FAMLog
FileMaker Web News:第9回 2006年8月号
August 15, 2006
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第9回目をお届けします。
■FileMaker API for PHP Public Beta
「FileMaker API for PHP Public Beta」が2006年7月下旬に米国で公開されました。ベータ版として公開されたものですが、PHPを利用してFileMakerデータベースのデータ操作を可能にするFileMaker純正のAPIであり、正式版の登場が待ち遠しいところです。
[関連]FileMaker API for PHP Public Beta(FAMLog)
■Mac OS X Server v10.4がIntelベースMacに対応
アップルが、2006年8月上旬にIntelベースのMacにも対応した「Mac OS X Server v10.4.7」を販売開始しました。日本国内ではまだIntelベースのMacに対応したFileMaker Server 8.0v4の入手可能時期は不明ですが、あと数ヶ月以内にはIntelベースMacにネイティブ対応したFileMaker Serverを動作させることができることでしょう。
[関連]Mac OS X Server v10.4がIntelベースMacに対応(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
Mac OS X Server v10.4がIntelベースMacに対応
August 10, 2006
アップルが、IntelベースのMacにも対応した「Mac OS X Server v10.4.7」を販売開始しています。
Mac OS X Server v10.4.7のシステム条件は下記の通りです。
・Xserve、IntelまたはPowerPC G5、G4プロセッサーを搭載したデスクトップタイプのMacintoshコンピューター
・メモリー:512MB以上
・ハードディスク:10GB以上の空き領域
・内蔵FireWireポート
価格については、Unlimitedクライアント版が税込98,000円、10クライアント版が税込52,000円となっています。
デュアルコア インテル Xeon プロセッサー搭載Xserve
August 09, 2006
アップルが、Mac Proの発表と共に、2基のデュアルコア インテル Xeon プロセッサーにMac OS X Server Tigerを搭載し、従来機の5倍以上の性能を実現した1Uサーバーである、新しいXserveを発表しています。
今回発表された新しいXserveは、Intelベースのシステムに最適化されたTiger Serverソフトウェアの無制限クライアント版をプリインストールして出荷される初めてのシステムになります。2.0、2.66または3.0GHzで動作する2基のデュアルコア インテル Xeon プロセッサーを搭載することが可能で、メモリーには最大32GB搭載できる667MHz DDR2 ECC FB-DIMMが採用されています。
新しいXserveは2006年10月に販売が開始される予定です。基本構成は、2.0GHz デュアルコア インテル Xeonプロセッサー、1GBの667 MHz DDR2 ECC FB-DIMM RAM、1基の80GB 3Gbps SATA Apple Drive Module、オンボードデュアルGigabit Ethernet、グラフィックポート、3基のFireWire 800および2基のUSB 2.0ポート、そしてMac OS X Server v10.4 Tigerの無制限クライアントライセンス版を含み、メーカー希望小売価格は税込379,800円となっています。
Mac Pro
August 08, 2006
アップルが、最高3.0GHzで動作する2基の新しいデュアルコア インテル Xeon プロセッサーを搭載した「Mac Pro」を発表しています。
Mac Proは、インテル Core マイクロアーキテクチャーをベースとする新しいデュアルコア インテル Xeon 5100シリーズプロセッサーを搭載し、これまでのPower Mac G5 Quadと比べて最大2倍の速度で動作します。
500GBのシリアルATAハードディスクドライブを4基、ケーブルを使わずに直接本体内にはめ込み、合計2TBの内蔵ストレージを実現できます。さらに、2基の光学式ドライブベイを実装し、メモリーは16GBまで拡張可能となっています。
2基の2.66GHz デュアルコア インテル Xeon プロセッサーを搭載した標準構成のMac Proは、税込319,800円で2006年8月8日より順次販売されます。また、標準構成以外にも、Mac Proには490万種類以上のBTOオプションが用意されています。
JK 1.2.18
July 31, 2006
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「JK 1.2.18」が公開されています。
JK 1.2.18はJK 1.2系統の最新版のTomcatコネクターです。Mac版のFileMaker Server 8 AdvancedではJK 1.2.3-devをベースとしたものがWebサーバーモジュールとして使用されています。
なお、FileMaker Server 7 AdvancedはMac OS X Server v10.4のWeblogサーバーと非互換でしたが、FileMaker Server 8 AdvancedではJKのソースコードを修正してApacheの設定に使うディレクティブの名称を変更することにより(例:JKLogFile→JKFmLogFile)、上記の非互換に対処しているようです。
FileMaker API for PHP Public Beta
July 27, 2006
FileMaker, Inc.が「FileMaker API for PHP Public Beta」を公開しています。
FileMaker API for PHPは、Webアプリケーションを構築する際に利用されるスクリプト言語として普及しているPHPを利用して、FileMakerデータベースのデータ操作を可能にするFileMaker純正のAPIです。PHP 4.3、PHP 4.4およびPHP 5.1に対応しています。
FileMaker API for PHP Public Betaの利用には、FileMaker Server 8 Advancedのバージョン8.0v4が必要です。ただし、正式版ではなくベータ版であることや、サポートサービスは提供されないため、利用には注意が必要です。
