FAMLog
FileMaker Server 18の新機能:Zabbixによる監視をサポート
May 11, 2020
FileMaker Server 18では、オープンソースソフトウェアの監視ツールであるZabbixを新たにサポートするようになっています。
Zabbixを使用して、サーバーのリソースや指標をより簡単に監視することができます。FileMaker Server Admin Consoleでは1つのFileMaker Serverのみを監視しますが、Zabbixを利用することで複数のFileMaker Serverをまとめて監視することが可能です。
なお、FileMaker ナレッジベースでは、ZabbixによるFileMaker Serverの監視をすぐ始められるように、Zabbixを使用したFileMaker ServerおよびFileMaker Cloud for AWSの監視に関するホワイトペーパーと、Zabbix用テンプレートが配布されています。
[関連]FileMaker Server や FileMaker Cloud for AWS を監視するためのZabbixの使用についての白書(FileMaker ナレッジベース)
Cyberduck 7.3が公開
April 15, 2020
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェアであるCyberduck 7.3が2020年3月下旬に公開されています。
CyberduckはSFTPクライアントソフトウェアとしても利用することができますが、Cyberduck 7.3ではTLS 1.3およびCryptomatorにおいてVault format 7がサポートされています。また、macOS版ではブックマークでラベル機能が導入されています。
CyberduckのライセンスはGPLであり、macOS版についてはOS X Mountain Lion v10.8以降、Windows版についてはWindows 7以降で動作します。
FAMLog News Archive:第88回 2020年春号
April 09, 2020
■FileMaker Server 18.0.4 アップデータが公開(2020年3月)
FileMaker Server 18.0.4 アップデータが2020年3月に公開されました。バージョン18.0.4では、サーバーサイドスクリプトにおいてSMTPサーバー経由で電子メールメッセージおよびメール添付ファイルを送信することができない不具合や、ODBCドライバーの障害が発生した後にクライアント接続が解放されずに接続が開いたままになる問題などが修正されています。
[関連]FileMaker Server 18.0.4 アップデータが公開(FAMLog)
■FileMaker CloudにEssentialsプランが登場(2020年1月)
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker CloudにEssentialsプランが追加されており、従来からあったプランはStandardプランという名称となっています。Essentialsプランの制限としては、カスタム Appの数は3つまで、ユーザ数は5ユーザ以上10ユーザ以下、および1ユーザあたりのストレージは2GBとなっています。
[関連]FileMaker CloudにEssentialsプランが登場(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.43が公開
April 07, 2020
Apache HTTP Server 2.4.43が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。バージョン2.4.43では、2点のセキュリティ脆弱性が修正されており、Let's Encryptの証明書を取得・更新できるmod_mdの機能強化や不具合の修正もあわせて行われています。
なお、macOS版のFileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に利用されています。
FMプラン16およびFMプラン15で新たにLet's Encryptに対応
April 03, 2020
FMプラン16およびFMプラン15のSSLサービスにおいて、無料のSSLサーバー証明書である「Let's Encrypt」に対応しました。Let's Encryptは、米国の非営利団体ISRG(Internet Security Research Group)が運営し、無料でSSLサーバー証明書を発行している認証局です。
FMプランは、株式会社エミックで提供しているFileMaker製品対応ホスティングサービスです。FMプラン16はFileMaker 16 プラットフォームに、FMプラン15はFileMaker 15 プラットフォームに対応したサービスです。
これまでLet's Encryptをご利用いただくにはFMプラン17以降のプランをご利用いただいている必要がありましたが、今後はFMプラン16およびFMプラン15でもご利用いただくことができます。Let's EncryptのサポートはFileMaker Serverの標準機能にはない機能ですが、FMプランでは証明書の自動更新機能にも独自に対応しており、証明書の更新に伴う手続きを省略することで管理の手間やコストを低減できます。
FileMaker Server 18.0.4 アップデータが公開
March 25, 2020
FileMaker Server 18.0.4 アップデータが公開されています。
FileMaker Server 18.0.4では、サーバーサイドスクリプトにおいてSMTPサーバー経由で電子メールメッセージおよびメール添付ファイルを送信することができない不具合や、ODBCドライバーの障害が発生した後にクライアント接続が解放されずに接続が開いたままになる問題などが修正されています。
なお、FileMaker Server 18.0.2以降では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。Web関連のサービスを使用するにはOpenJDKまたはOracle JREのいずれかをインストールもしくはいずれかの利用を選択する必要があるため、FileMaker Serverのアップデート方法やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(FileMaker ナレッジベース)
2020年2月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
February 18, 2020
2020年2月15日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「SSL暗号化通信を利用したネットワークセキュリティの向上(2020年版)」(PDF形式/ファイルサイズ:約7.6MB)
「SSLforFMNetwork2020.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
f8102ef9b123daa196574fec35fd471e346d5fd2ac0271cdeb00fc675c4920c2
■関連リンク
・FileMaker ネットワークセキュリティとSSL - 概要(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server 17 および 18 でのセキュリティ設定(FileMaker ナレッジベース)
・CERTIFICATE IMPORTコマンドで読み込み可能なファイル形式(FAMLog)
・FileMaker Pro 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)
・FileMaker Go 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)
・FileMaker Server 15の改善点:中間CA証明書のインポート(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:CERTIFICATE IMPORTコマンドの--intermediateCAオプション(FAMLog)
・FileMaker 15の新機能:SSL接続でワイルドカードSSLサーバー証明書とサブジェクトの別名に対応(FAMLog)
・FileMaker Pro エラーコード番号1634(FAMLog)
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Cloud 2ではSSLサーバー証明書の購入手続きは不要
February 13, 2020
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker CloudではSSLサーバー証明書を別途購入する必要は特にありません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSでは、90日間の評価用SSLサーバー証明書が付属しています。SSLサーバー証明書の試用期間終了後は、最初から付属していたデフォルトのSSLサーバー証明書を更新・購入してfmi.filemaker-cloud.comサブドメインを使い続けるか、もしくはカスタムドメイン名で運用することになります。
一方、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18では、カスタムドメイン名には非対応ですが、SSLサーバー証明書を別途購入する必要はなくなっています。
[関連]Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker Cloud 2ではカスタムドメイン名は非サポート(FAMLog)
FileMaker Cloud 2ではカスタムドメイン名は非サポート
February 12, 2020
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloudではカスタムドメイン名の利用はサポートされていません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSではカスタムドメイン名に対応しており、カスタムドメイン名でSSLサーバー証明書を設定することもできました。
FileMaker Cloud for AWSとは異なり、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18ではカスタムドメイン名に対応しなくなっているのでその点には留意する必要があります。
[関連]Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker Cloud にカスタムドメインと SSL 証明書を設定する(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Cloud for AWSとGet(デバイス)関数
January 22, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(デバイス)関数」は、FileMaker製品を実行しているコンピューターまたはモバイルデバイスの種類を表す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:不明なデバイスの場合
・「1」:Macの場合
・「2」:Windowsコンピューターの場合
・「3」:iPadの場合
・「4」:iPhoneまたはiPod touchの場合
・「5」:Androidの場合
FileMaker Cloud for AWS 1.18においてサーバーサイドスクリプトでGet(デバイス)関数を実行すると、この関数の戻り値は「0」となります。
[関連]Get(デバイス)関数(FAMLog)、FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS(FAMLog)