FAMLog
FileMaker Server 12の新機能:データベースファイルのダウンロード
January 24, 2013
FileMaker Server 12では、FileMaker Server Admin Consoleにデータベースファイルをダウンロードできる機能が追加されています。
バージョン9以降のFileMaker Serverでは、Admin Consoleのデータベースアップロードアシスタントを使用してデータベースファイルをサーバーに転送できますが、データベースファイルをダウンロードする機能はバージョン11までは用意されていませんでした。バージョン12では、閉じているデータベースであればデータベースファイルをAdmin Consoleでダウンロードできるようになっています。
なお、オブジェクトフィールドのオプションにおいて[オブジェクトデータを外部に保存]する設定を有効にしている場合には、データベースファイルを配置したフォルダ内にある「RC_Data_FMS」フォルダ内のオブジェクトデータを別途ダウンロードする必要があるので要注意です。
FileMaker Pro 12の新機能:Bento データソースからのインポートの強化
December 19, 2012
Mac版のFileMaker Pro 12では、Bento データソースからのインポート機能が強化されています。
バージョン12では、Bento データソースからのインポート時に、Bento 4 for Macで追加された場所フィールドを新たに認識できるようになっています。Bentoの場所フィールドには位置情報を格納することができ、場所フィールドに保存されている緯度および経度のデータをFileMakerデータベースにインポートできます。
なお、Bentoのデータをインポートするには、[ファイル]メニューの[レコードのインポート]>[Bento データソース...]を選択します。
[関連]FileMaker, Inc.がBento 4 for MacとiOS用Bento 1.1を発表(FAMLog)
FileMaker Pro 12の新機能:[ファイルを挿入]スクリプトステップの機能強化
December 17, 2012
FileMaker Pro 12では、[ファイルを挿入]スクリプトステップの機能が強化され、オブジェクトフィールドに挿入するファイルを選択するときに表示される[ファイルを挿入]ダイアログで詳細オプションを指定できるようになっています。
具体的には、カスタムダイアログのタイトル、ファイルタイプのフィルタ、格納オプション、イメージ/ビデオ/オーディオファイルの表示方法、およびファイルの圧縮方法を指定することが可能です。
また、スクリプトを使用せずにファイルを挿入する処理を実行する際に、ファイル選択時に圧縮をするかどうかを選択できるようにもなっています。
[関連][ファイルを挿入]スクリプトステップのダイアログオプション(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 12の新機能:ソートされた順位でレコードを保持
November 12, 2012
FileMaker Pro 12では、[レコードのソート]ダイアログボックスに[ソートされた順位でレコードを保持]チェックボックスが追加され、ソート後にレコードを変更した場合のレコード表示順を制御できるようになっています。
バージョン10以降では、新たなレコードが追加されたり、ソート対象のフィールド値が変更された場合に、ソート順が常に維持される仕様になっていました。上記チェックボックスのチェック状態を調整することで、バージョン9以前のようにレコードが部分的にソートされている半ソート済みの状態にすることが可能です。
バージョン12で新設された[ソートされた順位でレコードを保持]チェックボックスのチェックを外してソートを実行すると、レコードの検索または別の条件によるソートが実行されるまで、新しいレコードまたは変更されたレコードはソート順の同じ位置に表示されます。
CakePHP 2.2.3が公開
October 22, 2012
PHP用のWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 2.2.3」が2012年10月上旬に公開されています。
CakePHPは、MITライセンスで提供されるオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。CakePHP 2.2.3では、FormHelperの必須フィールドを検知する処理やSecurityComponent使用時のセレクトボックスでの複数選択処理が改善されるなど、数多くの不具合修正が行われています。
CakePHPは現在バージョン2.3系統とバージョン3.0系統の開発も進められており、CakePHP 3.0ではPHP 5.4以降が必要になる見込みです。
Bento 4.1.2 for Macが登場
October 05, 2012
Bento 4.1.2 for Macのインストーラが公開されています。
Bento 4.1.2 for Macでは、いくつかの問題の修正、およびOS X Mountain LionとRetinaディスプレイに関連する互換性のアップデートが提供されます。
