FAMLog
FX.php 4.1
September 01, 2005
PHPからFileMakerのデータベース処理を可能にするライブラリクラス「FX.php」のバージョン4.1がリリースされています。
メンテナンスリリースであるFX.php 4.1では、FX Parserがアップデートされ、新たにSetPortalRow関数およびSetFMGlobal関数が追加されています。
また、CAFEphpに関連した不具合も修正されています。
Business Productivity Kit
August 31, 2005
FileMaker, Inc.が、FileMaker Pro 8により作成されたソリューション「Business Productivity Kit」の配布を開始したことを2005年8月29日(米国時間)に発表しています。
Business Productivity Kitは中小企業ですぐに導入可能な、業務効率化を促進できるように設計されているデータベースソリューションです。
利用にはFileMaker Pro 8が必要であり、Business Productivity Kitと30日間試用可能なFileMaker Pro 8英語版の評価版は、http://www.filemakertrial.com/bpkprから入手できます。
FileMaker 8 製品ライン発表
August 30, 2005
FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 8」を始めとするFileMaker 8 製品ラインを発表しています(日本語訳)。
米国では「FileMaker Pro 8」および「FileMaker Pro 8 Advanced」(旧称FileMaker Developer)の販売がすでに開始されており、FileMaker 8 製品ラインの残りの製品である「FileMaker Server 8」、「FileMaker Server 8 Advanced」および「FileMaker Mobile 8」は本年秋に出荷される予定となっています。
ただし、FileMaker 8 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定であり、後日報道発表およびファイルメーカー社のWebサイトで詳細が案内されるとのことです。
Cyberduck 2.5
August 29, 2005
Mac OS Xで動作するオープンソースのSFTP/FTPクライアントソフトウェア「Cyberduck 2.5」がリリースされています。
バージョン2.5では、 FTP over TLSや履歴メニューがサポートされ、UTF-8がデフォルトの文字エンコーディングになっています。また、グラフィカルインターフェースが変更されてApple Mail 2.0と同様の外観となり、ナビゲーションバーの構成が一部変更されています。その他にも数多くの機能が改良および不具合が修正されています。
Cyberduck 2.5はMac OS X v10.4に対応していて、Mac OS X v10.3.9以降で動作します。
fmsadminコマンドの活用 (2)
August 26, 2005
FileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、FileMaker Server Adminを使用しなくても、接続しているクライアントの一覧を取得することができます。
fmsadminコマンドを使ってFileMaker Serverに接続しているクライアントの一覧を表示するには、LISTコマンドを使用して引数にCLIENTSを指定します。
(使用例)
$ fmsadmin list clients
$ fmsadmin -s list clients
接続クライアントのコンピュータ名だけでなく、-sオプションを付加することによって、より詳細な使用状況(接続元のIPアドレスや接続時間、利用ファイル名やアカウント名など)の情報を取得できます。
fmsadminコマンドの活用 (1)
August 25, 2005
FileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、コマンドラインでFileMaker Server 7の各種操作を行うことができます。
fmsadminコマンドを使ってFileMaker Serverでホストされたファイルの一覧を表示するには、LISTコマンドを使用して引数にFILESを指定します。
例えば、データベースフォルダ内にある、現在ホストされているファイルの一覧を取得したり、-sオプションを付加することによって、より詳細な使用状況(ファイルサイズや接続クライアント数、およびファイルの開閉状況)の情報を取得できます。
(使用例)
$ fmsadmin list files
$ fmsadmin -s list files
Mac OS X v10.4で発生するApache 2.0.54の不具合回避策
August 24, 2005
Mac OS X v10.4でApache HTTP Server 2.0.54を動作させた場合に、Mac OS X v10.4とAPR(Apache Portable Runtime)に帰因する問題により、サイズの大きいファイルが正しくApacheからクライアントに送信されない不具合が発生します。
ソースコードを用いてApache 2.0.54をインストールする場合には、configure実行前に次のように入力して環境変数を設定することで不具合を回避できます。
export ac_cv_func_poll=no
なお、この問題はApache HTTP Server 1.3.33では発生しません。
(参考)Apache and Tiger(Musings)
(2005/10/17追記:この不具合はApache 2.0.55で修正されていました。)
defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (7)
August 23, 2005
FileMaker Server 7では、デフォルトデータベースフォルダと、オプションで指定されている追加データベースフォルダ内にあるデータベースが起動時に自動的に共有されます。
defaultsコマンドを用いて追加データベースフォルダを使用するオプションを有効にするには、ターミナルで次のように入力します。
(Mac OS X v10.4.2の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add UseOtherDatabaseRoot -int 1'
上記コマンドを入力後に設定を即座に反映させたい場合には、次のようにfmsadminコマンドを使用します。
sudo fmsadmin reload
(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)
Factory's FileMaker Plug-in(Mac OS X版)ver.1.0.6
August 22, 2005
有限会社ファクトリーが「Factory's FileMaker Plug-in(Mac OS X版)」のバージョン1.0.6をリリースしています。
Factory's FileMaker Plug-inは、FileMaker Proが標準でサポートする画像管理機能を拡張し、様々な要求に応じたシステム構築を実現するために必要となる関数が集約されたプラグインです。
Mac OS X版のバージョン1.0.6では、FileMaker Pro 7でインスタントWeb公開機能を利用した際に発生する不具合が修正されています。
デュアルCPUでWeb公開エンジンが応答しなくなる
August 19, 2005
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、マシンがデュアルCPU構成もしくはWindowsプラットフォームでハイパースレッディングが有効になっていると、Web公開エンジンが応答しなくなったり、突然予期せぬエラーが発生することがあることについて説明した記事がFileMaker Knowledge Baseで掲載されています。
Windowsプラットフォームでハイパースレッディングを有効にしている場合は、ハイパースレッディングを無効にしてマシンを再起動することで、問題が解決する可能性があるとのことです。
Mac OS Xの場合は、一時的にシングルCPUとして機能させる方法もありますが、この方法は実際に運用する場合には勧められるものではありません。当面はデュアルCPUマシンでの使用は避ける必要がありそうです。
(関連資料)Web 公開エンジンが応答しなくなる(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
(2006/02/14追記:FileMaker Server 8 Advancedでは上記の問題は解決されています。)