FAMLog
Apache Tomcat 7.0.88、8.0.52、8.5.31および9.0.8が公開
May 18, 2018
Apache Tomcat 7.0.88、Apache Tomcat 8.0.52、Apache Tomcat 8.5.31およびApache Tomcat 9.0.8が2018年5月上旬から中旬にかけて順次公開された後、セキュリティ修正に関する情報が2018年5月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0.88、8.0.52、8.5.31および9.0.8では、デフォルトのCORSフィルタ設定が安全ではなかった問題が修正されています。このセキュリティ脆弱性は、多くの利用者には影響しないことから影響度は低(Low)と位置づけられている模様です。
なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
(2018/07/03追記:Apache Tomcat 7.0.88、8.0.52、8.5.31および9.0.8においてデフォルトのCORSフィルタ設定が安全ではなかった問題が修正されていると当初案内されていましたが、後日Apache Tomcat 7.0.88、8.0.52、8.5.31および9.0.8では未修正であることが案内されていました。)
CakePHP 2.10.10が公開
May 17, 2018
CakePHP 2.10.10が2018年5月中旬に公開されています。
CakePHP 2.10.10は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、バーチャルフィールドでDboSource::expression()を利用できるようになった他、ルクセンブルク語がサポートされるようになっています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
FileMaker 17 プラットフォームが登場
May 16, 2018
ファイルメーカー社が、FileMaker 17 プラットフォームを2018年5月16日から販売を開始すると発表しています。
FileMaker 17 プラットフォームのソフトウェア製品が日本国内では下記の価格にて販売され、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化されました。また、FileMaker Go 17についてはApp Storeから無料で入手可能です。
・FileMaker Pro 17 Advanced フルバージョン:57,600円(税別)
・FileMaker Pro 17 Advanced アップグレード:22,800円(税別)
・FileMaker Pro 17 Advanced アカデミック:34,560円(税別/学生・教職員限定)
・FileMaker ユーザライセンス 5 ユーザ接続:96,000円(税別/年間利用料金の場合)
・FileMaker 同時接続ライセンス 5 同時接続:294,000円(税別/年間利用料金の場合)
・FileMaker サイトライセンス 25 シート:240,000円(税別/年間利用料金の場合)
なお、FileMaker Pro 17 Advancedでは、OS X El Capitan v10.11はサポート対象外となっています。
FileMaker Server 16の新機能:fmsadmin WPEコマンド
May 15, 2018
FileMaker Server 16では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにWPEコマンドを利用できるようになっています。
WPEコマンドを使うことで、ワーカーマシンの追加や削除、および一覧を表示することができます。
[使用例]
$ fmsadmin wpe add 192.168.1.15 192.168.1.16
$ fmsadmin wpe list
$ fmsadmin wpe remove 192.168.1.16 -y -u USERNAME -p PASSWORD
WPE Removed: 192.168.1.16
なお、ワーカーマシンを追加するADDコマンドはワーカーマシン上で実行する必要があり、ワーカーマシンの一覧を表示するLISTコマンドとワーカーマシンを削除するREMOVEコマンドはマスターマシン上で実行する必要があります。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectで500同時接続をサポート(FAMLog)
FileMaker Pro 16の変更点:Windows版におけるオブジェクトの座標
May 14, 2018
Windows版のFileMaker Pro 16では、マルチドキュメントインターフェース(MDI)からシングルドキュメントインターフェース(SDI)に変更されたことに伴い、GetLayoutObjectAttribute関数で取得できるオブジェクトの座標が変更されています。
FileMaker Pro 15以前では、起点の座標はFileMaker Proメニューバーもしくは表示されている場合はツールバーの左下端までの相対距離で示されていました。バージョン16では、メイン画面のデスクトップ領域の左上端までの相対距離に変更されています。GetLayoutObjectAttribute関数で影響を受ける属性は、bounds、left、right、top、bottom、startPointおよびendPointです。
なお、Windows版のFileMaker Pro 16では、GetLayoutObjectAttribute関数だけでなく次の取得関数の動作が旧バージョンと異なる場合があります。
・Get (ウインドウ左位置)
・Get (ウインドウ上位置)
・Get (ウインドウデスクトップ幅)
・Get (ウインドウデスクトップ高さ)
[関連]FileMaker Pro 16の改善点:Windows環境で一新されたユーザーインターフェース(FAMLog)、マルチドキュメントインターフェース (MDI) とシングルドキュメントインターフェース (SDI) の概要(FileMaker ナレッジベース)
CentOS Linux 7.5.1804が公開
May 11, 2018
CentOS Linux 7.5.1804が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 7.5.1804はRed Hat Enterprise Linux 7.5に対応するバージョンとなっています。
FileMaker CloudのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker CloudではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud 1.16.1ではCentOS Linux 7.4.1708が使用されています。
[関連]FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS(FAMLog)
FileMaker Pro 16の改善点:設定可能なファイルキャッシュサイズの拡大
May 10, 2018
FileMaker Pro 16では、設定できるファイルキャッシュのサイズが2048MBに拡大されています。
FileMaker Proでは作業時に行った変更は自動的に記憶され、変更内容は一時的にキャッシュとしてRAM(メモリー)上に保存されます。キャッシュのサイズは、[環境設定]ダイアログボックスの[メモリ]タブにある[ファイルキャッシュの変更]で変更します。ファイルキャッシュのサイズ変更を反映させるには、FileMaker Proを一度終了してから再起動する必要があります。
バージョン15で設定できるファイルキャッシュのサイズは64MBから512MBまでの範囲でしたが、バージョン16では64MBから2048MBまでの範囲に拡大されています。
[関連]環境設定: メモリ(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
PHP 5.6.36、PHP 7.0.30、PHP 7.1.17およびPHP 7.2.5が公開
May 09, 2018
PHP 5.6.36、PHP 7.0.30、PHP 7.1.17およびPHP 7.2.5が2018年4月下旬に公開されています。
PHP 5.6.36、PHP 7.0.30、PHP 7.1.17およびPHP 7.2.5ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
LibreSSL 2.7.3が公開
May 08, 2018
LibreSSL 2.7.3が公開されています。
LibreSSL 2.7.3では不具合の修正が行われています。LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.7.3であり、LibreSSLはバージョン2.8系統の開発が今後進められる予定となっています。
FileMaker Pro 16の改善点:AVPlayer関連のスクリプトステップと関数
May 07, 2018
FileMaker Pro 16では、AVPlayer関連のスクリプトステップと関数の機能が拡充されています。
バージョン16では、[AVPlayer オプション設定]スクリプトステップでビデオのズーム設定とオーディオのボリューム設定を変更できるようになった他、[AVPlayer 再生]および[AVPlayer オプション設定]スクリプトステップでメディア表示用の追加オプションとして[埋め込みのみ]を使用できるようになっています。
さらに、GetAVPlayerAttribute関数において、新しい属性名としてzoom、pictureInPicture、volumeおよびexternalPlaybackがサポートされるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)