FAMLog
APPLE-SA-2016-09-20-4 macOS Server 5.2
September 26, 2016
OS X Serverから名称が変更されたmacOS Server 5.2では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
macOS Server 5.2では、Apache HTTP ServerでHTTP_PROXY環境変数に不適切な値が与えられてしまう脆弱性が修正されている他、ServerDocsサーバーでRC4暗号アルゴリズムが無効化されています。
macOS Server 5.2を利用するにはOS X El Capitan v10.11.6以降が必要です。価格は2,400円で、OS X Server v4.0以降からのアップデートは無料です。
FileMaker 15に対応した専用サーバーサービス「FMPress15」
August 30, 2016
FileMaker 15に対応した専用サーバーサービス「FMPress15」の受付を2016年8月24日より開始しました。また、FMPressで提供している、FileMakerデータベースからWebアプリを生成・運用できるサービス「FMPress Publisher」もバージョン3.5にバージョンアップして本日より提供を開始しました。
FMPress15は、FileMaker 15 プラットフォームに対応したWebホスティングサービスで、データベースサーバーにFileMaker Server 15を利用してサーバーを運用できます。FMPressで利用できるFMPress Publisherのバージョン3.5では、FileMaker Pro 15 Advancedで出力されたデータベースデザインレポート(DDR)に対応し、FileMaker 15のマスク付き編集ボックスをサポートしました。さらに、ポップアップメニューの値一覧に、関連レコードを利用した値一覧を利用できる機能を新たに追加しました。
FMPress15の料金は月額29,800円(税別)で、同サービスのサーバー上で稼働させるFileMaker Serverのライセンスが必要です。
CakePHP 2とCakePHP 3のセキュリティアップデートが公開
March 15, 2016
セキュリティ脆弱性が修正されたCakePHP 2.6.13、2.7.11、2.8.2、3.0.17、3.1.12および3.2.5が公開されています。
CakePHP 2.6.13、2.7.11、2.8.2、3.0.17、3.1.12および3.2.5では、clientIp()メソッドが詐称されたHTTPリクエストヘッダーを基に値を返してしまう問題が修正されています。CakePHP 2.8.2とCakePHP 3.2.5には不具合の修正も含まれています。
なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.2.5ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。
FileMaker WebDirectとGet(持続 ID)関数
March 10, 2016
FileMaker ProのGet(持続 ID)関数は、FileMaker Proが実行されているコンピュータ、またはFileMaker Goが実行されているデバイスの固有で不変の識別子、または現在のFileMaker WebDirectセッションを32桁の16進数文字列の形式で返します、という説明がされています。
FileMaker WebDirectでは、クライアントであるWebブラウザーのCookieが消去された場合は、Get(持続 ID)関数によって返される値が変わります。例えば、PCを再起動すると値が変わるので、あくまで一時的なセッションIDが返るという認識をしておく必要があります。
なお、Get(持続 ID)関数には不具合が報告されている環境もあり、FileMaker ProやFileMaker Goにおいて値が固有で不変とは限らない場合もあるので、Get(UUID)関数を使って実装できるケースであればGet(持続 ID)関数ではなくGet(UUID)関数を使用することが推奨されます。
[関連]「FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2012」発表資料(FAMLog)、Persistent_ID not persistent on Win 7(FileMaker Community)
FileMaker Pro 14の改善点:新規レイアウト/レポートアシスタントにおけるカスタムデバイスサイズの選択
February 18, 2016
FileMaker Pro 14では、新規レイアウト/レポートアシスタントにおいてカスタムデバイス用に作成するレイアウトの幅と高さの値を変更できるようになっています。
新規レイアウト/レポートアシスタントを表示するにはいくつか方法があります。その方法の1つとして、レイアウトモードで[レイアウト]メニューの[新規レイアウト/レポート...]を選択すると、新規レイアウト/レポートアシスタントが表示されます。
バージョン14の新規レイアウト/レポートアシスタントでは、タッチデバイスのうちカスタムデバイスを選択すると、レイアウトの幅と高さの値を指定する欄が新たに表示されるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:再設計された新規レイアウト/レポートアシスタント(FAMLog)
