FAMLog
CakePHP 2.8.6が公開
August 17, 2016
CakePHP 2.8.6が2016年8月上旬に公開されています。
CakePHP 2.8.6は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、不具合の修正が行われています。CakePHP 2.7系統からCakePHP 2.8系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.3.0ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。
FileMaker Pro 15の新機能:fmscriptdisabled拡張アクセス権
August 16, 2016
FileMaker Pro 15では、fmscriptdisabled拡張アクセス権が新たに用意され、他のアプリケーションがAppleScriptまたはActiveXを使用してFileMakerスクリプトの実行を禁止できるようになっています。
fmscriptdisabled拡張アクセス権は初期設定では有効になっていないので、上記の制限を有効にするためにはアクセス権セットの拡張アクセス権を編集して、fmscriptdisabled拡張アクセス権を有効にする必要があります。
なお、fmscriptdisabled拡張アクセス権による制限はバージョン14以前では利用できないので、その点に留意する必要があります。
Java 8 Update 100以降がインストールされている環境ではOS X版FileMaker Serverをインストール不可
August 15, 2016
ファイルメーカー社が、Java 8 Update 100以降がインストールされている環境でOS X版FileMaker Serverをインストールできない問題についてFileMaker ナレッジベースで案内しています。
この問題は、OS X版FileMaker Server 14もしくは15.0.1をインストールしようとした際に、FileMaker ServerにはJava Runtime Environment バージョン 8の更新が最低限必要という警告が表示されて、FileMaker Serverをインストールできないというものです。
この問題を回避するには、FileMaker ナレッジベースに記載されている手順でOracleのJava 8をアンインストールしてから、FileMaker Serverをインストールし、FileMaker Serverに同梱されているJavaをインストールする必要があります。
[関連]Java 8 Update 101およびJava 8 Update 102が公開(FAMLog)
2016年8月「INTER-Mediator《大》勉強会 2016」発表資料
August 12, 2016
2016年8月6日に行われた「INTER-Mediator《大》勉強会 2016」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker Server CWP & Security Basic(PDF形式/ファイルサイズ:約900KB)
「FMS15CWPSecurity.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
dee79493b6b2dc14b509f6590ceee2999eae386ba8e5fed03f1b2d8729891127
■関連リンク
・INTER-Mediator
https://inter-mediator.com/
・FileMaker 15 セキュリティガイド: セキュリティオプションを構成するためのベストプラクティス(FileMaker)
https://fmhelp.filemaker.com/docs/15/ja/security/
・データベースごとの固有の事情(INTER-Mediator詳細マニュアル)
http://inter-mediator.info/ja/for-developers/db.html
・安全なウェブサイトの作り方(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/websecurity.html
(2022年5月8日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Go 15の改善点:セキュリティ事前警告
August 10, 2016
FileMaker Go 15では、FileMaker Pro 15と同様にSSLサーバー証明書を検証できないホストまたはWebサイトに接続しようとすると、接続前に警告が通知されるようになっています。
接続前にセキュリティ警告が通知された場合、FileMaker Goでは[接続しない]、[接続]もしくは[常に接続を許可]を選択できますが、無視して接続する場合には暗号化通信が確立されていない状態で接続することになるので要注意です。
[常に接続を許可]を選択すると、ホストに接続し、許可されたホストの一覧に追加します。このホストでは同じエラーに対してこれ以上通知を受け取ることがなくなりますが、オプションの[許可されたホストの管理]で任意のホストを許可されたホストから取り除くことができます。
[関連]FileMaker Pro 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)
FileMaker Pro 15の改善点:セキュリティ事前警告
August 09, 2016
