FAMLog


FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console

July 25, 2018

FileMaker Server 17では、FileMaker Server Admin Consoleが刷新され、よりシンプルなユーザーインターフェースになっています。

新しいAdmin Consoleには[ダッシュボード]ページがあり、共有しているデータベースファイルや接続しているクライアント、システムの使用状況等を容易に把握することができます。[データベース]ページでは、共有データベースと接続クライアントを1つのページ上で管理できるようになっています。

なお、スケジュールアシスタントのユーザーインターフェースも変更されている他、一部の設定がAdmin Consoleから取り除かれています。以下の設定項目や機能についてはfmsadminコマンドを使用する必要があるので注意が必要です。

・カスタムWeb公開機能の有効化・無効化
・パスワードで保護されたデータベースのみホスト
・FileMaker Proクライアント接続の最大数
・ホストする最大のファイル数
・スクリプト同時セッション最大数
・データベースキャッシュに予約されているRAM
・使用状況の収集間隔
・プログレッシブバックアップの保存間隔
・ログファイルのサイズ制限
・サーバーの使用状況ログファイル(Stats.log)の保存
・CSRの作成

Tag: FileMaker

2018年6月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料

June 19, 2018

2018年6月16日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。

・ダウンロード:FileMaker Server 17でカスタムWeb公開を有効化(PDF形式/ファイルサイズ:約560KB)

「FMS17_CWPConfig.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
34640b6a561e5b3b21c68af4b48ba244ea64121b5fad9f79287912e2024e39c3

■関連リンク

FileMaker Server 17 ヘルプ(FileMaker)

FileMaker Server 17 リリースノート(FileMaker ナレッジベース)

FileMaker 17 プラットフォームのその他の変更(FileMaker ナレッジベース)



(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 17でサポートされるクライアントアプリケーション

May 23, 2018

FileMaker Server 17でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。

・FileMaker Pro(バージョン16および15)
・FileMaker Pro Advanced(バージョン17、16および15)
・FileMaker Go(バージョン17、16および15)
・iOS App SDK(バージョン17、16および15)を使用して作成されたiOSアプリケーション
・FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用したFileMaker Server Web 公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker Data APIを使用して共有ソリューションのデータにアクセスするWebブラウザーまたはアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアント

FileMaker 17 プラットフォームの発売に伴い、新しくFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されています。FileMaker ボリュームライセンスプログラムは、2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 17にバージョンアップする際には注意が必要です。FileMaker ユーザライセンス以外のオプションとして、同時接続ライセンスおよびサイトライセンスも引き続き提供されています。

なお、FileMaker Server 17でカスタムWeb公開(CWP)およびODBC/JDBCを利用する場合には接続ライセンスは不要です(2018年5月現在)。

[関連]FileMaker Server 16でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化

May 22, 2018

FileMaker 17 プラットフォームではFileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化されています。

FileMaker Pro Advancedには、より迅速に、より効率的に開発するのに役立つ多くの機能が搭載されています。新しいバージョンのFileMaker Proは提供されないため、バージョン17の新機能を利用したい場合にはFileMaker Pro Advancedを利用する必要があります。FileMaker Pro 17 Advancedのアップグレード版は22,800円(税別)に値下げされていますが、FileMaker Pro 17 Advanced フルバージョンの価格は57,600円(税別)であり、FileMaker Pro 16の38,000円(税別)と比較すると、新規個人ユーザーにとっては値上げとなっています。

なお、FileMaker Pro Advancedに含まれる高度なツール(Developer ユーティリティ、データベースデザインレポート機能、スクリプトデバッガ、データビューア、カスタムメニュー機能、カスタム関数ユーティリティ等)を使用するには、[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 16の変更点:Windows版におけるオブジェクトの座標

May 14, 2018

Windows版のFileMaker Pro 16では、マルチドキュメントインターフェース(MDI)からシングルドキュメントインターフェース(SDI)に変更されたことに伴い、GetLayoutObjectAttribute関数で取得できるオブジェクトの座標が変更されています。

FileMaker Pro 15以前では、起点の座標はFileMaker Proメニューバーもしくは表示されている場合はツールバーの左下端までの相対距離で示されていました。バージョン16では、メイン画面のデスクトップ領域の左上端までの相対距離に変更されています。GetLayoutObjectAttribute関数で影響を受ける属性は、bounds、left、right、top、bottom、startPointおよびendPointです。

なお、Windows版のFileMaker Pro 16では、GetLayoutObjectAttribute関数だけでなく次の取得関数の動作が旧バージョンと異なる場合があります。

・Get (ウインドウ左位置)
・Get (ウインドウ上位置)
・Get (ウインドウデスクトップ幅)
・Get (ウインドウデスクトップ高さ)

[関連]FileMaker Pro 16の改善点:Windows環境で一新されたユーザーインターフェース(FAMLog)、マルチドキュメントインターフェース (MDI) とシングルドキュメントインターフェース (SDI) の概要(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 16の改善点:Windows環境で一新されたユーザーインターフェース

