FAMLog
Windows版FileMaker Server 10の動作環境
February 20, 2009
Windows版のFileMaker Server 10およびFileMaker Server 10 Advancedは、Windows Server 2003 Standard Edition SP2、Windows Server 2008 Standard Edition SP1、およびWindows Vista Business SP1をサポートしています。
FileMaker Server 9でサポートされていたWindows 2000 Server SP4とWindows XP Professional SP2は、FileMaker Server 10ではサポートされなくなっています。あわせて、CPUは3.4GHz以上のインテル Pentium 4 プロセッサーが要求されるように統一され、デュアルCPUもしくはデュアルコアのCPUの利用が推奨されています。
なお、FileMaker Server Admin ConsoleやPHP Site Assistant、XSLT Site Assistantについては、Windows XP SP3での動作は可能です。
[関連]Mac版FileMaker Server 10の動作環境(FAMLog)
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第7章の変更点
December 03, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第7章の「XSLT機能の拡張」では、下記の節を新たに追加しました。
・7.2.2 Rubyで独自の拡張関数を作成する
前著の「6.2.1 JavaScript用拡張ライブラリを追加する」は、JavaScriptを使用して独自のXSLT用拡張関数を作成することがバージョン8で標準でできるようになったため、「7.2.1 JavaScriptで独自の拡張関数を作成する」として解説内容を更新しました。
前著にあった「6.1.7 送信メールのSubjectで発生する文字化けを防止する」は、バージョン8でfmxslt:send_email関数の挙動が若干改善されたことと、javax.mail.internet.MimeUtilityクラスのencodeTextメソッドがバージョン9で標準で使用できなくなったため、削除しました。
ただし、短いSubjectの場合では挙動が若干改善されたものの、Subjectが長いと文字化けが発生する点は相変わらずであるため、fmxslt:send_email関数を使用してメールを送信する場合にはその点に留意する必要があります。
[関連]FileMaker 8 カスタムWeb公開の新機能と改善点 (2)(FAMLog)、FileMaker XSLTスタイルシート用拡張関数はRubyでも開発可能(FAMLog)、FileMaker Server カスタムWebテクニック:第6章補足情報(FAMLog)
バージョン8以降でWeb公開エンジンにJavaライブラリを追加する方法
November 13, 2008
FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、Javaのライブラリファイルを追加することで、追加したライブラリに含まれるメソッドをXSLTスタイルシートで利用できます。
Javaのライブラリファイルを下記のフォルダに配置した後、Web公開エンジンを再起動することで、ライブラリを利用できるようになります。
(Mac)
/Library/FileMaker Server/Web Publishing/publishing-engine/cwpe/WEB-INF/lib
(Windows)
C:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server¥Web Publishing¥publishing-engine¥cwpe¥WEB-INF¥lib
FileMaker Server 7 Advancedのときと異なり、FileMaker Server 9およびバージョン8以降のFileMaker Server Advancedでは、フォルダのパスが若干変わっていて、FileMaker Serverのバージョン番号が含まれなくなっています。
[関連]Web公開エンジンにJavaのライブラリを追加する(FAMLog)
FileMaker Server カスタムWebテクニック:第6章補足情報
October 01, 2008
「FileMaker Server カスタムWebテクニック」第6章補足情報
『6.1.7 送信メールのSubjectで発生する文字化けを防止する』で紹介している、javax.mail.internet.MimeUtilityクラスのencodeTextメソッドは、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedでは使用できません。
バージョン9のFileMaker Serverでは、利用されているTomcatのバージョンが5.5系列にアップグレードされた関係で、JavaMail APIのライブラリがWeb公開エンジンに同梱されなくなりました。そのため、バージョン7およびバージョン8では利用可能であったJavaMail APIが提供するMimeUtilityクラスのencodeTextメソッドは利用できなくなっています。
ただし、JavaMail APIのライブラリ(mail.jar)と、JavaMail APIの利用に必要なJavaBeans Activation Frameworkというライブラリ(activation.jar)を、Web公開エンジンに追加すれば上記のメソッドを利用できるようになります。
Mac OS X LeopardではNetInfoが廃止
May 27, 2008
Mac OS X LeopardではNetInfoが廃止されており、「NetInfo マネージャ」アプリケーションが含まれなくなっています。
Mac OS X v10.4 Tigerまでに含まれていたNetInfo マネージャで使用できていたいくつかの高度な機能は、コマンドラインユーティリティdsclで代替することができます。
例えば、dsclコマンドを使用することで、fmsadminグループに任意のユーザーを追加することができます。
[関連]Mac OS X 10.5: 以前「NetInfo マネージャ」にあったいくつかの機能の代わりにコマンドラインユーティリティ "dscl" を使用してください(アップル)
Mac OS X LeopardではClassic環境は非サポート
May 26, 2008
Mac OS X LeopardではClassic環境がサポートされなくなっています。
IntelベースMacでは従来からClassic環境はサポートされていませんでしたが、Mac OS X v10.4 TigerまではPowerPCベースMacでClassic環境は動作可能でした。
Mac OS X Leopardでは、PowerPCベースMacにおいてもClassic環境が動作しなくなっているので注意が必要です。
[関連]Do Classic applications work with Mac OS X 10.5 or Intel-based Macs?(Apple)
FileMaker Server 9の改善点:インストール手順の簡略化
March 25, 2008
FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedでは、管理ツールがゼロから再設計されただけでなく、インストール手順も簡略化されています。
旧バージョンのFileMaker Server Advancedでは、FileMaker ServerとWeb公開エンジンを個別にインストールする手順が発生していましたが、バージョン9では1台構成の場合には個別にインストールする必要がなくなりました。
管理ツールの再設計により、Web公開エンジン管理コンソールの機能がFileMaker Server Admin Consoleに統合されたこともあり、FileMaker Server ID(識別子)やパスコードを設定する手順も発生しなくなっています。
第30回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
January 07, 2008
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2007年12月22日に行われた第30回のイベントレポートが追加されており、FileMakerにおける集計機能やアクセス権、Values系関数に関する情報などが紹介されています。
次回は、「Tips対決総集編」というテーマで、2008年1月20日(日)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
第2回「FileMaker Day」イベントレポートが公開
January 04, 2008
セブンズドアが、2007年12月にApple Storeで開催されたイベント「FileMaker Day」のレポート(銀座、名古屋、大阪)を公開しています。
セブンズドアとApple Storeとのコラボレーションにより実現した同イベントの様子がレポートされており、FileMaker 9 製品ラインの機能紹介、海外ツール&リソースの最新情報、外部SQLデータソースやFileMakerの関数に関する情報などが紹介されています。
なお、「FileMakerなんでも質問、ご相談どんと来い!」コーナーの回答集は後日別途公開されるとのことです。
[関連]第2回「FileMaker Day」発表資料(FAMLog)
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
Ruby on Rails 2.0.2
December 21, 2007
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.0.2」が公開されています。
Rails 2.0.2では、デフォルトで利用するデータベースがMySQLからSQLiteに変更され、従来より容易にRailsアプリケーションを開発し始められるようになっています。
また、新しく生成されるアプリケーションのconfig/environments/production.rbファイルに「config.action_view.cache_template_loading = true」が設定されるように変更され、プロダクションモードでテンプレートファイルの変更がチェックされなくなっています。