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FileMaker Pro 7で同時Web接続数が最大数に達した場合
June 11, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開では、最大5Webユーザーが同時に接続することができます。
同時接続のWebユーザーが最大数に達した場合には、それ以上のWebユーザーがデータベースにアクセスしようとすると、Webブラウザーにエラーメッセージが表示されます。
このような場合には、データベースに接続中のWebユーザーがログアウトするか、セッションがタイムアウトするまで待つか、またはデータベースからWebユーザーを接続解除する必要があります。
(2007/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
大規模なWeb公開にはFileMaker Server 7 Advanced
June 08, 2004
FileMaker 7のデータベースをより多くのWebユーザーと同時に情報を共有するには、FileMaker Server 7 Advancedを使用してデータベースをホストすることになります。
FileMaker Server 7 Advancedでは、カスタムWeb公開およびXMLを利用したデータベース接続もサポートされています。
Web上で公開するファイルをFileMaker Server 7 Advancedでホストすると、バックアップなどのスケジュール処理やリモート管理もサポートされ、より多くのファイルを同時にホストすることが可能になります。また、WebサイトをSSLに対応させることもできます。
(2006/01/03追記:「カスタム Web 公開」を「カスタムWeb公開」に、「データベース接続技術」を「データベース接続」に記述を変更しました。)
FileMaker Pro 7 インスタントWeb公開の同時接続数
June 07, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開は、小規模のワークグループでデータを共有することを目的としてデザインされており、大規模利用は想定されていません。
FileMaker Pro 7を使用してデータベースをホストした場合、インスタントWeb公開では、最大5Webユーザーが同時にファイルを共有できます。
FileMaker Pro 7では、FileMaker Proクライアントは同時に5クライアントまで、FileMaker Pro以外のクライアント(Webブラウザーやその他のプログラム)は同時に5クライアントまでアクセスが許可されていますが、それぞれ6クライアント以上同時にアクセスすることは許可されていません。
(2006/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker Pro 7はインスタントWeb公開のみ
May 28, 2004
FileMaker Pro 7およびFileMaker Developer 7ではカスタムWeb公開機能はサポートされなくなっており、インスタントWeb公開のみとなっています。
FileMaker 7で公開データベースの表示方法と機能をさらに拡張したい場合には、 FileMaker Server 7 Advancedを利用する必要があります。
Server 7 Advancedでは、XMLおよびXSLTを利用することにより、Webブラウザーでのデータの表示や操作を自由に制御できるようです。
(2006/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に、「カスタム Web 公開」を「カスタムWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (7)
May 21, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開では、FileMaker Proで定義されているアカウントおよびアクセス権セットを使用して、セキュリティを確保できるようになっています。
Web上で公開されたデータベースの表示、編集、ソートおよび検索を行う際には、デスクトップでFileMaker Proを操作するときと同様に、各操作を行うためのアクセス権が必要となります。
なお、バージョン7では「アカウントとアクセス権」で定義された設定が反映されるようになっているので、Web セキュリティデータベースはサポートされなくなっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (2)
May 12, 2004
インスタントWeb公開機能を利用すると、HTMLファイルを用意することなく、手軽にFileMaker ProのデータベースをWeb公開することができます。
FileMaker Pro 7では、インスタントWeb公開のインターフェースのデザインが変更され、FileMaker Proデスクトップアプリケーションにより近い外観と機能を持つようになりました。
任意の数のレイアウトをWeb上で直接公開することができるようになり、Webブラウザーで閲覧した場合にFileMaker Pro上での画面がより再現されるようになっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点
May 11, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開でまず注目する点として、Webブラウザーで接続した場合に、マルチスレッド化された個々のセッションが維持されるようになりました。
セッションを維持するためにCookieもしくはQUERY_STRINGが利用され、各セッションごとの処理がFileMaker側で記憶されます。例えば、データベースに接続中にWebブラウザーのウインドウを閉じても、再度すぐにアクセスすればさきほどの画面が表示されます。
マルチスレッドで処理をこなせるようになったので、Webユーザーが実行する一部のタスクが他のWebユーザーに影響を及ぼすことがなくなり、基本性能自体も向上しています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker Pro 7のセキュリティ機能
May 07, 2004
FileMaker 7ではセキュリティモデルも一新され、これまでは通常パスワードのみによるアクセス制御機能でしたが、アカウント名とパスワードを使ってデータベースを保護することができるようになりました。
Webブラウザー経由でデータベースにアクセスするときにも、デスクトップ上で設定したセキュリティレベルが適用されるようになっており、以前のバージョンに比べると全体的に洗練されている印象を受けます。
権限があれば、アカウントの追加や削除、パスワードの変更等もスクリプトでできるようになっており、管理面での利便性も向上しています。
リミットの向上 (4)
April 29, 2004
FileMaker 7シリーズでは1ファイルに最大1,000,000テーブルを設定できることについてはすでに触れましたが、最大レコード数の限界値も増加しています。
FileMaker Pro 7と共にインストールされるPDFファイル「Installation and New Features Guide For FileMaker Pro 7 and FileMaker Developer 7」によると、バージョン7では1テーブルに最大64,000,000,000,000,000(64×10の15乗)のレコードを扱うことができるようになったそうです。
さらに1テーブルに最大256,000,000のフィールドを持たせることができ、データベースキャパシティは劇的に拡大したことが伺えます。
リレーションシップグラフ
April 27, 2004
FileMaker Pro 7の新機能の1つにリレーションシップグラフがあります。
テーブルの相関関係がGUIで表示されるようになり、ドラッグ&ドロップで双方向のリレーションシップを設定することができるようになりました。
当初はカード型データベースであったFileMakerは、バージョン3.0でリレーション機能が追加されました。しかしながら、不自由な面も多く、リレーションのためにわざわざ計算フィールドを設定しなければならない場面がありました。FileMaker 7ではそのような必要もなくなります。
リレーショナルデータモデルが一新され、FileMaker Pro 7はいまどきのリレーショナルデータベースにもなったと言えるでしょう。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)