April 20, 2018

FileMaker Pro 16では、Windows環境においてユーザーインターフェースが一新されてFileMaker Proの操作性が向上しています。

マルチドキュメントインターフェース(MDI)からシングルドキュメントインターフェース(SDI)に変更されたことで、Windows版のFileMaker Pro 16では、ドキュメントウインドウはすべて独立するようになり、ウインドウごとに固有のメニューバーを使用できるようになっています。

Windows環境では、最後のドキュメントウインドウを閉じると、起動センターや他のウインドウが開いている場合、または非表示のウインドウがある場合を除き、FileMaker Proは終了するように挙動が変更されています。また、起動センターにメニューバーが表示されるようになっている他、ウインドウに関する一部の計算関数で動作が異なることがあるので要注意です。

[関連]マルチドキュメントインターフェース (MDI) とシングルドキュメントインターフェース (SDI) の概要(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数

March 16, 2018

FileMaker WebDirectは、コーディングをすることなく、FileMakerベースのカスタム AppをWebブラウザーで直接実行可能にするテクノロジーです。

FileMaker WebDirectは、WebブラウザーからデータベースにアクセスするユーザーにもFileMaker Proと同様の操作性を提供しますが、FileMaker WebDirectではサポートされていない取得関数が複数存在します。

2018年3月現在、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数の一覧は次の通りです。

[返される値が空の文字列である関数]
・Get (アクティブ選択位置)
・Get (アクティブ選択サイズ)
・Get (カスタムメニューセット名)
・Get (デスクトップパス)
・Get (ドキュメントパス)
・Get (ドキュメントパス一覧)
・Get (FileMaker パス)
・Get (ハイコントラスト色)
・Get (ハイコントラスト状態)
・Get (ネットワークタイプ)
・Get (ページ番号)
・Get (環境設定パス)
・Get (プリンタ名)
・Get (システムドライブ)
・Get (システム NIC アドレス)
・Get (テンポラリパス)
・Get (トリガジェスチャ情報)
・Get (ウインドウ左位置)
・Get (ウインドウ上位置)

[返される値が0である関数]
・Get (書式設定バーの表示状態)
・Get (スクリプトアニメーション状態)
・Get (テキスト定規表示)
・Get (システム書式使用状態)

[返される値が32である関数]
・Get (スクリーン深さ)

[返される値が100である関数]
・Get (ウインドウのズームレベル)

[関連]FileMaker WebDirect でサポートされない取得関数(FileMaker ナレッジベース)

(2020/2/20追記:返される値が空の文字列である関数にGet (アクティブ選択位置)関数を追加しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Go 16の新機能:署名キャプチャの機能強化

December 29, 2017

FileMaker Go 16では、署名キャプチャの機能が強化され、フルスクリーンに加え、署名キャプチャ画面をオーバーレイまたはレイアウトに埋め込む形で表示できます。これにより、ユーザーは何に署名しているかを同じ画面上で確認できます。

バージョン16では[デバイスから挿入]スクリプトステップが強化され、署名オプションとして「フルスクリーン」、「オーバーレイ」および「埋め込み」という3つの表示オプションを指定できるようになっています。[フルスクリーン]オプションはFileMaker Go 15以前と同じで、[フルスクリーン]を選択すると署名キャプチャ画面がフルスクリーンで表示されます。

[オーバーレイ]を選択するとモーダルな署名キャプチャ画面がドキュメントの前面に表示されます。[埋め込み]を選択すると、フィールドが小さ過ぎない場合はモーダルな署名キャプチャ画面がオブジェクトフィールドに表示され、フィールドが小さ過ぎる場合は[オーバーレイ]に置き換わります。

[関連]FileMaker Go 16 - インライン署名キャプチャ(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Go 14の新機能:署名キャプチャの機能強化(FAMLog)

Tag: FileMaker

2017年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料

December 25, 2017

2017年12月23日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。

・ダウンロード:fmcsadmin CLI for FileMaker Admin API (Trial)(PDF形式/ファイルサイズ:約130KB)

「fmcsadmin-trial.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
0957bb00e804ddd1b1ad58e1e66556b5bd6c427981d81dfb2a6e1cfb668c7d20

■関連リンク

FileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開(株式会社エミック)

FileMaker Cloud 1.16.0.55 リリースノート (FileMaker)

FileMaker Cloud 16 Admin API Guide(FileMaker)



(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

2017年10月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料

October 24, 2017

2017年10月21日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。

・ダウンロード:「INTER-Mediator開発における継続的インテグレーション」(PDF形式/ファイルサイズ:約950KB)

「CI-for-INTER-Mediator.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
a540ed8ae400a0bd99979b188686d6d0a8f3840c13ea91d797919e3612843b4e

■関連リンク

INTER-Mediator

https://github.com/INTER-Mediator/INTER-Mediator



(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

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