FAMLog
FileMaker Web News:第18回 2007年5月号
May 15, 2007
「FileMaker Web News」第18回目をお届けします。
■FileMaker Technical Networkプログラムが開始
FileMaker Solutions Allianceプログラムの後継として、個人向けのFileMaker Technical Networkおよび法人向けのFileMaker Business Allianceが発表されました。個人向けのFileMaker Technical Networkのメンバーシップ費用は年額9,450円で、FileMaker Server Advanced Development Licenseが提供される特典などが含まれています。
[関連]FileMaker Technical Network(FAMLog)
■FileMaker, Inc.がMySQL Enterprise Connection Allianceへの参加を表明
オープンソースデータベースMySQLの開発元であるMySQL ABから、新しいビジネスパートナープログラム「MySQL Enterprise Connection Alliance (MECA)」が発表されました。そのプログラムにはFileMaker, Inc.も参加を表明しており、FileMaker, Inc.は現在FileMakerとMySQL間の接続機能を強化するための作業を行っているとのことです。
[関連]FileMaker Joins MySQL Enterprise Connection Alliance (MECA)(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
APPLE-SA-2007-05-10 Darwin Streaming Server 5.5.5
May 14, 2007
Appleが「Darwin Streaming Server 5.5.5」を公開しています。
Darwin Streaming Serverは、Appleの「QuickTime Streaming Server」のオープンソース版のプロジェクトであり、次のURLから入手ができます。
http://developer.apple.com/opensource/server/streaming/index.html
Darwin Streaming Server 5.5.5では、悪意ある任意のコード実行やアプリケーションのクラッシュを許してしまう脆弱性が修正されていて、上記URLよりダウンロードが可能になっています。
Apache HTTP Server 2.2の新機能 (3)
May 11, 2007
Apache HTTP Server 2.2では、HTTPコンテンツのキャッシュ機能が強化・改善され、実用レベルのキャッシュモジュールが含まれるようになっています。
キャッシュ用のモジュールであるmod_cacheは、ローカルのコンテンツやプロキシされたコンテンツをキャッシュするために使われるRFC 2616準拠のHTTPコンテンツキャッシュを実装しています。
mod_cacheの動作にはストレージを管理するモジュールが必要であり、mod_disk_cacheとmod_mem_cacheの2つのストレージ管理モジュールが標準の配布パッケージに含まれています。
なお、コンテンツのキャッシュへの保存と取得はURIに基づいたキーが使われ、アクセス保護のかけられているコンテンツはキャッシュされません。
Apache HTTP Server 2.2の新機能 (2)
May 10, 2007
Apache HTTP Server 2.2には、プロキシ関連のモジュールとしてmod_proxy_balancerやmod_proxy_ajpが新たに追加されています。
mod_proxy_balancerは、負荷分散のためのmod_proxy拡張モジュールです。HTTP、FTPおよびAJP13のロードバランス機能を持っており、現時点では2種類のアルゴリズムを用いてロードバランスの設定をすることができます。
mod_proxy_ajpは、mod_proxyでApache JServ Protocol version 1.3(AJP13)をサポートするためのモジュールです。AJP13はTomcatとの接続に使用されるものです。
なお、上記の各モジュールを利用する場合には、共にmod_proxyが必要になります。
FileMaker Technical Network
May 09, 2007
ファイルメーカー社が、FileMakerソフトウェアやFileMakerソリューションのユーザーやデベロッパー向けの新しいサービス「FileMaker Technical Network」が日本で開始されたと発表しています。
FileMaker Technical Networkは、FileMakerデータベースの初心者からFileMakerソリューションを開発する熟練デベロッパーまでの個人を対象にしたサービスです。メンバーシップ費用は年額9,450円で、メンバーにはFileMaker Server Advanced Development Licenseが提供され、FileMaker Tech Talkに参加できる特典などがあります。
また、同社は、FileMaker関連の製品やサービスの開発・販売を主な業務とする法人向けの「FileMaker Business Alliance」が日本で同時に開始されたことも発表しています。
(2007/05/10追記:FileMaker Solutions Allianceプログラムの後継として、個人向けのFileMaker Technical Networkと法人向けのFileMaker Business Allianceが発表され、FSA Japan WebサイトはFBA Japan Webサイトとしてリニューアルされています。)
(2008/02/05追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
APPLE-SA-2007-05-01 QuickTime 7.1.6
May 07, 2007
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.1.6」が配布されています。
QuickTime 7.1.6では、悪意のあるWebサイトを表示すると任意のコード実行を許してしまう脆弱性が修正されています。この問題は、QuickTime for Javaが原因で発生するものだったとのことです。
対象となるOSは、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X v10.4.9、Windows XP SP2およびWindows 2000 SP4です。
APPLE-SA-2007-05-01 Security Update 2007-004 v1.1
May 02, 2007
Appleから「Security Update 2007-004 v1.1」が公開されています。
本アップデートは、Security Update 2007-004で発生していた問題が修正され、同アップデートを更新したものとなっています。
Security Update 2007-004 v1.1では、Security Update 2007-004を適用したMac OS X Server v10.4.9のFTPサーバーに新たなセキュリティ上の問題を発生させていた問題と、Security Update 2007-004を適用したMac OS X v10.3.9におけるAirMacに関する不具合が修正されています。
[関連]APPLE-SA-2007-04-19 Security Update 2007-004(FAMLog)
FileMaker関数・スクリプト+α事典
May 01, 2007
FileMaker Proの関数やスクリプトの基本や応用事例を解説した書籍「FileMaker 8 Functions and Scripts Desk Reference」の翻訳書「FileMaker関数・スクリプト+α事典」が発売されています。
この書籍は、Scott LoveとSteve Lane、Bob Bowersが執筆した「FileMaker 8 Functions and Scripts Desk Reference」の邦訳版であり、バージョン8.5のFileMaker Proにも対応した内容となっています。
FileMaker Proの関数やスクリプトのみならず、カスタム関数やFileMaker Serverのfmsadminコマンド、およびXML文法も紹介されており、リファレンス書として活用できます。
定価:3,360円(税込)
サイズ:A5
ページ数:724
著者:Scott Love、Steve Lane、Bob Bowers
訳者:さかいなおみ
監修:茂田カツノリ
出版社:ラトルズ
ISBN:978-4-89977-176-0[Amazon.co.jpで購入...]
Apache HTTP Server 2.2の新機能 (1)
April 27, 2007
2005年12月に公開されたオープンソースのWebサーバーであるApache HTTP Server 2.2には、多くの新機能や改善点が含まれています。
Apache HTTP Server 2.2の新機能の1つとして、32bit Unixシステムにおいて、サイズが2GBを超えるファイルがサポートされると共に2GBを超えるリクエストボディもサポートされた点が挙げられます。
なお、Apache HTTP Server 2.0でも、バージョン2.0.53から2GB超のファイルの取り扱いが可能となっています。