FAMLog
Czech, Polish and Extended English version of FileMaker Pro 8.5
January 17, 2007
FileMaker, Inc.が、WinSoft社と共同で、中東欧市場向けにチェコ語、ポーランド語および拡張英語版(Extended English version)のFileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedを出荷したことを発表しています。
FileMaker Pro 8.5は、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、スペイン語、オランダ語および中国語(簡体字と繁体字)バージョンが利用可能でしたが、今回の発表でさらに対応言語が増えています。
今回新たにローカライズされたバージョンは、FileMaker, IncとWinSoft社がパートナー契約を締結したことによる成果であり、今後WinSoft社は中東欧および中東の市場において、FileMaker製品ラインのローカライズや製品化を展開していくことになるようです。
[関連]中国語版FileMaker Pro 8.5(FAMLog)
(2007/02/15追記:2007年2月2日にトルコ語版のFileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedに関する発表がされていました。)
FMMenulet 1.0.2
January 16, 2007
FileMaker Pro Advancedで利用できるスクリプトデバッガの状態を表示・変更できるメニューエクストラであるFMMenuletの新バージョン「FMMenulet 1.0.2」が公開されています。
FMMenuletは、Mac OS X v10.4以降で動作し、IntelベースMacにもネイティブ対応しているUniversalアプリケーションです。バージョン1.0.2では対応言語がさらに増え、オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、スペイン語およびスウェーデン語の環境に対応しています。
なお、FMMenuletは、Mac OS Xのみで使用できるフリーの開発支援ツールであり、Windows版はありません。
[関連]FMMenulet 1.0.1(FAMLog)
FileMaker Serverでホストできるデータベースファイルの最大数
January 11, 2007
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7では、同時にホストできるデータベースファイルの最大数は125です。
FileMaker Server Adminを利用すると、ホストできるデータベースファイルの最大数を指定することも可能であり、[共有する最大のファイル数]オプションで1から125までの範囲で値を調整することができます。
なお、Mac OS X Serverではない通常版のMac OS Xでは、カーネルパラメーターを変更しない限り、同時にホストできるデータベースファイルの最大数は125ではなく100となります。
FMMenulet 1.0.0f
January 05, 2007
FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Developer用のフリーの開発支援ツール「FMMenulet 1.0.0f」が公開されています。
FMMenuletは、FileMaker Pro Advanced(もしくはFileMaker Developer)の[スクリプトのデバッグ]メニューの状態を監視・変更するMac用アプリケーションです。メニューエクストラとしてスクリプトデバッガの状態を確認できると共に、アイコンをクリックすることで[スクリプトのデバッグ]メニューの状態を切り替えることができます(そのため、FMMenuletのメニュー項目を表示する場合にはダブルクリックする仕様になっています)。
バージョン1.0.0fでは、未実装であった機能が実装されると共に、各言語のローカライズが進められており、日本語による表示にも対応しています。
FMMenulet 1.0.0fは、Mac OS X v10.4以降で動作し、IntelベースMacにもネイティブ対応しているUniversalアプリケーションです。FileMaker Pro Advanced(バージョン8および8.5)、FileMaker Developer 7およびファイルメーカー Developer 6と共に使用することができます。使用するためには、システム環境設定の[ユニバーサルアクセス]において[補助装置を使用可能にする]設定を有効にする必要があります。
完全修飾フィールド名の各要素について (2)
December 29, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、完全修飾フィールド名の構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
「(繰り返し数)」は、繰り返しフィールドを利用する場合のみ必要であり、それ以外の場合では省略可能です。繰り返し数は数字の1から始まり、例えば、フィールド名(2)と指定した場合は、繰り返しフィールドの2番目の値を参照します。
なお、繰り返しフィールドに対して繰り返し数を指定しなかった場合は、繰り返しフィールドの最初の値が使用されます。
完全修飾フィールド名の各要素について (1)
December 28, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、完全修飾フィールド名を用いると、処理の対象となるフィールドが正確に識別されますが、その構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
「テーブル名」には、フィールドが含まれるテーブルの名前を指定します。-layクエリー引数で指定されたレイアウトの基本テーブルにフィールドがない場合にのみ必要であり、それ以外の場合ではテーブル名は省略可能です。
テーブル名を指定する場合には、テーブル名とフィールド名の間に「::」を付け加えます。
完全修飾フィールド名の構文
December 27, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、FileMakerクエリー文字列においてフィールド名を指定する場合に、完全修飾フィールド名を使用しなければならない場合があります。
具体的には、-layクエリー引数で指定されたレイアウトの基本テーブルとは異なるテーブルにあるフィールドを処理対象とする場合に、完全修飾フィールド名で対象フィールドを指定する必要があります。
完全修飾フィールド名を用いると、処理の対象となるフィールドが正確に識別されますが、その構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
[例]
tablename::fieldname(2).3
Evaluate関数
December 25, 2006
Evaluate関数は、FileMaker 7で追加された関数です。引数で指定した式を計算式とみなして評価します。
[構文]
Evaluate(式)
Evaluate(式; [フィールド1; フィールド2; フィールド3; ...])
引数には式(テキスト式またはテキストフィールド)だけでなく、オプションでフィールドの一覧を指定することもできます。この場合、引数で指定したフィールドのいずれかの値が変更されると、式が再評価されて結果が更新されます。
[例]
Evaluate("Get(タイムスタンプ)"; [フィールドB; フィールドC])
Evaluate関数は、応用次第でさまざまな活用が可能であり、使いこなすことができればかなり役立つ関数です。
[関連]第15回 FileMaker Fun Night! イベントレポート(Knockin' on Seven's Door)
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
FileMaker Server カスタムWebテクニック:第2章補足情報
December 22, 2006
「FileMaker Server カスタムWebテクニック」第2章補足情報
『2.1.1 Web公開エンジンの製品情報を表示する』で解説している、-processクエリーコマンドを使用して取得できるXMLデータについて、FileMaker Server 8.0v4 Advancedの場合には33ページにある出力結果と異なる部分があります。
このため、『2.1.2 Web公開エンジンのバージョンを表示する』で解説しているサンプル2のXSLTスタイルシートを使用して、バージョン情報を出力させることができなくなっています。これは、バージョン8.0v4の場合に、Web公開エンジンが出力するXMLデータの中に、以前のバージョンには含まれていたデータが含まれていないためです。なお、サンプル2のXSLTスタイルシートは、バージョン8.0v3以前であれば正常に動作します。
Mac OS Xのバージョン確認方法
December 14, 2006
Mac OS Xのバージョンをコマンドラインで確認する方法の1つに、sw_versコマンドを使用する方法があります。このコマンドを使用することで、Mac OS Xのバージョン情報を確認できます。
Mac OS X v10.4.8では、sw_versコマンドの実行結果は次のように表示されます(PowerPCベースMacの場合)。
$ sw_vers
ProductName: Mac OS X
ProductVersion: 10.4.8
BuildVersion: 8L127
なお、IntelベースMacの場合、ビルドバージョンは8L127ではなく8L2127と表示されます。