FAMLog


Apache Tomcat 8.5.78、9.0.62および10.0.20ではセキュリティ脆弱性が修正済み

October 05, 2022

Apache Tomcat 8.5.78Apache Tomcat 9.0.62およびApache Tomcat 10.0.20ではセキュリティ脆弱性が修正されています。

Apache Tomcat 8.5.78、Apache Tomcat 9.0.62およびApache Tomcat 10.0.20では、Http11Processorインスタンスにて競合状態が発生して誤ったクライアントへのレスポンスを行うことで情報漏えいとなる脆弱性(CVE-2021-43980)が修正されています。この脆弱性は、 Apache Tomcat 10で導入されて、Apache Tomcat 9.0.47以降にバックポートされたブロッキング処理の簡素化実装によって生じた脆弱性であるとのことです。

なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.0ですが、Claris FileMaker Server 19.5.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.45が使用されています。

[関連]JVNVU#98868043: Apache TomcatにHttp11Processorインスタンスにおける競合状態による情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Apache

OpenSSH 9.1が公開

October 04, 2022

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.1が公開されています。

OpenSSH 9.1では、悪用可能ではないと考えられているメモリ安全性に関する問題が3件修正されています。

なお、バージョン9.1では新機能の1つとして、ssh(1)とsshd(8)において最小のRSA鍵長を設定するRequiredRSASizeディレクティブが追加されていて、この長さを下回る鍵についてはsshd(8)のユーザー認証とホスト認証で無視されるようになっているとのことです。

[参考]OpenSSH 9.1 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

PHP 7.4.32、PHP 8.0.24およびPHP 8.1.11が公開

October 03, 2022

PHP 7.4.32PHP 8.0.24およびPHP 8.1.11が公開されています。

PHP 7.4.32、PHP 8.0.24およびPHP 8.1.11ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHPはバージョン8.2系統の開発も進められており、現在バージョン8.2.0 RC3が公開されている状況です。

なお、PHP 7.3系統の公式セキュリティサポートは2021年11月に終了しており、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

エミックオンラインセミナーを2022年10月25日に開催

September 30, 2022

2022年10月25日(木)正午から、無料のWordPressプラグインである「FMPress Forms」を使用して、Claris FileMaker Serverと連動したWebフォームを作成する方法とその開発レシピについて解説するオンラインセミナーを開催します。

実際にお申し込みシステムとして稼働しているWebシステムが、公開サイトとして運用しているWordPressと社内システムのFileMaker Server間でどのように連携して動作するようになっているのか詳しく解説する予定です。

エミックオンラインセミナー
「FMPress Forms による Web フォーム開発レシピ徹底解説」
開催日時:2022年10月25日(木)12:00(正午)~12:45
参加費:無料
主催:株式会社エミック

本セミナーはZoomのウェビナー機能を用いて実施します。視聴は無料ですが事前のお申し込みが必要です。

詳細については次のページをご覧ください。
https://emiconlineseminar202210.peatix.com/

(2022/11/15追記:1箇所曜日が間違っていたので、曜日を修正しました。)

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Claris FileMaker ガイドブック

September 29, 2022

Claris FileMakerの新しいトレーニング教材である「Claris FileMaker ガイドブック」シリーズのPDF版が無料でダウンロードできるようになっています。

「Claris FileMaker ガイドブック」シリーズは、「FileMaker Master Book」をベースにClaris FileMakerのより新しいバージョンの内容に合わせて内容が更新・再構成されたものです。基礎編と実践編はClaris FileMaker 19.5に対応した内容となっており、運用管理編ではFileMaker Serverを使ってカスタム Appを複数人で共有するための設定や管理方法などについて演習を交えて学習できます。

なお、基礎編の冊子版は3,300円(税別)、運用管理編の冊子版は3,600円(税別)で販売開始されており、実践編の冊子版については2022年11月頃から販売される予定となっています。

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.5.1の改善点:タブ順設定

September 28, 2022

Claris FileMaker Pro 19.5.1では、タブ順設定のないオブジェクトをコピーした場合、貼り付けもしくはペーストを実行したオブジェクトにはタブ順が設定されないように改善されています。

バージョン19.4までは、レイアウトモードでタブ順設定のないオブジェクトを貼り付けもしくはペーストを実行した場合に自動的にタブ順に追加され、意図しないタブ順の変更を招いていました。バージョン19.5ではこの点が改善され、意図しないタブ順になってしまう可能性がより低減されるようになったと言えます。

なお、レイアウトオブジェクトに設定されているタブ順を確認および設定するには、レイアウトモードで[レイアウト]メニューの[タブ順設定...]を選択します。オブジェクトの横にある矢印に番号がない場合、そのオブジェクトにはタブ順が設定されていないことを示します。

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.5.1の改善点:[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップ

September 27, 2022

Claris FileMaker Server 19.5.1では、FileMaker Serverから[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップを使用してXMLファイルを保存できるようになっています。

FileMaker Pro 18 Advancedで追加された[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップは、Claris FileMaker 19.4まではFileMaker Server スケジュールスクリプトではサポートされていませんでしたが、バージョン19.5ではサーバーサイドでも使用できるように改善されています。

当該スクリプトステップを使用すると、開いているファイルのコピーをスキーマ、レイアウトおよびスクリプトのXML表現として保存します。なお、このXML形式は、FileMaker Proのバージョンごとに変更されることがあるとのことです。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:名前を付けて XML として保存(FAMLog)

Tag: FileMaker

Node.js v14.20.1とNode.js v16.17.1が公開

September 26, 2022

Node.js v14.20.1 (LTS)およびNode.js v16.17.1 (LTS)が公開されています。

Node.js v14.20.1およびNode.js v16.17.1では、それぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。Node.js v14は2023年4月末に、Node.js v16は2023年9月にサポートが終了する予定となっています。

なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 19.5.4ではNode.js v16.14.0が使用されています。


Claris FileMaker Server 19.5.4の提供が開始

September 22, 2022

Claris FileMaker Server 19.5.4の提供が開始されています。

FileMaker Server 19.5.4では、Claris FileMaker Pro 19.5.1および19.5.2でアクセスが制限されたアカウントで[ファイルオプション]ダイアログボックスの設定を変更した後にFileMaker ProおよびFileMaker Serverで再度開くことができなかったファイルを開けるようになっています。

なお、バージョン19.5のFileMaker Server for LinuxではUbuntu 20.04 LTSとUbuntu 18.04 LTSがサポートされていますが、将来のバージョンではUbuntu 18.04 LTSはサポート対象外になる予定となっています。

[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.4の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.5.4の提供が開始

September 21, 2022

Claris FileMaker Pro 19.5.4の提供が開始されています。

FileMaker Pro 19.5.4では、FileMaker Pro 19.5.1および19.5.2でアクセスが制限されたアカウントで[ファイルオプション]ダイアログボックスの設定を変更した後にFileMaker ProおよびFileMaker Serverで再度開くことができなかったファイルを開けるようになっています。また、macOS版においてプレビュー機能として搭載されていたクイックスタートエクスペリエンスが削除されています。クイックスタートエクスペリエンスはバージョン19.5で廃止予定となっていました。

Claris FileMaker 19.5.4のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration Toolも同時に更新されています。なお、FileMaker Pro 19.5.1以降ではWindows 8.1がサポートされなくなっています。

(2022/09/22追記:「アクセスが制限されたアカウントで[ファイルオプション]ダイアログボックスの設定を変更した後に」の前に「FileMaker Pro 19.5.1および19.5.2で」を追加しました。)

Tag: FileMaker

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