FAMLog
Cyberduck 3.1
January 14, 2009
Mac OS Xで動作するオープンソースのSFTP/FTPクライアントソフトウェア「Cyberduck 3.1」が公開されています。
バージョン3.1では、Amazon CloudFrontとMosso Cloud Filesに新たに対応しています。SFTPでファイルおよびフォルダの圧縮と展開も可能になり、その他にも数多くの新機能が追加されています。
現時点の最新バージョンは3.1.1であり、Mac OS X v10.4以降で動作します。
Mac OS X Leopardでファイアウォールを有効にする
December 22, 2008
Mac OS X Leopardで導入されたアプリケーション・ファイアウォールは、[システム環境設定]の[セキュリティ]パネルで動作を調整できますが、CLI(コマンドラインインターフェース)でも設定の変更が可能です。
Mac OS X Leopardにおいてコマンドラインインターフェースでアプリケーション・ファイアウォールを有効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.alf globalstate -int 1
(実際には1行で入力します)
上記設定値が1の場合は「特定のサービスおよびアプリケーションにアクセスを設定」、2の場合には「必須サービスのみ許可」の設定になります。設定値を0にすると、アプリケーション・ファイアウォールは無効になります。
なお、従来と同様、パケットフィルタリング機能を持つipfwを利用することも可能であり、アプリケーション・ファイアウォールはipfwで設定したルールを優先します。
[関連]Mac OS X Leopardはアプリケーション・ファイアウォールを搭載(FAMLog)
Windows版FileMaker Server 9とJava 6 Update 10は非互換
December 19, 2008
Windows版FileMaker Server 9はJava 6 Update 10と非互換であり、2008年12月現在下記のような問題があります。
・FileMaker Server 9をインストールする前にJava 6 Update 10がインストールされていると展開アシスタントが起動しない
・Java 6 Update 10がインストールされている環境でFileMaker Server Admin Consoleを正常に利用できない
一時的な次善策として、Java 6 Update 10ではなくJava 6 Update 7を利用すると回避できる旨がFileMaker Knowledge Baseで案内されています。
[関連]FileMaker Server 9 and Java 6 Update 10 on Windows(FileMaker Knowledge Base)
Mac OS X Leopardではファイルシステムの拡張属性を積極利用
December 18, 2008
Mac OS X Leopardではファイルシステムの拡張属性(EA:Extended Attributes)を積極的に利用するようになっています。
拡張属性は、任意のファイルに対して、ファイル名やパーミッション、作成日以外の属性を自在に付与する仕組みであり、Mac OS X v10.4 Tigerからサポートされていました。Mac OS Xで利用されるHFS+以外のファイルシステムにファイルを移動させると、拡張属性は原則として失われるので若干注意が必要です。
Mac OS X Leopardでは、lsコマンドの-@オプションで拡張属性を表示できるようになっていたり、拡張属性を扱うxattrコマンドが用意されています。
[参考]【コラム】OS X ハッキング! (253) Leopard解体新書(4) 〜拡張された拡張属性〜(マイコミジャーナル)
FileMaker Web News:第37回 2008年12月号
December 15, 2008
「FileMaker Web News」第37回目をお届けします。
■PHP 5.2.8が公開
PHP 5.2.8が2008年12月上旬に公開されました。複数のセキュリティ脆弱性と不具合が修正されたPHP 5.2.7はセキュリティ上の問題が原因で配布が中止され、その問題を修正するためにPHP 5.2.8が公開された、という経緯があります。
[関連]PHP 5.2.8(FAMLog)
■Ruby on Rails 2.2
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Rails 2.2が2008年11月下旬に公開されました。バージョン2.2では、標準で国際化対応の機構が用意され、Ruby 1.9およびJRubyとの互換性が向上した他、数多くの機能の追加や改良が行われています。
[関連]Ruby on Rails 2.2(FAMLog)
PHP 5.2.8
December 09, 2008
「PHP 5.2.8」が公開されています。
PHP 5.2.7では複数のセキュリティ脆弱性と170件を超える不具合が修正されていましたが、magic_quotes_gpcの設定が有効にならないというセキュリティ上の問題が発生していました。これにより、PHP 5.2.7の配布が中止され、今回その問題を修正したPHP 5.2.8が新たに登場しています。
なお、PHPのmagic_quotes機能は現在非推奨であり、PHP 6.0.0で削除される予定になっています。
FileMakerデータベースエラーコード番号959
December 08, 2008
FileMaker Server 9のカスタムWeb公開において、FileMakerデータベースのエラーコード番号として959が返されることがあります。
FileMakerデータベースエラーコード番号959は、Web公開コアの設定で必要なWeb公開テクノロジが無効になっていることを示します。この場合は、FileMaker Server Admin Consoleの[構成]>[Web 公開]において対象のWeb公開機能を有効にするチェックボックスにチェックがついているかなどを確認します。
なお、Admin Consoleの[FileMaker Server の概要]ウインドウでは、Web公開コアにおいてどのWeb公開テクノロジが有効になっているか全体的な状況が表示されます。
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第7章の変更点
December 03, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第7章の「XSLT機能の拡張」では、下記の節を新たに追加しました。
・7.2.2 Rubyで独自の拡張関数を作成する
前著の「6.2.1 JavaScript用拡張ライブラリを追加する」は、JavaScriptを使用して独自のXSLT用拡張関数を作成することがバージョン8で標準でできるようになったため、「7.2.1 JavaScriptで独自の拡張関数を作成する」として解説内容を更新しました。
前著にあった「6.1.7 送信メールのSubjectで発生する文字化けを防止する」は、バージョン8でfmxslt:send_email関数の挙動が若干改善されたことと、javax.mail.internet.MimeUtilityクラスのencodeTextメソッドがバージョン9で標準で使用できなくなったため、削除しました。
ただし、短いSubjectの場合では挙動が若干改善されたものの、Subjectが長いと文字化けが発生する点は相変わらずであるため、fmxslt:send_email関数を使用してメールを送信する場合にはその点に留意する必要があります。
[関連]FileMaker 8 カスタムWeb公開の新機能と改善点 (2)(FAMLog)、FileMaker XSLTスタイルシート用拡張関数はRubyでも開発可能(FAMLog)、FileMaker Server カスタムWebテクニック:第6章補足情報(FAMLog)
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第6章の変更点
November 28, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第6章の「セキュリティ」では、FileMaker Server 9に基づいた内容に一新し、全体的に細かい内容の見直しを行いました。
特に、前著の「5.1.2 使用しないWeb公開機能を無効化する」は「6.1.2 使用しないWeb公開テクノロジを無効にする」として、前著の「5.2.2 ユーザー入力値を無害化する」は「6.2.1 データ出力時に適切なエスケープ処理を行う」として解説内容を一新しました。
「6.2.6 リクエストが偽造されていないか検証する」については、記述すべき内容に不足があったため、追記された点があります。
FileMaker Proの取得関数とFileVault
November 18, 2008
FileMaker Proの取得関数は、FileMaker Proデータベース内の要素や現在の状態についての情報を取得するために使用します。
取得関数では、Mac OS Xで利用できるFileVault機能の利用の有無により返ってくる値が異なる関数がありますが、その関数の一覧は下記の通りです。
・Get(デスクトップパス)
・Get(テンポラリパス)
・Get(ドキュメントパス)
・Get(ファイルパス)
・Get(環境設定)
これらの関数をMac OS Xで使用する場合には、FileVaultを有効にしている環境も考慮する必要があります。
[関連]Get(デスクトップパス)関数とFileVault(FAMLog)