FAMLog
FileMaker Pro 14.0.5 アップデータが公開
February 24, 2016
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 14.0.5 および FileMaker Pro 14.0.5 Advanced アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 14またはFileMaker Pro 14 Advancedをバージョン14.0.5に更新するものです。バージョン14.0.5では、[FileMaker Server で共有されているデータベースの表示]ダイアログボックスで正しくないSSLインジケーター(ロックアイコン)が表示されてしまうセキュリティ関連の問題が修正されているので、SSL/TLSを使用している場合には必ずアップデートする必要があります。
その他にも、ファイルがPDF形式で保存された場合に一部のOpenTypeフォントが表示されない問題や、OS Xで[印刷]ダイアログボックスを使用してファイルをPDFファイルとして保存した後に、コピー、カットおよびペーストのキーボードショートカットが反応しない問題などが修正されています。
Apache Tomcat 6.0.45、7.0.68および8.0.32ではセキュリティ脆弱性が修正済み
February 23, 2016
2016年2月に公開されたApache Tomcat 6.0.45、Apache Tomcat 7.0.68およびApache Tomcat 8.0.32では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 6.0.45、7.0.68および8.0.32が公開されたのは今月上旬から中旬にかけてですが、上記修正に関する情報は今月下旬になってから公開されました。
なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#94679988: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
INTER-Mediator 5.3を公開
February 22, 2016
「INTER-Mediator 5.3」を公開しました。バージョン5.3にはセキュリティ修正が含まれています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースと連動するWebアプリケーションを開発できます。
バージョン5.3では、Googleアカウントを利用したOAuth 2.0での認証や、navi-controlキーで制御するMaster/DetailスタイルUIがモバイル環境に対応するようになり、params.phpで変数$webServerNameを設定することでCSRF攻撃対策を有効にできるように修正されています。ファイルアップロードコンポーネントにおける脆弱性も修正されている他、多数の改善や不具合修正が含まれています。同時に、バージョン5.3をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。
Apache Tomcat 7.0.68が公開
February 19, 2016
Apache Tomcat 7.0.68が公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.0系統です。Apache Tomcat 7.0.68では主に不具合の修正が行われており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。Apache TomcatはHTTP/2がサポートされたバージョン9.0系統の開発も進められており、現在「Apache Tomcat 9.0.0.M3 (alpha)」が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使われていて、バージョン13.0v5以降およびバージョン14ではApache Tomcat 7.0.55が使用されています。
[関連]Apache Tomcat 6.0.45、7.0.68および8.0.32ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2016/04/26追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Pro 14の改善点:新規レイアウト/レポートアシスタントにおけるカスタムデバイスサイズの選択
February 18, 2016
FileMaker Pro 14では、新規レイアウト/レポートアシスタントにおいてカスタムデバイス用に作成するレイアウトの幅と高さの値を変更できるようになっています。
新規レイアウト/レポートアシスタントを表示するにはいくつか方法があります。その方法の1つとして、レイアウトモードで[レイアウト]メニューの[新規レイアウト/レポート...]を選択すると、新規レイアウト/レポートアシスタントが表示されます。
バージョン14の新規レイアウト/レポートアシスタントでは、タッチデバイスのうちカスタムデバイスを選択すると、レイアウトの幅と高さの値を指定する欄が新たに表示されるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:再設計された新規レイアウト/レポートアシスタント(FAMLog)
ファイルメーカー社が「カスタム App 利用状況調査 2016」を発表
February 17, 2016
ファイルメーカー社が、FileMakerプラットフォームを導入しているユーザー企業に対して行った実態調査の報告書「カスタム App 利用状況調査」を発表しています。
この報告書は、FileMaker製品を使っているユーザー企業がアプリケーションをどのように利用しているのかについて詳しく把握するために実施されたアンケート調査の回答結果がまとめられたものです。
調査結果によると、82%がITソリューションを内製化し、74%のユーザー企業がFileMakerプラットフォームを使って作成されたアプリケーションを利用したことでビジネスチームの生産性が向上したと回答しています。
Apache Tomcat 6.0.45とApache Tomcat 8.0.32が公開
February 16, 2016
Apache Tomcat 6.0.45とApache Tomcat 8.0.32が2016年2月上旬に公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.0系統です。Apache Tomcat 6.0.45ではTomcat Native Libraryがバージョン1.1.34に、Apache Tomcat 8.0.32ではTomcat Native Libraryがバージョン1.2.4に更新されています。主に不具合の修正が行われていますが、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。Apache TomcatはHTTP/2がサポートされたバージョン9.0系統の開発も進められており、現在「Apache Tomcat 9.0.0.M3 (alpha)」が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使われていて、バージョン13.0v5以降およびバージョン14ではApache Tomcat 7.0.55が使用されています。
FileMaker Server 14.0.4におけるWebサーバーの修正点
February 15, 2016
セキュリティ脆弱性の修正が行われているFileMaker Server 14.0.4では、クリックジャッキング対策としてWebサーバーがX-Frame-Optionsレスポンスヘッダーを出力するように変更されています。
バージョン14.0.4では、SAMEORIGINという値を指定したX-Frame-Optionsレスポンスヘッダーを出力するようになっています。クリックジャッキング攻撃の対策に伴う修正のため、別のWebサーバーでホストされているWebページ内で、<iframe>タグを使用してFileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを埋め込めなくなっているので注意が必要です。
別のWebサーバーで<iframe>タグを使用してFileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを埋め込んでいなければ特に影響はありませんが、今後は、FileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを個別のWebページの<iframe>タグで表示する場合、それらのWebページはFileMaker Server Webサーバーでホストされている必要があります。
[関連]FileMaker Server 14.0.4におけるテクノロジーテストページの修正点(FAMLog)
Apache Tomcat 6.0系列のサポート終了予定日
February 12, 2016
Apache Tomcat 6.0系列は2016年12月31日にサポートが終了する予定となっています。
Apache Tomcat 6.0系列のサポート終了に関する案内は2015年6月に発表されていました。2017年4月になるとApache Tomcat 6.0のダウンロードページが削除される予定となっており、今後はApache Tomcat 7.0系列もしくはApache Tomcat 8.0系列へのアップグレードが推奨されることになります。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在バージョン9.0.0.M3(アルファ版)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が使われています。
FileMaker Go 14の新機能:バーコードの挿入
February 10, 2016
FileMaker Go 14では、FileMaker Pro上でスクリプトを作成せずにバーコードをスキャンできるようになっています。
FileMaker Go 13ではバーコードスキャン機能を利用できるようになっていましたが、バーコードスキャン機能を利用するには[デバイスから挿入]スクリプトステップを利用してスクリプトを作成する必要がありました。
バージョン14では、オブジェクトフィールドにバーコードオプションが配置されるようになり、スクリプトが用意されていない状態でもユーザーはバーコードをスキャンできるように改善されています。
[関連]FileMaker Go 13の新機能:バーコードスキャン(FAMLog)、FileMaker Go 14 - バーコードスキャンのメニューと挿入オプション(FileMaker ナレッジベース)