FAMLog
OS X版FileMaker Server 13に含まれるTomcatのバージョンを確認する
January 14, 2015
Apache Tomcatに含まれるversion.shスクリプトを使用することで、OS X版のFileMaker Server 13に同梱されているTomcatのバージョンを確認できます。
FileMaker Server 13.0v5がインストールされているOS X Yosemite v10.10.1ではバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ sudo sh "/Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/version.sh"
(実際には1行で入力します)
[実行結果]
java version "1.7.0_71" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_71-b14) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.71-b01, mixed mode)
Using CATALINA_BASE: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_HOME: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/temp
Using JRE_HOME: /Library/Internet Plug-Ins/JavaAppletPlugin.plugin/Contents/Home
Using CLASSPATH: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/bootstrap.jar:/Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/tomcat-juli.jar
Server version: Apache Tomcat/7.0.55
Server built: Jul 18 2014 05:34:04
Server number: 7.0.55.0
OS Name: Mac OS X
OS Version: 10.10.1
Architecture: x86_64
JVM Version: 1.7.0_71-b14
JVM Vendor: Oracle Corporation
現時点におけるFileMaker Serverの最新バージョンはバージョン13.0v5です。FileMaker Server 12ではTomcat 6.0系列が使用されていましたが、FileMaker Server 13.0v5にはTomcat 7.0.55が同梱されています。
[関連]Mac版FileMaker Server 12に含まれるTomcatのバージョンを確認する(FAMLog)
OS X Server v4.0.3 Updateの配布を開始
January 13, 2015
Appleが、Mac App StoreにおいてOS X Yosemiteにサーバー機能を追加する「OS X Server v4.0.3 Update」の配布を開始しています。
OS X Server 4は、Mac App Storeで購入してOS X Yosemiteに追加できます。価格は2,000円で、OS X Server v4.0からのアップデートは無料です。なお、OS X Server v4.0.3の利用にはOS X Yosemite v10.10.1が必要です。
旧バージョンのOS X Serverからアップグレードする場合は、まずOS X Yosemiteにアップグレードした後、OS X Server 4を購入してインストールする必要があります。
OpenSSL 1.0.1k、OpenSSL 1.0.0pおよびOpenSSL 0.9.8zdが公開
January 09, 2015
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.1k」、「OpenSSL 1.0.0p」および「OpenSSL 0.9.8zd」が公開されています。
これらのバージョンでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
OpenSSLはバージョン1.0.2系統の開発も進められており、現在開発版としてバージョン1.0.2 beta3が公開されている状況です。なお、2015年12月31日をもってバージョン0.9.8系統のサポートが終了する予定になっていますが、バージョン1.0.0系統も2015年12月31日に終了することが先月下旬に発表されています。
[関連]OpenSSL Release Strategy
Ruby on Rails 4.2が公開
January 08, 2015
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 4.2」が2014年12月中旬に公開されています。
バージョン4.2では、バックグラウンドでジョブを実行するActive Job、Active Recordを高速化するAdequate RecordやデバッグツールのWeb Consoleなどが導入され、数多くの新機能が追加されています。バージョン4.2系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、2015年1月上旬にRuby on Rails 4.1.9とRuby on Rails 4.0.13が公開されており、Rails 4.0系統はバージョン4.0.13で最後となる予定です。
Cyberduck 4.6.1が公開
January 07, 2015
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 4.6.1」が2014年12月中旬に公開されています。
2014年11月下旬に公開されたCyberduck 4.6では、不具合が修正されている他、OS XでProxyの自動設定に使うPACファイルがサポートされるようになっています。なお、Cyberduck 4.6の公開後にCyberduck 4.6.1が公開されており、現在の最新バージョンは4.6.1となっています。
Cyberduck 4.6.1のライセンスはGPLであり、OS X版についてはMac OS X v10.6以降、Windows版についてはWindows XP以降で動作します。
FileMaker WebDirectとGet(システムプラットフォーム)関数
January 06, 2015
FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「1」:プラットフォームがOS Xの場合
・「-2」:プラットフォームがWindowsの場合
・「3」:プラットフォームがiOSの場合
・「4」:プラットフォームがFileMaker WebDirectの場合
FileMaker WebDirectでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「4」となります。
[関連]FileMaker GoとGet(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)
ClamXav 2.7が公開
January 05, 2015
OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 2.7」が2014年12月下旬に公開されています。
バージョン2.7では、同梱されているClamAVがアップデートされ、ClamAVの最新安定版であるバージョン0.98.5が搭載されるようになっています。また、ClamXav Sentryがバージョン3.0として一新されており、さまざまな機能追加や改善が行われています。
ClamXavのWebサイトで配布されているバージョン2.7は、Mac OS X v10.6以降で動作し、OS X Yosemiteにも対応しています。
Ruby 2.2.0が公開
December 30, 2014
Ruby 2.2系列の安定版である「Ruby 2.2.0」が公開されています。
Ruby 2.2.0では、Symbolオブジェクトのガーベージコレクトができるようになっています。Rails 5.0ではこのRuby 2.2以降でのみサポートされるSymbol GCが必須とされる予定です。その他にも数多くの機能追加や改善が行われていますが、Ruby 1.8.7やRuby 1.9.2、Ruby 1.9.3からRuby 2.2.0へ移行する場合には、非互換がいくつか存在するので注意が必要です。
なお、2015年2月に保守が終了する予定であるRuby 1.9.3は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として何らかのセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
APPLE-SA-2014-12-18-1 Xcode 6.2 beta 3
December 29, 2014
Appleから「Xcode 6.2 beta 3」が2014年12月中旬に公開されています。
バージョン6.2 beta3ではセキュリティ上の問題が1点修正されており、Gitがバージョン1.9.4に更新されます。なお、更新されたGitを利用するには環境設定でXcode 6.2 (6C101)用のCommand Line Toolsを使うように設定する必要があるので注意が必要です。
Xcode 6.2 beta 3はhttps://developer.apple.com/xcode/downloads/から入手可能で、動作条件としてOS X Mavericks v10.9.4以降が必要です。
CakePHP 2.6.0とCakePHP 2.5.8が公開
December 26, 2014
CakePHP 2.6.0とCakePHP 2.5.8が公開されています。
CakePHP 2.6では、PostgreSQLデータベースドライバーでsslmodeがサポートされ、MySQLデータベースドライバーでRLIKE演算子がサポートされるようになっています。その他にも数多くの機能追加や改善が行われており、バージョン2.5系統からバージョンアップを行う際には移行ガイドで変更点を確認しておくことが推奨されます。
なお、CakePHP 2.6.0と同時に公開されたCakePHP 2.5.8でバージョン2.5系統における不具合の修正は最後となります。今後CakePHP 2.5系統はセキュリティ関連の修正がなければ更新される予定はないため、バージョン2.6系統への移行が推奨されます。