FAMLog
[レコードを対象外に]スクリプトステップ
January 22, 2007
FileMaker Proの[レコードを対象外に]スクリプトステップは、ブラウズモードおよび検索モードでのみ使用できます。
このスクリプトステップをブラウズモードで使用すると、その名の通り、現在のレコードが対象レコードではなくなります。
検索モードで使用すると、検索時に[除外]チェックボックスが選択されている場合と同様、検索条件が除外条件となります。これにより、FileMakerのスクリプトでNOT検索を実現できます。
[例]
検索モードに切り替え[]
フィールド設定[TO::Field; "除外キーワード"]
レコードを対象外に
検索実行[]
なお、[レコードを対象外に]スクリプトステップは、Web互換のスクリプトステップです。
完全修飾フィールド名の各要素について (3)
January 04, 2007
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、完全修飾フィールド名の構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
「レコードID」は、FileMakerクエリー文字列を使用して、ポータルに関連レコードを追加したり、ポータル内の関連レコードを編集する場合にのみ必要です。
レコードIDを指定する場合には、「フィールド名」(もしくは「(繰り返し数)」)と「レコードID」の間に「.」を付け加えます。
完全修飾フィールド名の各要素について (2)
December 29, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、完全修飾フィールド名の構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
「(繰り返し数)」は、繰り返しフィールドを利用する場合のみ必要であり、それ以外の場合では省略可能です。繰り返し数は数字の1から始まり、例えば、フィールド名(2)と指定した場合は、繰り返しフィールドの2番目の値を参照します。
なお、繰り返しフィールドに対して繰り返し数を指定しなかった場合は、繰り返しフィールドの最初の値が使用されます。
完全修飾フィールド名の各要素について (1)
December 28, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、完全修飾フィールド名を用いると、処理の対象となるフィールドが正確に識別されますが、その構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
「テーブル名」には、フィールドが含まれるテーブルの名前を指定します。-layクエリー引数で指定されたレイアウトの基本テーブルにフィールドがない場合にのみ必要であり、それ以外の場合ではテーブル名は省略可能です。
テーブル名を指定する場合には、テーブル名とフィールド名の間に「::」を付け加えます。
完全修飾フィールド名の構文
December 27, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、FileMakerクエリー文字列においてフィールド名を指定する場合に、完全修飾フィールド名を使用しなければならない場合があります。
具体的には、-layクエリー引数で指定されたレイアウトの基本テーブルとは異なるテーブルにあるフィールドを処理対象とする場合に、完全修飾フィールド名で対象フィールドを指定する必要があります。
完全修飾フィールド名を用いると、処理の対象となるフィールドが正確に識別されますが、その構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
[例]
tablename::fieldname(2).3
クエリーコマンドを使用する際の注意点 (6)
December 26, 2006
FileMaker Server Advancedにおいて、XMLリクエストまたはXSLTリクエストで任意のフィールドを指定する際、フィールド名クエリー引数に「.(ピリオド)」が含まれるフィールド名(「text.field」など)を使用することができません。
「.(ピリオド)」は、完全修飾フィールド名でレコードIDを指定する場合に使用される予約済みの文字であるためです。ピリオドが含まれるフィールドを指定した場合、XMLリクエストまたはXSLTリクエストではそのフィールドにアクセスできないため、通常エラー番号102(フィールドが見つかりません)のエラーが返ります。
また、上記と関連して、「::」は完全修飾フィールド名でテーブル名を指定する場合に使用される予約語であるため、フィールド名クエリー引数に「::」が含まれるフィールド名(「text::field」など)も同様に使用することができません。
第18回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
December 20, 2006
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2006年12月16日に行われた第18回のイベントレポートが追加されており、FileMaker API for PHP Public Betaや[関連レコードへ移動]スクリプトステップの活用法、およびカスタム関数などに関する情報が紹介されています。
次回は、「データモデリングを考える」というテーマで、2007年1月13日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
[関連]第18回「FileMaker Fun Night!」発表資料(FAMLog)、第4回FM-Hokkaido Annex Report(FM-Hokkaido)
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
FileMaker Pro 基礎トレーニングテキスト
August 28, 2006
FileMaker Proの基本操作から簡単なデータベース作成までを解説した書籍「FileMaker Pro 基礎トレーニングテキスト」が2006年8月18日に発売されています。
この書籍は、初めてFileMaker Proを使う利用者を対象にしたもので、「FileMaker Proの基礎用語」「データの入力」「レコードの追加・複製・修正・削除」「検索」「並べ替え(ソート)」「印刷」「データのインポート・エクスポート」などの基本的な操作方法から、現在使用しているデータベースをより使いやすくするテクニックや簡単なデータベースを作成することについて解説されています。
Windows版FileMaker Proのバージョン6、7および8が対象であり、付録CD-ROMに収録されているサンプルデータベースを使って基本操作をマスターしていく構成になっています。
定価:2,415円(税込)
サイズ:B5
ページ数: 328
著者:db-pro
出版社:ソシム
ISBN:4-88337-489-0[Amazon.co.jpで購入...]
FileMaker 8v3 アップデータ
April 26, 2006
ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 8v3 アップデータ」と「FileMaker Pro 8v3 Advanced アップデータ」、「FileMaker Server 8v3 アップデータ」、および「FileMaker Server 8v3 Advanced Web公開エンジン アップデータ」の提供を開始しています。
バージョン8.0v3では、バージョン7または8.0v1のクライアントが、バージョン8.0v2のホストに接続している場合に、非保存の計算フィールドに対して検索を実行するとレコードセット全体が返されてしまう問題が解決されています。
なお、FileMaker Pro 8v3およびFileMaker Pro 8v3 AdvancedをFileMaker Server 8と組み合せて日本語を使用する場合には、FileMaker Server 8を必ずFileMaker Server 8v3にアップデートする必要があります。
(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加されたスクリプトステップ一覧
March 23, 2006
FileMaker 8では、スクリプトステップが新しく追加されると共に、一部のスクリプトステップの機能も強化されています。
バージョン8で追加されたスクリプトステップ一覧は下記の通りです。
・変数を設定
・レコードをExcelとして保存
・レコードをPDFとして保存
・メニューセットのインストール
また、バージョン8では、下記のスクリプトステップの機能が改善もしくは強化されています。
・関連レコードへ移動
・レコードのエクスポート
・メールを送信
・ウインドウを選択
・現在のスクリプト終了
その他にも、フィールドを選択するオプションのあるスクリプトステップにおいて、繰り返しフィールドの繰り返し位置を計算式で指定できるようになっています。
[関連](イベントレポート)FileMaker 8 ワークショップ:関数・スクリプト機能を使いこなそう(sevensdoor.com)
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)