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FileMaker Goのバージョン1.1.1が登場
September 28, 2010
FileMaker Go for iPadとFileMaker Go for iPhoneがそれぞれバージョン1.1.1にアップデートされています。
FileMaker Go 1.1では、PDFファイルおよびデータベースのコピーを保存・送信できるようになり、写真をデータベースに直接取り込めるようになっています。FileMaker Proデータベースからレコードをインポートすることも可能となっており、さまざまな新機能が追加されています。
FileMaker Go for iPhoneの価格は2,300円、FileMaker Go for iPadの価格は4,600円で、それぞれiTunes App Storeで購入できます。すでに購入済みの場合には無料でバージョン1.1.1にアップデートできます。
FileMaker Pro 11の新機能:バージョン11で追加されたスクリプトステップ一覧
August 11, 2010
FileMaker Pro 11では、下記のスクリプトステップが新しく追加されています。
・レイアウトの管理を開く
・クイック検索の実行
・レコードをスナップショットリンクとして保存
これらのスクリプトステップのうち、[クイック検索の実行]スクリプトステップのみWeb公開互換となっています。
なお、バージョン11のヘルプでは、スクリプトステップ、スクリプトトリガ、および関数の説明に、各ステップや関数等が最初に導入されたFileMaker Proのバージョン情報の記載が新たに追加されています。
FileMaker Pro 11の新機能:スナップショットリンク
August 09, 2010
FileMaker Pro 11では、ある時点における特定の対象レコード情報を保存できる「スナップショットリンク」と呼ばれる新機能が追加されています。
スナップショットリンクは、[ファイル]メニューの[レコードの保存/送信]サブメニューから[スナップショットリンク...]を選択することで保存できます。
スナップショットリンクの実体はXMLファイルであり、レコードIDの一覧やレイアウト、表示形式、ソート順などの情報が保存されています。
FileMaker Pro 11の新機能:ポータルフィルタリング
June 25, 2010
FileMaker Pro 11では、「ポータルフィルタリング」と呼ばれる関連レコードの表示調整機能が新機能として追加されています。
ポータルフィルタリングを利用すると、複雑なテーブルオカレンスやリレーションシップを定義することなく、任意の条件に合致する関連レコードだけを表示させることができます。この機能は、ポータルレコードの表示調整だけを目的としたものであり、セキュリティを目的としたものではないので、その点には留意する必要があります。
なお、ポータルフィルタリング機能はインスタントWeb公開(IWP)でもサポートされています。
Get(レコードのオープン状態)関数
June 24, 2010
FileMaker Proの「Get(レコードのオープン状態)関数」は、現在のレコードの状態を示す番号を返します。
この関数の戻り値は次の通りで、レコードの確定状態を確認する際に使用されます。
・0:閉じているか確定されたレコードの場合
・1:確定されていない新しいレコードの場合
・2:確定されていない変更レコードの場合
なお、Get(レコードのオープン状態)関数はバージョン8で追加された関数です。
-delete.relatedクエリー引数
January 08, 2010
FileMaker ServerのXMLおよびXSLTを使用したカスタムWeb公開において、ポータル内の関連レコードを削除するには「-delete.related」クエリー引数を使用します。
-delete.relatedクエリー引数は、-editクエリーコマンドのオプションで、FileMaker Server 9で新たに追加されたクエリー引数です。
削除対象のポータルレコードが含まれる親レコードをレコードIDで指定し、さらに関連テーブル名とそのテーブルにおけるレコードをIDを用いて削除対象のポータルレコードを指定します。
[使用例]
-db=employees&-lay=family&-recid=1001&-delete.related=dependents.3&-edit
なお、実際のシステムでこのクエリー引数を使用することは少ないものと思われますが、実際に利用する場合には、意図しないレコードの削除を防ぐために、-delete.relatedクエリー引数で指定するポータルレコードのレコードIDは慎重に指定するよう注意する必要があります。
[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版「3.3.27 ポータル内のレコードを削除する」(171ページ)
Bento for iPhone and iPod touch 1.0.4
December 22, 2009
「Bento for iPhone and iPod touch 1.0.4」がiTunesのApp Storeで公開されています。
Bento for iPhoneは、iPhoneおよびiPod touch上で動作するアプリケーションです。バージョン1.0.4では、パフォーマンスやレコードカウント、パスコード、メディアフィールドの同期に関する問題が解決されています。
なお、メディアフィールドの同期に関連する問題を解決するには、Bento 3.0.2 for Macも必要とのことです。
Bento 3.0.2 インストーラ
December 11, 2009
「Bento 3.0.2 インストーラ」がファイルメーカー社のWebサイトで公開されています。
Bento 3.0.2は、これまでのすべてのBento 3に代わるバージョンです。バージョン3.0.2では、ソートされた関連レコードリストを使用したテンプレートの読み込みに関連する問題、およびチェックボックスとスマートコレクションに関連する問題などが解決されています。
なお、Bento 3の価格は税込5,040円で、ファミリーパックの価格は税込10,290円です。既存ユーザーには2010年1月29日までの期間限定でアップグレードリベートオファーも用意されています。
FileMaker Server大全 ver.9対応:追加情報その2
October 13, 2009
http://msyk.net/にある、書籍「FileMaker Server大全 ver.9対応」のサポートページにおいて、FileMaker ServerのカスタムWeb公開におけるUnicodeの扱いの問題点に関する情報が公開されています。
FileMaker ServerのXMLリクエストで、サロゲートペアによるUnicode文字が含まれるレコードを取得できない問題に関する解説が追加されており、FileMaker API for PHPにも影響が及ぶ点について言及されています。
同時に、FX.php用サロゲートペア対応パッチも公開されています。
FileMaker Server 10v2 アップデータ
July 21, 2009
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 10v2 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Server 10またはFileMaker Server 10 Advancedをバージョン10.0v2(10.0.2.206)に更新するものです。タスクスケジュールによるインポートおよびエクスポートでDBF形式が利用可能になった他、レコードの変更中にバックアップが実行された場合にそのレコードにあるデータとバックアップファイルの索引が同期しない可能性がある問題などが修正されています。
このアップデータを適用する前に、あらかじめFileMaker ServerとWeb公開エンジン、FileMaker Server Admin Console、PHP Site Assistant等を終了させておく必要があります。アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS 10 Update Read Me (Japanese).pdf」に記載されています。