FAMLog
FileMaker Pro 17 Advancedの動作環境
May 30, 2018
macOS版FileMaker Pro 17 Advancedの動作環境は、macOS Sierra 10.12もしくはmacOS High Sierra 10.13となっており、OS X El Capitan v10.11が動作環境の対象から外されています。
Windows版FileMaker Pro 17 Advancedの動作環境は、更新プログラムKB2999226を適用したWindows 7 SP1(Professional EditionおよびUltimate Edition)、更新プログラムKB2919355およびKB2999226を適用したWindows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくはAnniversary Updateを適用したWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっています。バージョン16と同様、Windows版では32ビットバージョンと64ビットバージョンの2つのバージョンが用意されています。
なお、Windowsでは、FileMaker Proおよびランタイムソリューションに、Microsoft .NET Frameworkのバージョン4.6以上が必要です。
[関連]FileMaker Pro 17 Advanced リリースノート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)、FileMaker Pro 16の動作環境(FAMLog)
FileMaker Server 17でサポートされるクライアントアプリケーション
May 23, 2018
FileMaker Server 17でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。
・FileMaker Pro(バージョン16および15)
・FileMaker Pro Advanced(バージョン17、16および15)
・FileMaker Go(バージョン17、16および15)
・iOS App SDK(バージョン17、16および15)を使用して作成されたiOSアプリケーション
・FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用したFileMaker Server Web 公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker Data APIを使用して共有ソリューションのデータにアクセスするWebブラウザーまたはアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアント
FileMaker 17 プラットフォームの発売に伴い、新しくFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されています。FileMaker ボリュームライセンスプログラムは、2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 17にバージョンアップする際には注意が必要です。FileMaker ユーザライセンス以外のオプションとして、同時接続ライセンスおよびサイトライセンスも引き続き提供されています。
なお、FileMaker Server 17でカスタムWeb公開(CWP)およびODBC/JDBCを利用する場合には接続ライセンスは不要です(2018年5月現在)。
[関連]FileMaker Server 16でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)
FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化
May 22, 2018
FileMaker 17 プラットフォームではFileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化されています。
FileMaker Pro Advancedには、より迅速に、より効率的に開発するのに役立つ多くの機能が搭載されています。新しいバージョンのFileMaker Proは提供されないため、バージョン17の新機能を利用したい場合にはFileMaker Pro Advancedを利用する必要があります。FileMaker Pro 17 Advancedのアップグレード版は22,800円(税別)に値下げされていますが、FileMaker Pro 17 Advanced フルバージョンの価格は57,600円(税別)であり、FileMaker Pro 16の38,000円(税別)と比較すると、新規個人ユーザーにとっては値上げとなっています。
なお、FileMaker Pro Advancedに含まれる高度なツール(Developer ユーティリティ、データベースデザインレポート機能、スクリプトデバッガ、データビューア、カスタムメニュー機能、カスタム関数ユーティリティ等)を使用するには、[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。
FileMaker Pro 16の改善点:設定可能なファイルキャッシュサイズの拡大
May 10, 2018
FileMaker Pro 16では、設定できるファイルキャッシュのサイズが2048MBに拡大されています。
FileMaker Proでは作業時に行った変更は自動的に記憶され、変更内容は一時的にキャッシュとしてRAM(メモリー)上に保存されます。キャッシュのサイズは、[環境設定]ダイアログボックスの[メモリ]タブにある[ファイルキャッシュの変更]で変更します。ファイルキャッシュのサイズ変更を反映させるには、FileMaker Proを一度終了してから再起動する必要があります。
バージョン15で設定できるファイルキャッシュのサイズは64MBから512MBまでの範囲でしたが、バージョン16では64MBから2048MBまでの範囲に拡大されています。
[関連]環境設定: メモリ(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
FileMaker Pro 16の改善点:[計算式の指定]ダイアログボックスで関数に関する情報を表示
April 18, 2018
FileMaker Pro 16では、[計算式の指定]ダイアログボックスの関数パネルで関数に関する情報を確認できるようになっています。
[計算式の指定]ダイアログボックスの右側にある関数パネルで任意の項目をクリックすると、選択した関数に関する情報が[説明]パネルに表示されます。
さらに、[説明]パネルの右上にある?マークのついた丸いボタンをクリックすると、WebブラウザーでFileMaker Pro 16 ヘルプを表示して当該関数の詳細情報を確認できるようになっています。
fmcsadmin 0.9.1を公開
February 15, 2018
fmcsadmin 0.9.1を公開しました。
fmcsadminは、FileMaker Cloud 1.16で利用できるようになったFileMaker Admin API (Trial)をコマンドラインインターフェース(CLI)で手軽に操作できるようにするツールであり、FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。FileMaker Cloud上で利用できるLinux版を用意している他、macOSやWindows上でFileMaker Cloudをリモートで管理することもできます。
バージョン0.9.1では、ログアウト処理が正常に実行されていなかった不具合を修正しました。fmcsadminは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはApache License, Version 2.0です。
[関連]fmcsadmin 0.9.1を公開(株式会社エミック)
Rubyist Magazine 0057 号が公開
February 14, 2018
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0057 号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
Rubyist Magazine 0057 号には、Rubyでブラウザー用ゲームを作るためのライブラリであるDXOpalの紹介記事や、国内で開催された地域Ruby会議のレポートなどが掲載されています。
Apache Tomcat 7.0.84、8.0.48、8.5.24および9.0.2における修正点
February 06, 2018
Apache Tomcat 7.0.84、Apache Tomcat 8.0.48、Apache Tomcat 8.5.24およびApache Tomcat 9.0.2では、ドキュメントにおける記述ミスにより、意図しないプログラムがCGIプログラムとして実行される可能性を招く恐れがあったことが公表されています。
Apache Tomcat 7.0.84、8.0.48、8.5.24および9.0.2が公開されたのは先月下旬ですが、上記に関する情報は先月末に公開されました。実際の挙動は特に変更されておらず、ドキュメントにおける記述内容が間違っていたため訂正されており、影響度はLow(低)と位置付けられています。
なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14、FileMaker Server 15およびFileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
FileMaker WebDirectとGet(ウインドウスタイル)関数
January 17, 2018
FileMaker ProのGet(ウインドウスタイル)関数は、スクリプトが実行されているウインドウのスタイル情報を示す数値を返します。
Get(ウインドウスタイル)関数が返す値は次の通りです。
・「0」:ウインドウがドキュメントウインドウの場合
・「1」:ウインドウがフローティングドキュメントウインドウの場合
・「2」:ウインドウがダイアログウインドウの場合
・「3」:ウインドウがカードの場合
FileMaker WebDirectでGet(ウインドウスタイル)関数を実行すると、この関数の戻り値は常に「0」となります。
[関連]カードとGet(ウインドウスタイル)関数(FAMLog)
FileMaker Pro 16 Advancedの改善点:データビューアの機能強化
January 16, 2018
FileMaker Pro 16 Advancedでは、フィールドや変数の値、計算式の結果を監視できる「データビューア」の機能が強化されています。
バージョン16では、データビューアの[式の編集]ダイアログボックスが改善されており、関数名のオートコンプリート機能を使用できるようになっている他、結果領域のサイズを変更できるようになっています。
さらに、[式の編集]ダイアログボックスにおいて、式の入力時に結果が自動的に更新されるようになっています。式の自動評価に長い時間がかかる場合は、[自動的に評価する]オプションの選択を解除してから、[評価]をクリックすることで結果を手動で更新することもできます。