ファイルを変換]スクリプトステップでサポートされているファイル形式に関する情報は、FileMaker Pro 18 Advanced ヘルプに記載されています。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:刷新された[インポート順の指定]ダイアログボックス(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker 19が発売

May 22, 2020

クラリス・ジャパン社(旧ファイルメーカー社)が、Claris FileMaker 19を2020年5月21日から販売を開始すると発表しています。

ボリュームライセンスおよびパッケージ製品の個人向けシングルライセンスが日本国内では下記の価格にて販売され、Claris FileMaker Go 19についてはApp Storeから無料で入手可能です。

・FileMaker ユーザライセンス:96,000円/年(税別/5ユーザ、年間ライセンスの場合)
・FileMaker 同時接続ライセンス:294,000円/年(税別/5同時接続、年間ライセンスの場合)
・FileMaker サイトライセンス:240,000円/年(税別/25シート、年間ライセンスの場合)
・Claris FileMaker Pro 19 フルバージョン(シングルライセンス):57,600円(税別)
・Claris FileMaker Pro 19 アップグレード(シングルライセンス):22,800円(税別)
・Claris FileMaker Pro 19 アカデミック(シングルライセンス):34,560円(税別/学生・教職員、NPO法人限定)

オンプレミス向けボリュームライセンスおよびシングルライセンスのライセンス体系や価格はFileMaker 18と同様です。なお、Claris FileMaker Pro 19では、Windows 7およびmacOS High Sierra 10.13はサポート対象外となっています。

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Cloudが東京リージョンで利用可能に

May 25, 2020

東京リージョンでClaris FileMaker Cloudを利用できるようになったとクラリス・ジャパン社が発表しています。

2019年に刷新されたFileMaker Cloudは、Claris FileMaker 19の発売と同時に、今回バージョン2.19に更新されています。Claris FileMaker Cloud 2.19.0は、Claris FileMaker 18およびClaris FileMaker 19のクライアントと互換性があります。

価格は年単位の支払いですが、Essentialsプランの価格は1ユーザ1か月あたり1,950円(税別)、Standardプランの価格は1ユーザ1か月あたり4,000円(税別)となっています。Essentialsプランの制限としては、カスタム Appの数は3つまで、ユーザ数は5ユーザ以上10ユーザ以下、および1ユーザあたりのストレージは2GBとなっています。

[関連]Claris FileMaker 19が発売(FAMLog)、FileMaker Cloud 2ではカスタムWeb公開機能は非サポート(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris ConnectでサポートされているコネクタにクラウドサインとChatworkが追加

May 26, 2020

Claris FileMaker 19の発表と同時に、Claris ConnectでサポートされているコネクタにクラウドサインとChatworkが追加されています。

Claris Connectは、さまざまなサービス間でデータの統合や連携を可能にするクラウドサービスです。弁護士ドットコム株式会社が提供するクラウド型電子契約サービスであるクラウドサイン、およびビジネスチャットサービスで知られるChatworkだけでなく、今後も日本製サービスと連携できるコネクタがClaris Connectに実装される予定であるとのことです。

Claris Connectで将来的にコネクタの追加を計画しているサービスとして、現在のところ、LINE WORKSやSmartHR、YuMake、PostcodeJP API、駅すぱあとが挙げられています。

[関連]Claris Connectでサポートされているコネクタの一覧(FAMLog)

Tag: Claris

Apache Tomcat 7.0.104、Apache Tomcat 8.5.55およびApache Tomcat 9.0.35が公開

May 27, 2020

Apache Tomcat 7.0.104、Apache Tomcat 8.5.55およびApache Tomcat 9.0.35が2020年5月中旬に公開されています。

Apache Tomcat 7.0.104、Apache Tomcat 8.5.55およびApache Tomcat 9.0.35では、1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2020-9484)が修正されています。

現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.35です。なお、FileMaker Server 19.0.1やFileMaker Server 18.0.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.46が使用されています。

[関連]JVNVU#98086086:  Apache Tomcat に安全でないデシリアライゼーションの問題(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Apache

APPLE-SA-2020-05-20-1 Xcode 11.5

May 28, 2020

AppleからXcode 11.5が2020年5月中旬に公開されています。

Xcode 11.5ではGitのセキュリティ脆弱性(CVE-2020-11008)が修正されています。

Xcode 11.5はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/downloads/から入手可能で、動作条件としてmacOS Catalina 10.15.2以降が必要です。

Tag: Security

APPLE-SA-2020-05-26-1 iOS 13.5 and iPadOS 13.5

May 29, 2020

iPhoneおよび第7世代iPod touch向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 13.5とiPad向けのiPadOS 13.5の提供が開始されています。

iOS 13.5およびiPadOS 13.5では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。マスク着用時にFace ID搭載デバイスのパスコードフィールドに素早くアクセスできるようになり、公的保健機関から提供される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡Appに対応する接触通知APIが将来に向けて内部的に導入されています。

iOS 13.5に対応している機種は、第1世代および第2世代のiPhone SE、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxおよび第7世代のiPod touchです。iPadOSに対応している機種は、第5世代、第6世代および第7世代のiPad、iPad Air 2、第3世代のiPad Air、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro、iPad mini 4および第5世代のiPad miniです。

Tag: Security

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