FAMLog
FileMaker Server 16でサポートされているPHPのバージョン
March 05, 2018
FileMaker Server 16に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン5.6のPHPをサポートしています。
FileMaker Server 16のPHPを使用したカスタムWeb公開では、Windows Server、macOS Sierra 10.12およびmacOS High Sierra 10.13ではPHP 5.6系統で動作検証が行われており、PHP 5.6.24を同梱しています。なお、OS X El Capitan v10.11ではPHP 5.5.31で動作検証が行われていますが、先月FileMaker Serverの運用環境としてOS X El Capitan v10.11はサポート対象外になりました。
2018年3月5日現在、PHP 5.6系統の最新バージョンはPHP 5.6.34、PHP 7.0系統の最新バージョンはPHP 7.0.28、PHP 7.1系統の最新バージョンはPHP 7.1.15、PHP 7.2系統の最新バージョンはPHP 7.2.3です。PHP 5.5系列はすでにメンテナンスされていない状況となっており、PHP 5.6およびPHP 7.0系列は2018年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]FileMaker Server 16 技術仕様(FileMaker)、FileMaker Serverの運用環境としてOS X El Capitan v10.11がサポート対象外に(FAMLog)
(2018/10/03追記:リンク先のURLを変更・修正しました。)
PHP 5.6.34、PHP 7.0.28、PHP 7.1.15およびPHP 7.2.3が公開
March 02, 2018
PHP 5.6.34、PHP 7.0.28、PHP 7.1.15およびPHP 7.2.3が公開されています。
PHP 5.6.34、PHP 7.0.28、PHP 7.1.15およびPHP 7.2.3ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
FileMaker Server 16の改善点:fmsadmin AUTORESTARTコマンド
March 01, 2018
FileMaker Server 16では、コマンドラインインターフェースでFileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定の確認や変更ができるようになっています。
fmsadminコマンドを使ってFileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定の確認および変更を行うには、AUTORESTARTコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin autorestart fmse
Auto-restart of fmse is ON
$ fmsadmin autorestart fmse off
Auto-restart of fmse is OFF
$ fmsadmin autorestart fmse on
Auto-restart of fmse is ON
有効なフラグ(onあるいはoff)が指定されている場合、FileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定を有効化または無効化します。フラグが指定されていない場合には現在の自動再起動設定が表示され、特に設定を変更していなければ自動再起動設定は通常有効になっています。
自動再起動設定が有効になっている状態でFileMaker スクリプトエンジンが異常終了したり60秒を超えて応答しなくなった場合には、FileMaker スクリプトエンジンのプロセスが自動的に再起動されるようになっています。
[関連]FileMaker Server 11の新機能:fmsadmin AUTORESTARTコマンド(FAMLog)
第39回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
February 28, 2018
2018年4月14日(土)午前10時より「第39回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FileMaker Data API、FX.php、INTER-Mediator、FMCakeMix、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/39
CakePHP 2.10.8が公開
February 27, 2018
CakePHP 2.10.8が公開されています。
CakePHP 2.10.8は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、encryptおよびdecryptメソッドでMcrypt拡張モジュールの代わりにOpenSSL拡張モジュールを使用するように設定できるようになっています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
RubyGems 2.7.6が公開
February 26, 2018
Rubyの標準添付ライブラリであるRubyGemsに複数の脆弱性が発見され、各セキュリティ脆弱性が修正されたRubyGems 2.7.6が2018年2月中旬に公開されています。
現時点では、上記脆弱性の修正に対応したRubyはリリースされていませんが、RubyGemsを最新版(バージョン2.7.6以降)に更新することによって各脆弱性が修正されます。
RubyGemsを更新するには以下のコマンドを実行します。
[実行例]
gem update --system
Apache Tomcat 7.0.85、8.0.50、8.5.28および9.0.5が公開
February 23, 2018
Apache Tomcat 7.0.85、Apache Tomcat 8.0.50、Apache Tomcat 8.5.28およびApache Tomcat 9.0.5が2018年2月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0.85、8.0.50、8.5.28および9.0.5では、2点のセキュリティ脆弱性が修正されており、特定のURLパターンによるアクセス制限が適切に設定されない問題(CVE-2018-1304)とServletのアノテーションで定義されているアクセス制限が適切に設定されない問題(CVE-2018-1305)が修正されています。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.5ですが、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15、FileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#95970576: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
2018年2月「INTER-Mediator勉強会2018-#1」発表資料
February 22, 2018
2018年2月21日に行われた「INTER-Mediator勉強会2018-#1」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:INTER-Mediator 5.7とFileMaker Data API (Trial)(PDF形式/ファイルサイズ:約210KB)
「INTER-Mediator-and-FileMaker-Data-API-Trial.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
3f6d18f4b959cc9d2cdc08873ebceece3c453160569ea3639ae6281f23ea9783
■関連リンク
・INTER-Mediator
https://inter-mediator.com/
・FileMaker 16 Data API ガイド
https://fmhelp.filemaker.com/docs/16/ja/restapi/
・FMDataAPI
https://github.com/msyk/FMDataAPI
・Blog by msyk
http://blog.msyk.net/
(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
APPLE-SA-2018-02-19-2 macOS High Sierra 10.13.3 Supplemental Update
February 21, 2018
AppleからmacOS High Sierra 10.13.3 追加アップデートが公開されています。
macOS High Sierra 10.13.3 追加アップデートでは、セキュリティ脆弱性が修正されていて、特定の文字列を使用するとアプリがクラッシュする問題が修正されています。
なお、FileMaker Server 16.0.4とFileMaker Server 15.0.3はmacOS High Sierra 10.13と互換性がありますが、FileMaker Server 14以前はmacOS High Sierra 10.13には対応していません。
[関連]APPLE-SA-2018-02-19-1 iOS 11.2.6(FAMLog)
APPLE-SA-2018-02-19-1 iOS 11.2.6
February 20, 2018
iOSデバイス向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 11.2.6の提供が開始されています。
iOS 11.2.6では、セキュリティ脆弱性が修正されていて、特定の文字列を使用するとアプリがクラッシュする問題が修正されています。
アップデートの対象機種は、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、第6世代のiPod touch、第5世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、第1世代および第2世代の12.9インチiPad Pro、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。