FileMaker Server 14.0.4におけるWebサーバーの修正点
February 15, 2016
セキュリティ脆弱性の修正が行われているFileMaker Server 14.0.4では、クリックジャッキング対策としてWebサーバーがX-Frame-Optionsレスポンスヘッダーを出力するように変更されています。
バージョン14.0.4では、SAMEORIGINという値を指定したX-Frame-Optionsレスポンスヘッダーを出力するようになっています。クリックジャッキング攻撃の対策に伴う修正のため、別のWebサーバーでホストされているWebページ内で、<iframe>タグを使用してFileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを埋め込めなくなっているので注意が必要です。
別のWebサーバーで<iframe>タグを使用してFileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを埋め込んでいなければ特に影響はありませんが、今後は、FileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを個別のWebページの<iframe>タグで表示する場合、それらのWebページはFileMaker Server Webサーバーでホストされている必要があります。
[関連]FileMaker Server 14.0.4におけるテクノロジーテストページの修正点(FAMLog)
FileMaker 14とGet(アプリケーションバージョン)関数
January 26, 2016
FileMakerプラットフォームの「Get(アプリケーションバージョン)関数」は、FileMaker製品の種類およびそのバージョン情報を示す文字列を返します。
FileMaker 14では戻り値の形式が一部変更され、「14.XvX」ではなく「14.X.X」という形式でバージョン番号を返すようになっています。例えば、FileMaker Pro 14.0.1では「Pro 14.0v1」ではなく「Pro 14.0.1」を返します。
なお、Get(ホストアプリケーションバージョン)関数も上記と同様に戻り値の形式が変更されています(例:「Server 14.0.4」)。
[関連]Get(アプリケーションバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker GoとGet(アプリケーションバージョン)関数(FAMLog)
FileMaker Pro 14の新機能:改良されたカラーパレット
January 12, 2016
FileMaker Pro 14では、レイアウトやレイアウトオブジェクトのスタイル編集に使用されるカラーパレットの機能が強化されています。
バージョン14のカラーパレットでは、現在のテーマに合った色が表示されるようになり、目的とする色の16進値を直接入力または貼り付けることができるようになっています。また、色の収集ツール(虫メガネのボタン)を使用することによって、画面上の色と同じ色を設定することも可能です。
カラーパレットが改良されたことで、レイアウト作成・変更時における色の選択・調整がより簡便になっています。
[関連]FileMaker Pro のカラーパレットの機能強化(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Go 14.0.4が公開
November 10, 2015
FileMaker Go 14.0.4の提供が開始されています。
バージョン14.0.4では、iPadで値一覧を一番下までスクロールできない問題、デバイスを回転した後に値一覧が正しく表示されない問題、ポップオーバーをスクリプトで閉じるとアプリケーションが予想外に閉じられる問題、スクリプトによる印刷をキャンセルした後にアプリケーションが応答しなくなる問題が修正されています。
また、iOS 9において、AVPlayerでオフセットの引数を指定したときにムービーの上にムービーコンテナアイコンが表示される問題や、写真ライブラリからムービーを挿入したときアプリケーションがクラッシュする問題も修正されています。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Go 14.0.4(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 14の新機能:チェックボックスのチェックマーク
August 03, 2015
FileMaker Pro 14では、チェックボックスでチェックをつけている場合に表示する記号を選ぶことができるようになり、新たにチェックマークを表示させることができるようになっています。
インスペクタを使用することで、コントロールスタイルを「チェックボックス」にしているフィールドに対して、チェックをつけている場合の表示としてチェックマークとXのどちらを表示するか選択できます。
上記の記号はインスペクタの[データ]タブにある[アイコン]のメニューから指定できますが、このメニューは同じタブにある[コントロールスタイル]の値を「チェックボックス」にしている場合のみ表示されます。