FAMLog
macOS Monterey 12.3.1の提供が開始
April 01, 2022
macOS Monterey 12.3.1の提供が開始されています。
macOS Monterey 12.3.1では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、macOS Montereyを使用している場合にはmacOS Monterey 12.3.1にアップデートすることが推奨されます。
Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。なお、macOS版のFileMaker Server 19.4.1以降では新規インストール時にPHPがインストールされなくなっている点に留意する必要があります。
LibreSSL 3.4.3が公開
March 31, 2022
LibreSSL 3.4.3が2022年3月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.4.3では1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。
PHP 8.0.17とPHP 8.1.4が公開
March 30, 2022
PHP 8.0.17とPHP 8.1.4が2022年3月中旬に公開されています。
PHP 8.0.17とPHP 8.1.4では不具合の修正が行われています。PHP 7.3系統の公式セキュリティサポートは2021年11月に終了しており、今後はバージョン7.4系列以降にアップグレードすることが強く推奨される状況になっています。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Claris FileMaker 19.4とGet(アカウントタイプ)関数
March 29, 2022
Claris FileMaker Proの「Get(アカウントタイプ)関数」は、現在利用しているアカウントの認証タイプに関する情報を返します。
Claris FileMaker 19.4では、Get(アカウントタイプ)関数の戻り値は下記のようになります。
・「Guest」:アカウントタイプがFileMakerファイル(ゲストアカウント)の場合
・「FileMaker File」:アカウントタイプがFileMakerファイルの場合
・「External」:アカウントタイプが外部サーバーの場合
・「Amazon」:アカウントタイプがOAuth(Amazon)の場合
・「Google」:アカウントタイプがOAuth(Google)の場合
・「Azure」:アカウントタイプがOAuth(Microsoft Azure AD)の場合
・「Custom OAuth」:アカウントタイプがOAuth(カスタム)の場合
・「Claris ID <チーム名>」:アカウントタイプがClaris IDまたは外部アイデンティティプロバイダ(IdP)の場合
Claris FileMaker 19.4.1以降では、現在のユーザーアカウントがカスタム OAuth アイデンティティプロバイダで認証されている場合に、Get(アカウントタイプ)関数は「Custom OAuth」を返すようになっています。
[関連]Get(アカウントタイプ)関数(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.4.1の新機能:カスタム OAuth アイデンティティプロバイダのサポート
March 28, 2022
Claris FileMaker Pro 19.4.1では、Claris FileMaker Server 19.4.1でサポートされるようになったカスタム OAuth アイデンティティプロバイダに新たに対応しています。
バージョン19.4.1以降のFileMaker Proを使用して、外部認証用にカスタム OAuth アイデンティティプロバイダが設定されているFileMaker Server上で共有されているデータベースを開くと、[セキュリティの管理]ダイアログボックスの[認証方法:]で「カスタム OAuth」を選択できるようになります。
「カスタム OAuth」を選択している状態でグループまたはユーザを作成および設定することで、アイデンティティプロバイダで定義されているユーザーもしくはグループでFileMakerデータベースにサインインできるように設定できます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.4.1の新機能:カスタム OAuth アイデンティティプロバイダのサポート(FAMLog)
Claris FileMaker Cloud 2.19.4.3の提供が開始
March 25, 2022
Claris FileMaker Cloud 2.19.4.3の提供が開始されています。
FileMaker Cloudは、Claris FileMakerで個別のビジネス課題を解決するツールセットを構築・運用できる、Claris純正クラウドサービスです。FileMaker Cloud 2.19.4.3では、FileMaker Cloud Admin ConsoleでClaris FileMaker Serverの新バージョンに関する通知が誤って表示される問題や、Claris ID ユーザ名を変更した後にClaris Customer Consoleで共有Appを直接作成した場合にClaris Customer Consoleの[ホーム]ページとClaris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Goの[マイ App]ウインドウで共有Appが表示されない場合がある問題が修正されています。
なお、FileMaker Cloud 2.19.4.3は、Claris FileMaker 19および18のクライアントと互換性があります。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19 リリースノート(Claris)
OpenSSL 1.1.1nおよびOpenSSL 3.0.2が公開
March 24, 2022
OpenSSL 1.1.1nおよびOpenSSL 3.0.2が2022年3月中旬に公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1nおよびOpenSSL 3.0.2では、OpenSSLのBN_mod_sqrt()における法が非素数のときに無限ループを引き起こす問題(CVE-2022-0778)が修正されています。
なお、OpenSSL 1.1.1系列の最新バージョンはOpenSSL 1.1.1nですが、FileMaker Pro 19.4およびFileMaker Server 19.4にはOpenSSL 1.1.1lが使用されています。
[関連]JVNVU#90813125: OpenSSLのBN_mod_sqrt()における法が非素数のときに無限ループを引き起こす問題(Japan Vulnerability Notes)
Xcode 13.3の提供が開始
March 23, 2022
AppleからXcode 13.3の提供が開始されています。
Xcode 13.3には、iOS 15.4、iPadOS 15.4、tvOS 15.4、watchOS 8.5およびmacOS Monterey 12.3用のSDKが含まれています。また、iTMSTransporterとotoolのセキュリティ脆弱性が修正されています。
Xcode 13.3はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/から入手可能で、動作条件としてmacOS Monterey 12以降が必要です。
Security Update 2022-003 Catalinaの提供が開始
March 22, 2022
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2022-003の提供が2022年3月中旬に開始されています。
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2022-003では、アプリケーションにカーネル権限を取得されて任意のコードを実行される可能性がある問題や、ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者からサービス運用妨害を受ける可能性がある問題などが修正されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Catalinaをサポートしています。
[関連]macOS Monterey 12.3の提供が開始(FAMLog)、macOS Big Sur 11.6.5の提供が開始(FAMLog)
macOS Big Sur 11.6.5の提供が開始
March 18, 2022
macOS Big Sur 11.6.5の提供が開始されています。
macOS Big Sur 11.6.5では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、アプリケーションにカーネル権限を取得されて任意のコードを実行される可能性がある問題や、ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者からサービス運用妨害を受ける可能性がある問題などが修正されています。
なお、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応するようになっています。
[関連]macOS Monterey 12.3の提供が開始(FAMLog)