FAMLog
Java SE 8のパブリック更新終了によるFileMaker Serverへの影響について
December 27, 2018
FileMaker ServerとJava SE 8に関する情報がFileMaker ナレッジベースに掲載されています。
オラクル社がJava SE 8のパブリック更新終了を発表していましたが、個人ユーザー向けには少なくとも2020年12月まで、商用ユーザー向けには2019年1月までOracle Java SE 8の無償でのパブリック更新と自動更新の提供を継続します。
今月発表されたFileMaker ナレッジベースの記事によると、FileMaker ServerはJava SE 8を用いてFileMaker WebDirectやカスタムWeb公開(CWP)といったWebテクノロジーを実装していますが、オラクル社によるJava SE 8のパブリック更新終了に関する決定はFileMaker プラットフォームには特に影響はないと記載されています。
[関連]Java SE 8 のパブリック更新終了による FileMaker への影響について(FileMaker ナレッジベース)
LibreSSL 2.8.3とLibreSSL 2.7.5が公開
December 26, 2018
LibreSSL 2.8.3とLibreSSL 2.7.5が2018年12月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.8.3にはPortSmash脆弱性(CVE-2018-5407)に対する影響低減策が追加されています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.8.3です。LibreSSLはバージョン2.9系統の開発も進められており、今回同時に開発版のバージョン2.9.0が公開された次第です。
Ruby 2.6.0が公開
December 25, 2018
Ruby 2.6系列の安定版である「Ruby 2.6.0」が公開されています。
Ruby 2.6.0では、JIT(Just-in-time)コンパイラや抽象構文木を扱うRubyVM::AbstractSyntaxTreeモジュールが導入がされています。サポートするUnicodeのバージョンが11に更新され、終わりがないRangeが書けるようになっているほか、さまざまなパフォーマンス改善や機能追加が行われています。
なお、2019年3月末頃を目処に保守が終了する予定であるRuby 2.3系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
FileMaker 18 プラットフォームで削除される機能
December 21, 2018
ファイルメーカー社が、次期バージョンのFileMaker 18 プラットフォームで廃止予定または削除される機能についてFileMaker ナレッジベースで案内しています。
FileMaker 18 プラットフォームでは、macOS Sierra 10.12のサポートを終了し、FileMaker Serverのスウェーデン語版は提供されなくなる予定となっています。また、FileMaker Pro Advancedのピアツーピア共有は将来的に廃止予定となり、この機能は接続テスト目的でのみ使用できる位置付けとなるとのことです。
なお、FileMaker Pro Advancedのピアツーピア共有機能は、安全性と安定性の観点から実際の運用で利用することは推奨されていませんが、一時的な動作確認等のためにテスト目的での使用を想定して機能の提供は継続されるようです。
[関連]FileMaker Cloud 1のサポート終了予定日(FAMLog)
CakePHP 2.10.14が公開
December 20, 2018
CakePHP 2.10.14が公開されています。
CakePHP 2.10.14は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、PHP 7.3に対応しています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
CentOS Linux 7 (1810)が公開
December 19, 2018
CentOS Linux 7 (1810)が2018年12月上旬に公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 7 (1810)はRed Hat Enterprise Linux 7.6に対応するバージョンとなっています。
FileMaker CloudのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker CloudではLinuxのみサポートされており、FileMaker CloudではCentOS Linux 7が使用されています。
[関連]FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS(FAMLog)
PHP 7.1系列の公式セキュリティサポート終了予定日
December 18, 2018
PHP 7.1系列は2019年12月に公式のセキュリティサポートが終了する予定となっています。
PHP 7.1系列のアクティブサポートは今年12月1日にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2019年12月1日までの予定となっています。
現時点でのPHPの最新安定バージョンは今年12月上旬に公開されたバージョン7.3.0です。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
[関連]PHP 5.6系列の公式セキュリティサポート終了予定日(FAMLog)
PHP 5.6.39、PHP 7.0.33、PHP 7.1.25およびPHP 7.2.13が公開
December 17, 2018
PHP 5.6.39、PHP 7.0.33、PHP 7.1.25およびPHP 7.2.13が2018年12月上旬に公開されています。
PHP 5.6.39、PHP 7.0.33、PHP 7.1.25およびPHP 7.2.13はそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 7.0系統の保守は今月で終了であり、PHP 7.0.33がPHP 7.0系統における最後のバージョンとなる予定です。なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.3.0です。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
[関連]PHP 7.3.0が公開(FAMLog)
APPLE-SA-2018-12-05-4 Safari 12.0.2
December 14, 2018
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 12.0.2が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 12.0.2は、macOS Sierra 10.12.6およびmacOS High Sierra 10.13.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Mojave 10.14.2にもSafari 12.0.2が含まれています。
なお、OS X El Capitan用のSafari 12は提供されておらず、macOS Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2018-12-05-2 macOS Mojave 10.14.2, Security Update 2018-003 High Sierra, Security Update 2018-006 Sierra(FAMLog)
PHP 7.3.0が公開
December 13, 2018
PHP 7.3.0が2018年12月上旬に公開されています。
柔軟性のあるheredocおよびnowdocシンタックスが導入され、同梱されているPerl互換正規表現ライブラリであるPCREがPCRE2に更新されたほか、マルチバイト文字列関連の機能改善やFPMのログ機能に関する改善など、PHP 7.3には数多くの改善点や新機能が含まれています。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.0系列はすでにメンテナンスされていない状況となっています。