Running plug-ins with FileMaker Pro 8.5 and Mac OS X
July 20, 2006
Mac版のFileMaker Pro 8.5は、PowerPCベースのMacでもIntelベースのMacでも動作するように設計された「Universalアプリケーション」です。
Intel製のプロセッサーが搭載されたMacでRosettaを介さずにネイティブに動作するようになりましたが、IntelベースのMacでFileMaker Pro 8.5と共にプラグインを利用する場合には、そのプラグインもUniversalアプリケーション向けに設計されている必要があります。
IntelベースのMacでFileMaker Pro 8.5を使う場合には、基本的に従来のPowerPCベースMac用のプラグインを利用することができないので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro 8.5 Compatibility(Troi Automatisering)
(2006/09/22追記:FileMaker ProをRosetta上で動作させるようにすれば、PowerPCベースMac用のプラグインを利用することも可能です。)
FileMaker Web News:第8回 2006年7月号
July 14, 2006
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第8回目をお届けします。
■FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 8.5」を発表
「FileMaker Pro 8.5」および「FileMaker Pro 8.5 Advanced」が2006年7月10日(米国時間)に米国で発表されました。バージョン8.5では、FileMakerのレイアウト内で任意のWebページを表示できるオブジェクトである「FileMaker Webビューア」が新機能として追加されていて、Mac版では共にユニバーサルアプリケーションとしてIntelベースのMacに対応しています。
[関連]FileMaker Pro 8.5 & FileMaker Pro 8.5 Advanced(FAMLog)
■FileMaker Server 8v4 アップデータ
「FileMaker Server 8v4 アップデータ」と「FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ」が公開されました。これにより、FileMaker Server 8およびWeb公開エンジンの最新版はバージョン8v4(8.0v4)となっています。
[関連]FileMaker Server 8v4 アップデータ(FAMLog)、FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ(FAMLog)
(2007/01/08追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを一部削除しました。)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ
July 13, 2006
「FileMaker Server 8v4 アップデータ」と共に「FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ」がファイルメーカー社のWebサイトで公開されています。
このアップデータは、FileMaker Server 8 AdvancedのWeb公開エンジンおよび管理コンソールをアップデートするもので、FileMaker Server Advancedのバージョン8.0v1、8.0v2および8.0v3を対象としています。なお、Mac版のアップデータは、PowerPCベースのMac用アップデータとなっています。
バージョン8.0v4では、XSLTスタイルシートにおいてdocument関数が無効なURLから読み込みを行おうとした場合に、スタックトレースとともにApache TomcatがHTTPステータスコード500のエラーを返してしまう問題を始めとして、いくつかの問題が修正されています。また、EXSLT機能のサポートを強化するために、Xalan-Javaがバージョン2.7.0にアップグレードされています。
なお、このアップデータではFileMaker Serverは更新されません。Web公開エンジンおよび管理コンソールをアップデートする前に、FileMaker Server 8のバージョンを必ずFileMaker Server 8v4にアップデートしておく必要があります。アップデート手順の詳細については、付属文書「FMSA Web アップデートお読みください.pdf」に記載されています。
(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Server 8v4 アップデータ
July 12, 2006
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 8v4 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Server 8をバージョン8.0v4に更新するもので、FileMaker Server 8.0v1、8.0v2および8.0v3を対象としています。なお、Mac版のアップデータは、PowerPCベースのMac用アップデータとなっています。
FileMaker Server 8.0v4では、 使用状況ログを有効にするとFileMaker Serverが予期せず終了する問題や、FileMaker Serverを停止する際の安定性に関わる問題など、数多くの問題が解決されています。
このアップデータを適用する前に、あらかじめFileMaker ServerとFileMaker Server Helper、およびFileMaker Server Adminを終了させておく必要があります。アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS アップデートお読みください.pdf」に記載されています。
(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)