このバージョンには重要な変更があり、バージョン4.1.2以降ではiPhotoとのライブリンクがサポートされなくなります。画像をiPhotoからBentoのメディアフィールドに追加することは引き続き可能ですが、BentoのiPhotoライブラリに保存されたデータはBentoの新しい写真ライブラリに移行されます。
[関連]Bento 4 for Mac と連絡先、iCal、iPhoto との連携(FileMaker ナレッジベース)
第86回「FileMaker Fun Night!」発表資料
September 10, 2012
2012年9月8日に行われた、セブンズドア主催のFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」(第86回)で発表した資料を下記よりダウンロードできます。
・ダウンロード:「FileMaker Server 12で使用するポート番号とその舞台裏」(PDF形式/ファイルサイズ:約570KB)
「FMS12_PortNumbers.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
af25712e7d191792d90509a4993d656767841f23
■関連リンク
・FileMaker Server 12 および FileMaker Server Advanced 12 のポート番号(FileMaker ナレッジベース)
・オブジェクトフィールドに対するインタラクティブコンテンツとその他の機能強化(FileMaker ナレッジベース)
・インタラクティブなオブジェクトフィールドのセキュリティ(FileMaker ナレッジベース)
・オブジェクトフィールドでの PDF のストリーミング(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 12の新機能:刷新されたプラグインの更新方法
August 17, 2012
FileMaker Pro 12では、スクリプトを使用してプラグインをインストールおよび更新する方法が新しくなり、FileMaker Serverを使わずにプラグインを自動インストールおよび自動アップデートできるようになっています。
プラグインファイルをデータベースファイルのオブジェクトフィールド内に格納した上で、[プラグインファイルのインストール]スクリプトステップを使用することで、プラグインをインストールおよびアップデートできます。
プラグインをインストールする場合、クライアントの[プラグイン]環境設定で[ソリューションにファイルのインストールを許可]オプションが選択されている必要があります。ただし、この設定は最初から有効になっており、プラグインを使用しない場合にはセキュリティ上の理由からこの設定を無効にしておくことが推奨されます。
FileMaker Pro 12の新機能:オブジェクトフィールドの強化
July 04, 2012
FileMaker Pro 12では、パフォーマンスと使い勝手が向上するように、ファイル保管に利用できるオブジェクトフィールドが再設計されています。これによりオブジェクトフィールドに関連する機能が各種強化されています。
バージョン12では、オブジェクトフィールドに[オブジェクトデータを外部に保存]オプションが追加されています。このオプション機能を利用することで、マルチユーザーでデータベースを共有している際のオブジェクトデータが管理しやすくなり、効率的にバックアップできるように改善されています。さらに、データを暗号化してFileMaker Proでのみ読み取り可能にする[セキュア格納]オプションも利用できます。
また、ファイルのデータベースへのドラッグ&ドロップ、サムネールのイメージレンダリング速度向上、PDFおよびオーディオ/ビデオファイルをインタラクティブに操作できるオプションなど、数多くの機能が強化されています。
FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加された関数一覧
June 29, 2012
FileMaker Pro 12では新しい関数が追加され、オブジェクトフィールド内のデータを扱う関数や、FileMaker Goで位置情報を取得する関数などが新設されています。
バージョン12で追加された関数一覧は下記の通りです。
・ExecuteSQL
・GetHeight
・GetThumbnail
・GetWidth
・Location
・LocationValues
・VerifyContainer
・Get ( 接続状態 )
・Get ( インストールされた FM プラグイン )
・Get ( 持続 ID )
・Get ( トリガ現在のタブパネル )
・Get ( トリガターゲットタブパネル )
・Get ( UUID )
・Get ( ウインドウスタイル )
なお、バージョン12では、Get ( ツールバーの表示状態 )関数はGet ( 書式設定バーの表示状態 )関数に名称が変更されています。
[関連]FileMaker Pro 11の新機能:バージョン11で追加された関数一覧(FAMLog)