FAMLog
CentOS Linux 8 (2011)が公開
December 08, 2020
CentOS Linux 8 (2011)が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (2011)はRed Hat Enterprise Linux 8.3に対応するバージョンとなっています。
なお、Claris FileMaker Server for Linuxの対応OSは「CentOS Linux 7.8」と記載されています。CentOS Linuxの最新版はCentOS Linux 8 (2011)ですが、Claris FileMaker Server for Linuxを利用する場合にはCentOS Linux 8ではなくCentOS Linux 7を利用すると良いでしょう。
[関連]Claris FileMaker Server 19.1.2とFileMaker Server for Linuxがリリース(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.1.2では起動復元は非サポート
December 07, 2020
Claris FileMaker Server 19.1.2ではFileMaker Server 18で追加された起動復元機能はサポートされなくなっています。
バージョン19.1.2のFileMaker Serverでは、fmsadminコマンドまたはClaris FileMaker Admin APIを使用して起動復元を有効にしようとしても使用できないようになっています。
なお、FileMaker Server 18では初期状態で起動復元が有効になっていましたが、Claris FileMaker Server 19では起動復元が初期状態で無効に変更されていました。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)、fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に(FAMLog)
FileMaker Cloud for AWSのサポート終了予定日
December 02, 2020
FileMaker Cloud 1.xと呼ばれていたFileMaker Cloud for AWSは2022年1月4日にサポートが終了する予定となっています。
FileMaker Cloud for AWSはすべてのバージョンが今後廃止予定となっています。2021年1月4日をもってFileMaker Cloud for AWSはAWS Marketplaceで新規・追加購入および更新ができなくなり、2022年1月4日を過ぎるとFileMaker Cloud for AWSにアクセスできなくなります。
現在FileMaker Cloud for AWSを使用している場合には、Claris純正のクラウドサービスであるClaris FileMaker Cloudへの移行、もしくはオンプレミス向けサーバー製品であるClaris FileMaker Serverへの移行を検討する必要がある状況となっています。
[関連]FileMaker Cloud For AWS のサポート終了について(Claris ナレッジベース)、FileMaker Cloud for AWSの販売終了予定日(FAMLog)、Claris FileMaker 19に対応したホスティングサービス「FMプランネクストシリーズ」(FAMLog)
PHP 8.0.0が公開
December 01, 2020
PHP 8.0.0が公開されています。
JITが導入されたことで実行速度の高速化が図られているPHP 8.0では、名前付き引数やNull安全オペレーターなど数多くの新機能が追加されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.4からPHP 8.0に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.2系統の保守は2020年11月に終了しており、今後はバージョン7.3系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
Claris FileMaker 19に対応したホスティングサービス「FMプランネクストシリーズ」
November 24, 2020
Claris FileMaker 19に対応したホスティングサービスであるFMプランネクストシリーズの受付を2020年11月19日より開始しました。
Claris FileMaker Server 19の運用環境を利用できるFMプランネクストシリーズは、FMプランベーシック[月額19,800円(税別)]、FMプランネクストプラス[月額29,800円(税別)]およびFMプランネクストプロ[月額45,000円(税別)]の3つのプランから構成されます。各プランでは新たに登場したClaris FileMaker Server for Linuxを利用してデータベースサーバーを運用しますが、同サービスのサーバー上で稼働させるFileMaker Serverのライセンスが別途必要になります。
上位プランのFMプランネクストプラスおよびFMプランネクストプロでは、オープンソースのファイルサーバーであるNextcloud Filesを新たにご利用いただけるようにしました。FileMakerデータベースファイル以外のファイルを複数人で共有するだけでなく、同期クライアントソフトウェアを利用することで複数の端末でファイルを確認することも可能です。
(2021/04/13追記:各月額料金の末尾に「(税別)」を追記しました。)
Claris FileMaker Server 19.1.2とFileMaker Server for Linuxがリリース
October 29, 2020
Claris FileMaker Server 19.1.2がリリースされています。
FileMaker Server 19.1.2ではCentOS Linux 7 (2003)が正式にサポートされ、FileMaker Server for Linuxを利用できるようになっています。FileMaker Server for LinuxではOData APIおよびAD FS(Active Directory Federation Services)がサポートされていますが、カスタムWeb公開はサポートされていません。既知の問題も確認されているので、詳しくはClaris FileMaker Server 19.1.2 リリースノートを参照するようにしてください。
なお、FileMaker Server 19.1.2はフルインストーラーとして入手できます。バージョン18または19からFileMaker Server 19.1.2にアップグレードする場合、インストーラーによってフルインストールが実行されます。ユーザのデータ、設定および構成はほぼそのまま保存され、現在のインストールをアンインストールする必要がなくなっているとのことです。
LibreSSL 3.2.2が公開
October 23, 2020
LibreSSL 3.2.2が2020年10月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.2はこれまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン3.2.2で安定版として配布されるようになっています。
LibreSSL 3.2ではクライアント側だけでなくサーバー側でもTLS 1.3がサポートされるようになっていますが、OpenSSL 1.1 TLSv1.3 APIはまだ利用できない状態となっています。
Claris FileMaker Pro 19.1.2の変更点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション
October 22, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[ファイルオプション]ダイアログボックスの[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションの設定方法が、バージョン番号を一覧から選択するのではなく、バージョン番号を入力する方法に変更されています。
バージョン番号は「m.n」の形式で入力し、mはメジャーバージョン番号、nはマイナーバージョン番号です。例えば、ファイルをバージョン19.1以降でないと開くことができないようにするには「19.1」と入力します。
なお、現時点においてClaris FileMaker Server 19向けのアップデータはまだ公開されていません。[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションはサーバー製品利用時にも影響を与えるものであるため、クライアント側のバージョンだけでなく、利用しているサーバー製品のバージョンにも留意する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19の改善点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2はFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続不可
October 07, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2は、FileMaker Cloud for AWSでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン1.18のFileMaker Cloud for AWSに接続できない場合があることがClaris ナレッジベースで案内されています。
FileMaker Pro 19.1.2を用いて、FileMaker Cloud for AWS 1.18に接続しようとすると、 「<ホスト名>.fmi.filemaker-cloud.com 上の共有ファイルを表示する権限がありません。」というエラーメッセージが表示されます。なお、filemaker-cloud.comドメインを使わずに、カスタムSSLサーバー証明書を利用している場合には問題なく接続することが可能です。
上述の問題はFileMaker Pro 19.1.2特有の問題であり、FileMaker Cloud for AWS 1.18にホストされているファイルを開くには回避策としてFileMaker Pro 19.0.1を使用する方法が案内されています。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 は FileMaker Cloud for AWS 1.18 ホストに接続できない(Claris ナレッジベース)
(2020/10/28追記:FileMaker Pro 19.1.2でFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続できない問題はFileMaker Pro 19.1.3で修正されました。)
Ruby 2.7.2が公開
October 05, 2020
Ruby 2.7.2が公開されています。
Rubyに標準添付されているWebrickの脆弱性(CVE-2020-25613)が修正されているRuby 2.7.2には、deprecetedカテゴリの警告についての意図的な非互換が含まれています。バージョン2.7.2以降ではdeprecatedカテゴリの警告はデフォルトの状態で出力が抑制されるようになっています。
なお、2020年3月31日をもってRuby 2.4系列の公式サポートが終了しています。バージョン2.4のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.4系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。