FAMLog
FileMaker Pro 11の新機能:バージョン11で追加されたスクリプトトリガ一覧
May 21, 2010
FileMaker Pro 11では、3種類のスクリプトトリガが新たに実装されています。
バージョン11で追加されたスクリプトトリガ一覧は下記の通りです。
・OnLayoutExitスクリプトトリガ
・OnObjectValidateスクリプトトリガ
・OnViewChangeスクリプトトリガ
OnViewChangeスクリプトトリガは、ビュー(フォーム形式、リスト形式、表形式のいずれか)が切り替えられるときにスクリプトを起動します。
OnLayoutExitスクリプトトリガは、レイアウトから抜ける前にスクリプトを起動します。なお、FileMaker Pro 11では、OnLayoutExitスクリプトトリガが追加されたことに伴い、OnLayoutLoadスクリプトトリガはOnLayoutEnterに名称が変更されています。
[関連]OnObjectValidateスクリプトトリガ(FAMLog)
OnObjectValidateスクリプトトリガ
May 20, 2010
FileMaker Pro 11では3種類のスクリプトトリガが新たに実装されましたが、その中の1つにOnObjectValidateスクリプトトリガがあります。
OnObjectValidateスクリプトトリガは、選択されているフィールドのデータが変更された場合にスクリプトを起動し、OnObjectSaveスクリプトトリガよりも前にイベントが発生します。
OnObjectExitスクリプトトリガとは異なり、データが変更されていない場合には実行されませんが、コントロールスタイルがポップアップメニュー、チェックボックスセットおよびラジオボタンセットの場合には移動や保存処理の前にスクリプトを起動することが可能です。
FileMaker Server 11の新機能:fmsadmin RESTARTコマンド
April 22, 2010
FileMaker Server 11では、FileMaker Server Admin Consoleが応答しない場合に、コマンドラインインターフェースで管理サーバーのプロセスを再起動できるようになっています。
fmsadminコマンドを使って管理サーバーを再起動するには、RESTARTコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin restart adminserver
なお、バージョン11では、RESTARTコマンドだけでなくAUTORESTARTコマンドも新たに追加されています。
(2010/09/16追記:FileMaker Server 11.0v2において「fmsadmin restart server」コマンドでデータベースサーバーが再起動しない問題が修正されています。)
Mac版FileMaker Server 11の起動プロセスにおける変更点
April 21, 2010
Mac版FileMaker Server 11では、FileMaker Server 9で導入されたfmservicewrapperdが不要になり、FileMaker Server関連デーモンの起動プロセスについて最適化が行われています。
バージョン9および10ではlaunchdによりまず最初にfmservicewrapperdが起動されていましたが、バージョン11ではfmserver_helperdが最初に起動されるように変更されています。
上記については次のコマンドで確認できます。
$ defaults read /Library/LaunchDaemons/com.filemaker.fms
[バージョン9および10の場合の出力結果]
ProgramArguments
(
"/Library/FileMaker Server/Common/service-wrapper/fmservicewrapperd",
"-start"
)
[バージョン11の場合の出力結果]
ProgramArguments
(
"/Library/FileMaker Server/Database Server/bin/fmserver_helperd",
"-d"
)
[関連]fmservicewrapperd(FAMLog)
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (3)
February 22, 2010
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際に使うmod_auth_digestは、バージョン2.2でAuthDigestFileディレクティブが削除されています。
Digest認証を利用している場合に、Apacheをバージョン1.3や2.0からバージョン2.2以降にアップグレードする際には、AuthDigestFileディレクティブの代わりにAuthUserFileディレクティブを使うように設定ファイルを変更する必要があります。
AuthDigestFileディレクティブはバージョン2.2では利用できず、Apacheが起動しない原因になるので注意が必要です。
fmsadminコマンドの活用 (11)
January 28, 2010
FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを起動することができます。
fmsadminコマンドを使ってデータベースサーバーを起動するには、STARTコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin start server
なお、このコマンドは、FileMaker Server Helper(Mac OS Xではfmserver_helperd)が実行されている場合のみ有効です。
[関連]fmsadminコマンドの活用 (6)(FAMLog)
Mac OS X ServerにおいてWebサーバーを停止する
January 07, 2010
Mac OS X Serverにおいて、Webサーバーを停止する方法の1つにserveradminコマンドを使用する方法があります。
コマンドラインインターフェースでWebサーバーを停止するには次のように入力します。
[使用例]
$ sudo serveradmin stop web
[関連]Mac OS X ServerにおいてWebサーバーを起動する(FAMLog)
Mac OS X ServerにおいてWebサーバーを起動する
January 05, 2010
Mac OS X Serverにおいて、Webサーバーを起動する方法の1つにserveradminコマンドを使用する方法があります。
コマンドラインインターフェースでWebサーバーを起動するには次のように入力します。
[使用例]
$ sudo serveradmin start web
serveradminコマンドでは、Webサーバーに限らず、他のサーバーソフトウェアおよびサービスの起動や停止が可能です。
OpenSSHサーバーの設定ファイルに構文エラーがないかチェックする
December 17, 2009
OpenSSHサーバーは、ディレクティブと呼ばれる設定項目を設定ファイルに記述することでSSHサーバー(sshd)の動作を調整できます。
設定ファイルは通常「sshd_config」という名前のファイルです。設定ファイルにおいて構文や書式に間違いがあるとSSHサーバーが起動しませんが、設定ファイルの構文エラーはsshd -tを使って調べられます。
[使用例]
$ sudo sshd -t
なお、構文エラーがない場合には上記コマンドの結果は何も出力されません。
Apacheの設定ファイルに構文エラーがないかチェックする
December 15, 2009
Apache HTTP Serverは、ディレクティブと呼ばれる設定項目を設定ファイルに記述することでWebサーバーの動作を調整できます。
設定ファイルは通常「httpd.conf」という名前のファイルです。設定ファイルにおいて構文や書式に間違いがあるとApacheが起動しないため、起動前に構文エラーがないかチェックすることが重要です。
設定ファイルの構文エラーは、apachectl configtestもしくはhttpd -tを使って調べられます。なお、Apacheは起動時か再起動時のみ設定ファイルの変更を認識します。
[使用例]
$ apachectl configtest
Syntax OK