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Security Update 2004-09-07 v1.1
September 16, 2004
Appleから2004年9月14日にSecurity Update 2004-09-07 v1.1がリリースされました。Security Update 2004-09-07 v1.0で発生していた問題が修正され、同アップデートを更新したものとなっています。
Security Update 2004-09-07 v1.1では、v1.0に含まれていたlukemftpdでFTPサービスが利用不可となる問題が修正され、長いログイン名が再度利用できるようになっています。
また、Safariを別のブラウザーと間違って認識してしまうWebサイトとの互換性を提供するために、Safariのバージョン番号についても変更が加えられています。
mod_trackback v1.0.1
September 15, 2004
TrackBack Pingサーバーを実現するApacheモジュール「mod_trackback v1.0.1」がリリースされています。
mod_trackback v1.0.1では、ストレージの変更、コンテンツ生成ルールの追加、TrackBack Pingの検証機能の追加など、簡単に機能追加できるプラグイン機構が新たに組み込まれています。
mod_trackbackのライセンスはGPLおよびコマーシャルライセンスの2種類で、それらの中から都合のよいライセンスを選んで利用することができます。
FileMaker Server 7 Advanced
September 14, 2004
ファイルメーカー社がFileMaker Server 7の上位バージョンにあたる新製品「FileMaker Server 7 Advanced」を2004年10月上旬に日本国内で発売すると発表しています。価格は税込303,450円です。
FileMaker Server 7 Advancedは、FileMaker Server 7のすべての機能や特徴を含み、さらにカスタムWeb公開がサポートされています。
最大100までのWebクライアントおよび最大250までのFileMaker Proクライアントにデータベースの同時ホスティングを行うことができます。
(2007/01/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを一部削除しました。)
FileMaker Server 7のデフォルトデータベースフォルダ
September 13, 2004
Mac版FileMaker Server 7では、ホストするデータベースファイルを以下のフォルダ内に通常配置します。
/Library/FileMaker Server 7/Data/Databases/
ホストするデータベースはFileMaker 7のフォーマットのファイルに限られます。
Mac OS Xでは、上記のデータベースフォルダとサブフォルダは、「fmsadmin」グループが所有する必要があります。また、データベースフォルダ内に配置されたデータベースは、グループが読み書き可能であることが重要です。
[関連]FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ
(2006/06/07追記:関連リンクを追加しました。)
pmset
September 10, 2004
Mac OS Xには「システム環境設定」の「省エネルギー」設定をコマンドラインから変更するためのツールとしてpmsetが用意されています。
pmsetは電源管理関連設定の変更と読み込みを行うツールで、管理者権限を持つユーザーで実行する必要があります。
(使用例)
$ sudo pmset -a sleep 0 dim 5 spindown 0 womp 1 autorestart 1 dps 0 reduce 0
上記例の場合、下記のように設定が変更され、パラメーターで-aを指定したことによりすべての省エネルギー設定に反映されます。
・スリープしない設定に変更
・ディスプレイがスリープするまでのコンピュータが静止している時間設定を5分に
・ハードディスクをスリープさせる設定を無効に
・Ethernet経由による管理者のアクセスでスリープから復帰する機能を有効に
・停電後に自動的に再起動する設定を有効に
・プロセッサのパフォーマンス設定を「最高」に変更
pmsetの詳細はmanページに記載されていて、下記のコマンドで参照することができます。
$ man pmset
スリープモードをオフにする
September 09, 2004
FileMaker Server 7は常時起動しているコンピュータで継続して動作することを前提に設計されているため、FileMaker Serverがインストールされているコンピュータはスリープ状態に入らないように設定する必要があります。
スリープモードに入るとFileMaker Serverは強制的に処理を終了するため、データファイルの破壊や、他の予期しない動作が発生する可能性があります。
Mac OS X v10.3 "Panther"がインストールされているMacをスリープさせないようにする場合には、システム環境設定の「省エネルギー」で、「コンピュータがスリープするまでの静止している時間」のところを「しない」に設定します。
また、「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」設定も必要に応じて無効にしておくとよいでしょう。
Security Update 2004-09-07
September 08, 2004
AppleからSecurity Update 2004-09-07がリリースされました。以下のシステム用のセキュリティアップデートが提供されています。
・Mac OS X v10.3.5 "Panther"
・Mac OS X v10.3.4 "Panther"
・Mac OS X v10.2.8 "Jaguar"
・Mac OS X Server v10.3.5 "Panther"
・Mac OS X Server v10.3.4 "Panther"
・Mac OS X Server v10.2.8 "Jaguar"
今回はMac OS X v10.3.5がリリースされてからそれほど時間が経過していないことから、Mac OS X v10.3.4とMac OS X v10.3.5の両バージョンに対してセキュリティアップデートが用意されています。
Security Update 2004-09-07では下記のソフトウェアが更新されます。
・CoreFoundation
・IPSec
・Kerberos
・lukemftpd
・OpenSSH
・PPPDialer
・rsync
・Safari
・SquirrelMail
・tcpdump
・OpenLDAP(Mac OS X v10.3.x、Mac OS X Server v10.3.x)
・Apache 2(Mac OS X Server v10.2.8/v10.3.4/v10.3.5)
・QuickTime Streaming Server(Mac OS X Server v10.2.8/v10.3.4/v10.3.5)
Mac OS X ServerにインストールされているApache 2はApache 2.0.50にアップデートされます。OpenSSHでは、OpenSSH 3.4以前に存在した、悪意あるsshサーバーによってローカルファイルを破壊される可能性がある脆弱性が修正されます。
FX.php日本語対応版
September 07, 2004
iViking.orgで公開されているFX.phpは、そのままでは日本語の扱いに一部問題がありますが、日本語で問題がないように改造されたFX.php日本語対応版が新居雅行氏のサイトで配布されています。
現時点で配布されているものはFX.php 2.3.2をベースとしたものでFileMaker 7には対応していませんが、FileMaker Server 7 Advancedに対応したFX.php 3.0の日本語化に早速取りかかっているとのことです。
FX.php 3.0
September 06, 2004
iViking.orgがFX.php 3.0をリリースしています。
FX.phpは、PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのオープンソースのライブラリクラスです。FileMaker Pro WebコンパニオンもしくはFileMaker Server 7 AdvancedがHTTP経由で出力するXMLを解析・処理します。
FX.php 3.0では新たにFileMaker Server 7 Advancedに対応してます。また、オブジェクト指向の柔軟なエラー処理が可能となり、オブジェクトフィールドの取り扱いを改善するなどの機能追加・改善点が含まれています。
(2007/01/02追記:「Web コンパニオン」を「Webコンパニオン」に修正しました。)
FileMaker Server 7 Advanced Development License
September 03, 2004
FileMaker, Inc.が、2004年8月30日(米国時間)にFileMaker Developer 7のユーザー向けライセンスプログラム「FileMaker Server 7 Advanced Development License」を新たに発表していました。
この発表により、今後FileMaker Developer 7に、FileMaker Server 7 Advancedの開発・テスト用ライセンスおよびソフトウェアが含まれることになります。ただし、現在のところ、このライセンスプログラムについて日本のファイルメーカー社からは特に何も発表されていません。
開発・テスト用のFileMaker Server 7 Advancedでは、FileMaker Proクライアントは同時に3クライアントまで、FileMaker Pro以外のクライアント(Webブラウザーやその他のプログラム)は同時に3クライアントまでアクセスが許可されます。