FAMLog
FileMaker Server 12の新機能:プログレッシブダウンロード
June 10, 2013
FileMaker Server 12では、プログレッシブダウンロードと呼ばれる機能が新機能として追加されています。
プログレッシブダウンロードにより、FileMaker ProやFileMaker Goのクライアントがインタラクティブコンテンツをダウンロードしながら利用できるようになります。これにより、ファイルのダウンロードが完全に終了するまで待たなくても、他のレコードに移動することが可能になっています。
プログレッシブダウンロードは、FileMaker 12から利用できるようになったインタラクティブコンテンツが有効なオブジェクトフィールドが対象で、内部的にはApache Tomcatを利用してFileMaker Pro/GoとFileMaker Serverの間でHTTP通信が行われています。
[関連]第86回「FileMaker Fun Night!」発表資料(FAMLog)
FileMaker Pro 12の動作環境として今後推奨されないOSの一覧
April 26, 2013
2013年2月にFileMaker Pro 12の動作環境として今後推奨されないOS(オペレーティングシステム)の一覧が発表されていましたが、この情報はFileMaker Pro 12v4 アップデータに付属の文書にも記載されています。
FileMaker Pro 12の動作環境として今後推奨されないオペレーティングシステムの一覧は下記の通りです。
・Mac OS X 10.6 (Snow Leopard)
・Windows XP
・Windows Vista
・Windows Server 2003(ターミナルサービス用)
・Citrix XenApp 5.0
さらに、今後推奨されない技術・機能一覧も下記の通り挙げられています。
・オブジェクトフィールドへの[サウンドを挿入]オプション(サウンドをオブジェクトフィールドに直接録音)
なお、FileMaker Pro 12であれば、オブジェクトフィールドの[インタラクティブコンテンツ]オプションを有効にして、[ファイルを挿入]または[オーディオ/ビデオを挿入]を使用することでサウンドファイルをオブジェクトフィールドに格納することができます。
[関連]FileMaker 12 - Deprecated Features and Operating Systems(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Server 12によって使用されるポート
April 01, 2013
FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 Advancedでは、データ通信のために次に挙げるポートを使用します。
・ポート番号5003:FileMakerネットワーク共有
・ポート番号80:Webサーバー(HTTP)
・ポート番号443:Webサーバー(HTTPS)
・ポート番号16000:FileMaker Server Admin Console 開始ページおよびオブジェクトフィールドのプログレッシブダウンロード
・ポート番号16001:FileMaker Server Admin Console
・ポート番号2399:ODBC/JDBCデータソース
上記以外にWeb公開エンジンやFileMaker Server Helper等が内部的に使用するポートが存在します。なお、ポート番号16000についてはFileMaker Server Admin Consoleだけでなく、オブジェクトフィールドのプログレッシブダウンロードでも使用されるので注意が必要です。
[関連]第86回「FileMaker Fun Night!」発表資料(FAMLog)
2013年3月「FileMakerユーザーズグループ中部」発表資料
March 18, 2013
2013年3月16日に行われた「FileMakerユーザーズグループ中部(FM-Chubu)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker 12でオブジェクトデータを外部に保存する際の注意点(PDF形式/ファイルサイズ:約240KB)
「FM12StoringContainerDataExternally.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
830c17f991c606fe8b7fe8c757264a728e1a5ec1
■関連リンク
・オブジェクトフィールドのデータの外部保存(FileMaker ナレッジベース)
・外部保存されたオブジェクトフィールドのデータが、FileMaker Server にアップロードされない。(FileMaker ナレッジベース)
・Java 7 for Mac OS X: [データベースアップロードアシスタント]で、全角文字を含むファイルを選択できない(FileMaker ナレッジベース)
