FAMLog
mod_ssl 2.8.19 for Apache 1.3.31
July 20, 2004
Apache用のモジュールであるmod_ssl 2.8.19がリリースされています。
このバージョンではセキュリティ脆弱性の修正が含まれており、Apache 1.3用mod_sslのmod_proxyに接続する部分においてssl_log関数の書式文字列に関わる脆弱性が修正されています。
なお、この脆弱性はApache 2.0のmod_sslには存在しません。
mod_security 1.8.2
June 25, 2004
mod_security 1.8.2がリリースされています。mod_security 1.8で発見された問題点5点が修正された、バージョン1.8系列のメンテナンスリリースです。
現在のところmod_security 1.8.2には既知の不具合が1点判明しており、不正な形式のURLエンコーディングを正しくエラーとして扱わない場合があるため、回避策として「SecFilterCheckURLEncoding Off」という設定にすることが案内されています。
(2006/01/03追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。)
Mac OS X専用mod_encoding
June 18, 2004
Mac OS XおよびMac OS X Serverにオリジナルのmod_encodingをインストールしても、ファイル名の一部(かなの濁点半濁点等)で文字化けが発生する問題が残ります。
この問題に対処する場合には、現状Mac OS X専用mod_encodingを利用する必要があります。
Mac OS X専用mod_encodingは「WebDAVシステム構築ガイド」の付属CDに収録されていますが、Apache 1.3用のモジュールのみでApache 2.0用のものはありません。
[関連]Mac OS X Server v10.4とmod_encoding(FAMLog)
(2006/06/01追記:関連リンクを追加しました。)
FileMaker Pro 7 インスタントWeb公開の同時接続数
June 07, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開は、小規模のワークグループでデータを共有することを目的としてデザインされており、大規模利用は想定されていません。
FileMaker Pro 7を使用してデータベースをホストした場合、インスタントWeb公開では、最大5Webユーザーが同時にファイルを共有できます。
FileMaker Pro 7では、FileMaker Proクライアントは同時に5クライアントまで、FileMaker Pro以外のクライアント(Webブラウザーやその他のプログラム)は同時に5クライアントまでアクセスが許可されていますが、それぞれ6クライアント以上同時にアクセスすることは許可されていません。
(2006/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
Apacheモジュール プログラミングガイド
June 02, 2004
「WebエンジニアのためのApacheモジュール プログラミングガイド」は、Apache HTTP Serverの機能を拡張したり動作をカスタマイズできるソフトウェア部品である「Apacheモジュール」の開発方法を解説した書籍です。
オフィシャルサポートサイトではサンプルソースコードが配布されており、Apache 1.3と2.0のAPI対応表も掲載されています。
この本は昨年発売されたもので、Apache 2.0系の詳細については解説されていませんが、Apacheモジュールの開発だけでなくApache HTTP Serverの構造や動作を理解するのに役立つ一冊です。
mod_ssl 2.8.18 for Apache 1.3.31
May 31, 2004
Apache用のモジュールであるmod_ssl 2.8.18がリリースされています。
このバージョンではセキュリティ脆弱性の修正が含まれており、「SSLOptions +FakeBasicAuth」を指定していた場合に、クライアント証明書の所有者識別情報(Subject-DN)が6KBを越えているとバッファーオーバーフローが発生する問題がmod_ssl 2.8.17以前にあったそうです。
Apache 2.0.49にも同種の問題があるようで、Apache 2.0用には別途パッチが用意されています。
FileMaker Pro 7はインスタントWeb公開のみ
May 28, 2004
FileMaker Pro 7およびFileMaker Developer 7ではカスタムWeb公開機能はサポートされなくなっており、インスタントWeb公開のみとなっています。
FileMaker 7で公開データベースの表示方法と機能をさらに拡張したい場合には、 FileMaker Server 7 Advancedを利用する必要があります。
Server 7 Advancedでは、XMLおよびXSLTを利用することにより、Webブラウザーでのデータの表示や操作を自由に制御できるようです。
(2006/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に、「カスタム Web 公開」を「カスタムWeb公開」に記述を変更しました。)
楽走 Document
May 25, 2004
有限会社ジーネクストが、FileMaker Proにイメージ管理機能や活字OCR機能を組み込み、文書情報の総合管理システムを構築できるFileMakerプラグイン「楽走 Document(らくそうドキュメント)」を税込39,900円で2004年5月24日より発売しています。
楽走 DocumentはFileMaker 7に正式に対応を表明した日本で最初のプラグインであり、ファイルメーカーPro 5、5.5および6にも対応しています。対応OSはWindows 2000およびWindows XPとなっており、残念ながらMac版はありません。
イメージ管理機能や活字OCR機能だけでなく、ファイル操作、FTPによるファイル転送、テキスト抽出などの機能もあり、機能豊富なプラグインとなっています。
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (4)
May 17, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開では、Webブラウザーからアクセスする際に、ツールバーアイコンとボタンの付いたステータスエリアが表示されます。
ステータスエリアにはWeb上でソリューションを操作するために必要な機能があらかじめ備わっており、デスクトップでFileMaker Proを操作するときと同じように操作が可能です。ステータスエリアは非表示にすることもできます。
FileMaker Proで定義した任意のレイアウトを表示することができるようになり、画面は選択したレイアウトに関連した表示がされます。あわせて表示方法の切り替えも可能で、フォーム形式、表形式に加えリスト形式も新たに選ぶことができるようになっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker Pro 7のセキュリティ機能
May 07, 2004
FileMaker 7ではセキュリティモデルも一新され、これまでは通常パスワードのみによるアクセス制御機能でしたが、アカウント名とパスワードを使ってデータベースを保護することができるようになりました。
Webブラウザー経由でデータベースにアクセスするときにも、デスクトップ上で設定したセキュリティレベルが適用されるようになっており、以前のバージョンに比べると全体的に洗練されている印象を受けます。
権限があれば、アカウントの追加や削除、パスワードの変更等もスクリプトでできるようになっており、管理面での利便性も向上しています。