FAMLog
Apple Remote Desktop 2に付属するコマンドの活用 (1)
March 07, 2005
Apple Remote Desktop 2には「networksetup」と「systemsetup」の2つのコマンドラインツールが含まれています。
networksetupはクライアントのネットワーク設定に使用します。ネットワークの場所の作成や変更、IPアドレスの変更、ネットワークサービスのプロキシの設定などの操作ができます。
systemsetupはネットワーク以外のシステム設定に使用します。時間帯、ネットワークタイムサーバー、スリープ設定や省エネルギー設定などに関する設定を確認、変更できます。
FileMaker Server 7 Advancedのサーバー構成例 (4)
February 15, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、3台のサーバーを使用したシステム構成にすることもできます。
この場合は、Webサーバー、Webサーバーモジュールおよび管理コンソールを1台目のサーバーに、Web公開エンジンを2台目のサーバーに、そしてFileMaker Serverを3台目のサーバーにインストールするという構成になります。
Webサーバーがインストールされているサーバーでは、Webサーバーが使用するポート以外にはTCP16010および16018番のポートが使用可能である必要があります。Web公開エンジンがインストールされているサーバーではTCP16008から16018番のポートが、FileMaker Server用のサーバーではTCP5003番のポートが使用可能になっている必要があります。
また、WebサーバーとWeb公開エンジン間ではTCP16016および16018番のポートが、Web公開エンジンとFileMaker Server間ではTCP5003番のポートが通信可能な状態になっている必要があります。
FileMaker Server 7 Advanced用クエリーコマンド一覧
January 07, 2005
FileMaker Server Web公開エンジンを使用してFileMakerのデータにアクセスする場合に、クエリー文字列で使用できるクエリーコマンドの一覧は下記の通りです。
-dbnames
-delete
-dup
-edit
-find
-findall
-findany
-layoutnames
-new
-process
-scriptnames
-view
-dbnames、-layoutnamesおよび-scriptnames以外のすべてのクエリーコマンドで、レイアウトを指定するための-layクエリー引数が必須になっています。
また、-dbopen、-dbcloseおよび-imgといったリクエスト名はバージョン7では廃止され、サポートされなくなりました。
オブジェクトフィールドのデータを使用する際の留意点
December 24, 2004
FileMaker Server Web公開エンジンを使用してWebでデータベースを公開する場合、Webユーザーがオブジェクトフィールド内に保存されているデータを利用する際に下記のような留意点があります。
・GIFまたはJPEG以外の形式の画像がデータベースに格納されている場合は、Webブラウザーからその画像データが要求されたときに、Web公開エンジンによって一時的なJPEGイメージが作成・表示されます。
・Webユーザーがオブジェクトフィールドの内容を変更または追加することはできません。
・オブジェクトフィールドのサウンドを再生したり、OLEオブジェクトを表示することはできません。
FileMaker Server 7をインストールする時に行われる処理
September 28, 2004
Mac OS XでFileMaker Server 7をインストールすると、関連ファイルがインストールされる以外に、下記の処理が行われます。
・fmserverという名前のユーザーとfmsadminという名前のグループが作成される
・FileMaker Server 7をインストールしたユーザーアカウントは自動的にfmsadminグループに追加される
FileMaker Serverに必要なファイルは、FileMaker Server Adminやマニュアル、StartupItemsなどを除くと、「/Library/FileMaker Server 7/」以下にまとめられています。
「/Library/FileMaker Server 7/」フォルダは、fmserverユーザーとfmsadminグループによって所有されています。FileMaker Serverデーモンおよびfmsadminグループに属するユーザーは、このフォルダに対して読み書きが可能となっています。
FileMaker Server 7 Advanced Development License
September 03, 2004
FileMaker, Inc.が、2004年8月30日(米国時間)にFileMaker Developer 7のユーザー向けライセンスプログラム「FileMaker Server 7 Advanced Development License」を新たに発表していました。
この発表により、今後FileMaker Developer 7に、FileMaker Server 7 Advancedの開発・テスト用ライセンスおよびソフトウェアが含まれることになります。ただし、現在のところ、このライセンスプログラムについて日本のファイルメーカー社からは特に何も発表されていません。
開発・テスト用のFileMaker Server 7 Advancedでは、FileMaker Proクライアントは同時に3クライアントまで、FileMaker Pro以外のクライアント(Webブラウザーやその他のプログラム)は同時に3クライアントまでアクセスが許可されます。
FileMaker Pro 7 インスタントWeb公開の同時接続数
June 07, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開は、小規模のワークグループでデータを共有することを目的としてデザインされており、大規模利用は想定されていません。
FileMaker Pro 7を使用してデータベースをホストした場合、インスタントWeb公開では、最大5Webユーザーが同時にファイルを共有できます。
FileMaker Pro 7では、FileMaker Proクライアントは同時に5クライアントまで、FileMaker Pro以外のクライアント(Webブラウザーやその他のプログラム)は同時に5クライアントまでアクセスが許可されていますが、それぞれ6クライアント以上同時にアクセスすることは許可されていません。
(2006/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
Unicode対応
April 28, 2004
FileMaker 7ではUnicodeでテキストデータが保存されるようになっています。Unicodeに対応したことにより、Mac OS Xではヒラギノフォントを有効活用することができるようになりました。
Unicode対応によって扱える文字が増える一方で、ソート順が前バージョンと変わる場合があったり、MacとWindows間でデータ交換をする際に文字化けが発生する可能性もあるかもしれません。実際に移行する際には、慎重に検証してからがよいかと思います。
なお、FileMaker Pro 7でテキストフィールドでは1フィールドに最大2GBのテキストデータをおさめられるようになっていますが、これは文字エンコーディングにUTF-16を利用した場合です。シフトJISやUTF-8など、UTF-16以外の場合には1GBが限界となりますので、実用面では最大1GBと認識しておいたほうがいいでしょう。
(2005/05/13追記:FileMaker Knowledge Baseリニューアルに伴いリンクを修正しました。)
インスタントWeb公開とカスタムWeb公開
April 03, 2004
ファイルメーカーProのデータベースをWeb公開する方法は、「インスタントWeb公開」と「カスタムWeb公開」の2通りに分類されます。
インスタントWeb公開機能を利用すると手軽にデータベースをWeb公開できますが、柔軟性に欠け、ボタン化されたスクリプトの利用に制限があります。割り切って使うにはいいのですが、物足りない部分が多々ありました。
Webブラウザーでの表示や動作をより自由にコントロールしたい場合には、CDML(クラリスダイナミックマークアップ言語)を使ったカスタムWeb公開機能をたいていは選択することになります。なお、CDML以外にはXMLやファイルメーカーJDBC ドライバを利用する方法があります。
ファイルメーカーでWeb公開する際、これまではCDMLを使ったカスタムWeb公開がよく利用されてきましたが、FileMaker Server 7 AdvancedではCDMLがサポートされておらず、カスタムWeb公開に相当する機能ががらりと変わっていることが伺えます。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)