FileMaker Pro 15では、SSLサーバー証明書を検証できないホストまたはWebサイトに接続しようとすると、接続前に警告が通知されるようになっています。
接続前に警告が通知された場合、FileMaker Proでは[証明書を表示]ボタンを押すことでSSLサーバー証明書の内容を確認できます。キャンセルまたは無視して接続するかを選択できますが、無視して接続する場合には暗号化通信が確立されていない状態で接続することになるので要注意です。
[常にこのホストへの接続を許可]にチェックをつけてから[接続]をクリックすると、ホストに接続し、ホストを[環境設定]ダイアログボックスの[許可されたホスト]の一覧に追加します。このホストでは同じエラーに対してこれ以上通知を受け取ることがなくなりますが、[環境設定]ダイアログボックスの[許可されたホスト]タブで1つ以上のホストを選択してからbackspaceキーもしくはdeleteキーを押すことで許可されたホストから取り除くことができます。
重要なセキュリティの問題が修正・改善されたiOS 9.3.4が提供開始
August 08, 2016
iOS 9.3.4の提供が開始されています。
iOS 9.3.4では、重要なセキュリティの問題が修正・改善されています。iOS 9.3.4に更新できる対象機種は、iPhone 4s、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、第5世代および第6世代のiPod touch、iPad 2、第3世代および第4世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、iPad Pro、iPad mini、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。
なお、今秋iOS 10が正式に提供が開始される予定になっていますが、iPhone 4s、iPad 2、第3世代のiPad、iPad miniおよび第5世代のiPod touchではiOS 10を利用できない予定となっています。
(2016/08/27追記:iOS 10を利用できない機種の一覧を更新・修正し、当該一覧に第1世代のiPad miniを追加しました。)
Windows 10 Anniversary Updateが提供開始
August 05, 2016
Windows 10 Anniversary Updateの提供が開始されています。
Windows 10 Anniversary Updateは、新たにWindows Ink ワークスペースを搭載し、Windows 10のパーソナルアシスタントであるCortanaも強化され、Microsoft Edgeはより高速で使いやすく電力効率も良くなるように改善されています。Windows Subsystem for Linuxのベータ版も含まれており、Windows 10上でLinux環境がそのまま動作する「Bash on Ubuntu on Windows」も開発者向けに利用できるようになっています。
Windows 10で更新プログラムが自動で適用されるように設定していれば、Windows Updateを通じて自動的にWindows 10 Anniversary Updateがインストールされるようになっています。また、Windows Updateを通じて更新プログラムを手動で入手することも可能です。
[関連]Windows 10 Anniversary Update の入手方法(Windows Blog for Japan)
FileMaker Pro 15で名称が変更された関数
August 04, 2016
FileMaker Pro 15では一部の関数の名称が変更されています。
バージョン15では、Get ( 最終 ODBC エラー )関数はGet ( 最終外部エラー詳細 )関数に名称が変更され、ODBCのエラーに加えてSSL接続時に発生するエラーメッセージを返すようになっています。
なお、FileMaker 15ではFileMaker Pro エラーコード番号1634が新設されており、このエラー番号は証明書の検証エラーが発生したことを示します。
[関連]FileMaker Pro 13で名称が変更された関数とスクリプトステップ(FAMLog)
FileMaker Pro 15の改善点:[レコードのインポート]と[ファイルを変換]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション
August 03, 2016
FileMaker Pro 15では、[レコードのインポート]スクリプトステップと[ファイルを変換]スクリプトステップに[SSL 証明書の検証]オプションが追加されています。
[SSL 証明書の検証]オプションを有効にすると、接続先サーバーのSSLサーバー証明書を検証します。証明書の検証ができない場合、ユーザーはそのまま接続するか、キャンセルしてこのスクリプトステップをスキップするかを選択できます。暗号化通信を利用する際には[SSL 証明書の検証]オプションに必ずチェックをつける必要がありますが、証明書を検証できない状態でSSL/TLS接続を行うと暗号化通信が実現されていない状態でサーバーに接続することになってしまうので要注意です。
なお、上記のスクリプトステップ以外に、[メールを送信]スクリプトステップも暗号化通信に対応しているSMTPサーバーのSSLサーバー証明書を検証できるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 14の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)