FAMLog
FileMaker Pro 13の新機能:フィールドピッカー
June 23, 2014
FileMaker Pro 13では「フィールドピッカー」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
フィールドピッカーにより、レイアウトモードで新規フィールドを作成したり、フォームに複数のフィールドを直接ドラッグできます。フィールドピッカーではフィールドの検索を行うことができ、フォームへのドラッグ時にフィールド配置やラベルの制御もできるので、以前より利便性が向上しています。
なお、[フィールドピッカー]ダイアログボックスの表示・非表示を切り替えるには、レイアウトモードで[表示]メニューの[フィールドピッカー]を選択します。
FileMaker Pro 13の新機能:オブジェクトの表示コントロール
June 12, 2014
FileMaker Pro 13では、計算式を利用してレイアウトオブジェクトの表示および非表示を制御できるようになっています。
バージョン13では、インスペクタの[データ]タブにある[次の場合にオブジェクトを隠す]で、オブジェクトを非表示にする計算式を指定できます。これにより、フィールドやボタン、タブコントロールなどのレイアウトオブジェクトを、計算式の結果に基づいて表示したり隠したりできます。
また、検索モードにおいてオブジェクトに上記条件を適用する場合には、[次の場合にオブジェクトを隠す]の下にある[検索モードで適用]にチェックをつけます。
FileMaker Pro 13で非推奨になった機能
May 28, 2014
ファイルメーカー社が、2013年12月にFileMaker Pro 13で非推奨になった機能についてFileMaker ナレッジベースで案内していましたが、FileMaker Pro 13v2 アップデータ公開時にその内容を一部更新しています。
FileMaker Pro 13において非推奨となり今後廃止される予定の機能一覧は下記の通りです(2014年5月現在)。
・「QuickTime を挿入」コマンドを使用したQuickTimeメディアファイルタイプのオブジェクトフィールドへの挿入のサポート
・WindowsにおけるQuickTimeのサポート
・OS XにおけるBento データソースのサポート
・OS Xにおける「サウンドを挿入」コマンドを使用して録音されたサウンド再生のサポート
上記の内容はFileMaker Pro 13の次バージョンから削除される可能性があるため、別のAPI、技術または製品の代替機能を使用するようにソリューションを移行することが推奨されています。「QuickTime を挿入」コマンドについては、FileMaker Pro 12で導入された「オーディオ/ビデオを挿入」コマンドへの変更が推奨されます。
[関連]FileMaker Proで今後廃止されるAPI、技術または機能(FAMLog)
(2015/02/10追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
INTER-Mediator 4.4が公開
May 22, 2014
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 4.4」を公開しています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。
バージョン4.4では、同一フィールドを複数の要素に展開しているときに自動で値が更新されるようになり、ローカルコンテキストでCookieの代わりにsessionStorageを使用するように変更されるなど、数多くの機能追加や改善そして不具合の修正が行われています。
APPLE-SA-2014-04-01-1 Safari 6.1.3 and Safari 7.0.3
April 02, 2014
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 6.1.3およびSafari 7.0.3が配布されています。
Safari 6.1.3とSafari 7.0.3ではWebKitの脆弱性が修正されています。また、[アドレスと検索]フィールドでreturnキーが押される前に、Webページが読み込まれたり、検索語句が送信されてしまう問題なども修正されています。Safari 6.1.3は、OS X Lion v10.7.5、OS X Lion Server v10.7.5およびOS X Mountain Lion v10.8.5向け、Safari 7.0.3はOS X Mavericks v10.9.2向けのものです。
Mac OS X Snow Leopard向けにSafariの更新は行われておらず、OS X Lion以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。また、Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行することが強く推奨されます。
INTER-Mediator 4.1が公開
February 07, 2014
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 4.1」を公開しています。
INTER-Mediatorは、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークであり、HTMLページの要素として情報を加えるだけでデータベース連動ページを作成できます。
バージョン4.1では、コンテキストやフィールドの名前を指定する場合、これまではclass="IM[context@field]"のように指定していましたが、data-im="context@field"といった記述方式もできるようになり、HTML5のカスタムデータ属性に対応するようになっています。その他、INTER-Mediator 4.0とPHP 5.2の互換性に関する問題等も修正されています。
FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加された関数一覧
February 04, 2014
FileMaker Pro 13では新しい関数が追加され、Base64フォーマットのエンコード・デコード関数や、ファイルの暗号化状態を取得する関数、FileMaker GoでOnGestureTapトリガを起動するジェスチャの詳細を取得する関数などが新設されています。
バージョン13で追加された関数一覧は下記の通りです。
・Base64Decode
・Base64Encode
・Get ( 接続属性 )
・GetContainerAttribute
・Get ( 現在の時刻 UTC ミリ秒 )
・Get ( デバイス )
・Get ( 暗号化状態 )
・Get ( ネットワークタイプ )
・Get ( スクリプトアニメーション状態 )
・Get ( トリガジェスチャ情報 )
・Get ( ウインドウ方向 )
・Get ( 変更されたフィールド )
なお、バージョン13では、Get ( トリガ現在のタブパネル )関数はGet ( トリガ現在のパネル )関数に、Get ( トリガターゲットタブパネル )関数はGet ( トリガターゲットパネル )関数に名称が変更されています。
[関連]FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加された関数一覧(FAMLog)
FileMaker Web News:第63回 2013年秋号
December 10, 2013
■FileMaker Server 12 Advanced用Instant Web Publishing stability hotfixが公開(2013年10月)
FileMaker Server 12 Advanced用のInstant Web Publishing stability hotfixが2013年10月に公開されました。FileMaker Server 12 AdvancedでインスタントWeb公開機能を利用していて、ポータルの中にオブジェクトフィールドが含まれている場合に、インスタントWeb公開のプロセスが断続的にクラッシュする場合がある問題が修正されています。
[関連]FileMaker Server 12 Advanced用Instant Web Publishing stability hotfixが公開(FAMLog)
■OS X Mavericksが登場(2013年10月)
OS Xの最新バージョンであるOS X Mavericksが2013年10月に無料で提供開始されました。FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 Advancedは、現在のところOS X Mavericksと互換性がなく、FileMaker Server 12のアップデータについては来年登場する予定であるとのことです。
[関連]OS X Mavericksが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 12の改善点:FileMaker Proデータベースからのデータのインポート
December 03, 2013
FileMaker Pro 12では、FileMaker Proデータベースからデータをインポートする際、フィールドデータのインポート順序に関する取り扱いが改善されています。
フィールド割り当て後にフィールドの追加または削除を行っても、インポート先ファイルのソート順に影響しなくなり、インポート元のフィールドとインポート先のフィールドがずれてしまう現象が発生しないようになっています。
以前は、[フィールドデータのソート順]ダイアログボックスで配置順を「照合名順」にしたり、フィールドの割り当て作業を再実行する必要などがありましたが、それらの点について気をつける必要がなくなっています。
FileMaker Server 12 Advanced用Instant Web Publishing stability hotfixが公開
October 16, 2013
FileMaker Server 12 Advanced用のInstant Web Publishing stability hotfixが公開されています。
Instant Web Publishing stability hotfixでは、FileMaker Server 12 AdvancedでインスタントWeb公開機能を利用していて、ポータルの中にオブジェクトフィールドが含まれている場合に、インスタントWeb公開のプロセスが断続的にクラッシュする場合がある問題が修正されています。
なお、この修正プログラムはアップデータとしてではなく差分ファイルのみ配布されている形態がとられているため、ナレッジベースで案内されている手順通りに手動で更新を行う必要があります。