Ruby 1.9.3-p392が公開
February 26, 2013
「Ruby 1.9.3-p392」が公開されています。
Ruby 1.9.3-p392では、Rubyに同梱されているJSON gemにおけるサービス不能攻撃(DoS)および安全でないオブジェクトの生成を可能とする脆弱性と、REXMLにおける厳格でないエンティティ展開によるサービス不能攻撃が可能となる脆弱性が修正されています。
上記の他にも、いくつか不具合の修正も行われています。
FileMaker Pro 12の改善点:新しく追加されたレイアウトオブジェクトのバッジ
January 25, 2013
FileMaker Pro 12では、レイアウトオブジェクトに設定されている情報を視覚的に表示するバッジに新しい種類のバッジが追加されています。
バージョン12では、レイアウトにスクリプトトリガが設定されている場合に、レイアウトモードでレイアウトの右下隅にバッジが表示されるようになっています。
上記の他に、ボタンオブジェクトにも新たにバッジが用意されています。ただし、ボタンであることを示すバッジを表示するには、レイアウトモードで[表示]メニューの[オブジェクト]サブメニューから[ボタン]を選択する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 11の新機能:オブジェクトバッジ(FAMLog)
FileMaker Server 12の新機能:データベースファイルのダウンロード
January 24, 2013
FileMaker Server 12では、FileMaker Server Admin Consoleにデータベースファイルをダウンロードできる機能が追加されています。
バージョン9以降のFileMaker Serverでは、Admin Consoleのデータベースアップロードアシスタントを使用してデータベースファイルをサーバーに転送できますが、データベースファイルをダウンロードする機能はバージョン11までは用意されていませんでした。バージョン12では、閉じているデータベースであればデータベースファイルをAdmin Consoleでダウンロードできるようになっています。
なお、オブジェクトフィールドのオプションにおいて[オブジェクトデータを外部に保存]する設定を有効にしている場合には、データベースファイルを配置したフォルダ内にある「RC_Data_FMS」フォルダ内のオブジェクトデータを別途ダウンロードする必要があるので要注意です。
FileMaker Pro 12の改善点:タブコントロールの機能強化
January 23, 2013
FileMaker Pro 12では、タブコントロールの機能が強化され、個々のタブパネルとタブラベルの条件付き書式を設定できるようになっています。
FileMaker Pro 9からレイアウトオブジェクトに条件付き書式を定義できる機能が追加されましたが、これにより、データベース構造を変更することなく、指定した任意の条件を満たす場合にレイアウトオブジェクトの書式を動的に変更させることができます。
また、バージョン12では、ブラウズモードからレイアウトモードに切り替えたときに、アクティブなタブが維持されるようにタブの動作が変更されています。
FileMaker Pro 12の新機能:[ファイルを挿入]スクリプトステップの機能強化
December 17, 2012
FileMaker Pro 12では、[ファイルを挿入]スクリプトステップの機能が強化され、オブジェクトフィールドに挿入するファイルを選択するときに表示される[ファイルを挿入]ダイアログで詳細オプションを指定できるようになっています。
具体的には、カスタムダイアログのタイトル、ファイルタイプのフィルタ、格納オプション、イメージ/ビデオ/オーディオファイルの表示方法、およびファイルの圧縮方法を指定することが可能です。
また、スクリプトを使用せずにファイルを挿入する処理を実行する際に、ファイル選択時に圧縮をするかどうかを選択できるようにもなっています。
[関連][ファイルを挿入]スクリプトステップのダイアログオプション(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 12の新機能:アクセシビリティインスペクタ
November 08, 2012
FileMaker Pro 12ではアクセシビリティ機能が改善されており、アクセシビリティラベルをレイアウトオブジェクトに追加できるアクセシビリティインスペクタが新たに利用できるようになっています。
アクセシビリティラベルを追加すると、OS XおよびiOSのVoiceOver、JAWS for Windowsなどで自動的に設定された文字列が読み上げられるようになります。
アクセシビリティインスペクタは、レイアウトモードにおいて[表示]メニューの[アクセシビリティインスペクタ]を選択することで表示されます。
[関連]FileMaker 製品のアクセシビリティ(FileMaker ナレッジベース)