FAMLog
Node.js v8.9.3、Node.js v6.12.2およびNode.js v4.8.7が公開
December 19, 2017
Node.js v8.9.3、Node.js v6.12.2およびNode.js v4.8.7が2017年12月上旬に公開されています。
Node.js v8.9.3、Node.js v6.12.2およびNode.js v4.8.7では、OpenSSLがバージョン1.0.2nに更新されてCVE-2017-3738に対する修正が行われています。また、Node.js v8系列以降に存在する複数のセキュリティ脆弱性も修正されています。
FileMaker Server 16とFileMaker Cloud 1.16のFileMaker Data API エンジンではNode.js v6系列が使われていて、FileMaker Server 16.0.3ではNode.js v6.9.2、FileMaker Cloud 1.16.0ではNode.js v6.9.4が使用されています。
[関連]OpenSSL 1.0.2nが公開(FAMLog)
Apache Tomcat 8.0.48が公開
December 18, 2017
Apache Tomcat 8.0.48が公開されています。
Apache Tomcat 8.0.48では、Java 9をサポートするようになっています。Apache Tomcat 8.0系列は2018年6月30日にサポートが終了する予定となっています。2018年10月になるとApache Tomcat 8.0のダウンロードページが削除される予定となっており、現在Apache Tomcat 8.0系列を利用している場合にはApache Tomcat 8.5系列へのアップグレードが推奨されることになります。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在バージョン9.0.2(ベータ版)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15、FileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]Apache Tomcat 8.0系列のサポート終了予定日(FAMLog)
FileMaker Pro 16の新機能:JSON関数
December 13, 2017
FileMaker Pro 16では、JSONデータの解析および生成を簡素化する関数が追加され、Webサービスから取得したJSONデータを取り扱いやすくなっています。
バージョン16で追加されたJSON関連の関数は次の通りです。
・JSONDeleteElement
・JSONFormatElements
・JSONGetElement
・JSONListKeys
・JSONListValues
・JSONSetElement
JSONデータの値を変更したり要素を追加したりするにはJSONSetElement関数を、要素を削除するにはJSONDeleteElement関数を、JSONデータを読みやすくするにはJSONFormatElements関数を使用します。JSONデータを解析するには、JSONGetElement関数やJSONListKeys関数、JSONListValues関数を使用します。
[関連]JSON 関数の使い方(FileMaker Pro 16 ヘルプ)、FileMaker Pro 16の新機能:バージョン16で追加された関数一覧(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.24が公開
December 12, 2017
Apache Tomcat 8.5.24が公開されています。
Apache Tomcat 8.5.24では、Java 9をサポートするようになっています。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、バージョン8.5.24と同時にApache Tomcat 9.0.2 (beta)が公開されています。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15、FileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
APPLE-SA-2017-12-6-2 iOS 11.2
December 11, 2017
iOSデバイス向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 11.2の提供が開始されています。
iOS 11.2では、互換性のある他社製のアクセサリを使用した場合にiPhone 8、iPhone 8 PlusおよびiPhone Xが高速ワイヤレス充電に対応するようになっています。不具合の修正や改善だけでなく、セキュリティ脆弱性も多数修正されています。
アップデートの対象機種は、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、第6世代のiPod touch、第5世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、第1世代および第2世代の12.9インチiPad Pro、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。
[関連]APPLE-SA-2017-12-13-6 Additional information for APPLE-SA-2017-12-6-2 iOS 11.2(Apple)
(2017/12/14追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
OpenSSL 1.0.2nが公開
December 07, 2017
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 1.0.2nが公開されています。
OpenSSL 1.0.2nでは2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2017-3737およびCVE-2017-3738)が修正されています。CVE-2017-3737はOpenSSL 1.1.0系統には影響せず、OpenSSL 1.1.0系統におけるCVE-2017-3738に対する修正はOpenSSL 1.1.0hで行われる予定ですが、CVE-2017-3738は影響度が低いことから今回OpenSSL 1.1.0系統の更新は行われていません。
FileMaker Pro 16.0.3にはOpenSSL 1.0.2lが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降です。
FileMaker Cloud 1.16.0の新機能:PDFおよび印刷のサポート
December 06, 2017
2017年10月に発表されたFileMaker Cloud 1.16ではPDFおよび印刷のサポートが追加されています。
FileMaker Cloud 1.16では、FileMaker Server 16と同様に、FileMaker WebDirectで共有されているファイルで[印刷]、[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用できるようになっています。さらに、FileMaker スクリプトエンジンで[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップがサポートされるようになっています。
なお、FileMaker Cloud 1.16では、FileMaker Admin API (Trial)を使用することでサーバーサイドスクリプト実行用のスケジュールを作成できます。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:サーバーサイドスクリプトでPDFファイルの出力が可能に(FAMLog)、FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectでPDFファイルの出力をサポート(FAMLog)
FileMaker Server 16の新機能:OAuth 2.0のサポート
December 05, 2017
FileMaker Server 16では、OAuth 2.0が新たにサポートされ、AmazonやGoogle、Microsoft Azureのアカウント認証情報を使用してFileMakerベースのカスタムAppにログインできるようになっています。
サポートされているクライアントは、FileMaker Pro 16、FileMaker Go 16およびFileMaker WebDirectです。
OAuth 2.0のフローを構成するHTTPの各通信においてはTLS(SSL)を用いる必要があります。さらに、OAuthアイデンティティプロバイダアカウントを使用するクライアントは、FileMaker Serverによって共有されているファイルを開くときに、サーバーの完全修飾ドメイン名を使用する必要があります。
[関連]オープン認証 (OAuth) 資格情報を使用したソリューションへのアクセス(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 16の新機能:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション
December 01, 2017
FileMaker Pro 16では、[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURL オプションを指定できるようになっています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。FileMaker Pro 16では、90を超えるcURL オプションがサポートされており、[URL から挿入]スクリプトステップにおいて多数の一般的なファイル転送オプションを利用できるようになっています。
このオプションを使用することで、REST APIで他のアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを簡単に作成することができます。
[関連]サポートされている cURL オプション(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
APPLE-SA-2017-11-29-2 Security Update 2017-001
November 30, 2017
macOS High Sierra 10.13およびmacOS High Sierra 10.13.1用のSecurity Update 2017-001が公開されています。
上記のアップデートでは、macOS High Sierra 10.13および10.13.1においてパスワードなしで管理者アカウントでログインできてしまうセキュリティ脆弱性が修正されています。深刻な脆弱性が修正されているので、macOS High Sierraを利用している場合には早期にアップデートを適用することが強く推奨されます。なお、この問題はmacOS Sierra 10.12.6以前には影響しないと案内されています。
macOS High Sierra用のSecurity Update 2017-001を適用した後に、sw_verコマンドでmacOS High Sierra 10.13.1のビルドバージョンが17B1002もしくは17B1003に更新されます。当初公開されたSecurity Update 2017-001を適用した場合、ビルドバージョンが17B1002になっていますが、17B1002の場合にはファイル共有に関する問題が確認されています。当該問題を解決するには修正版のSecurity Update 2017-001を適用する必要があります。
[関連]macOS High Sierra の設定に関する注意喚起(JPCERT コーディネーションセンター)、APPLE-SA-2017-11-29-1 Security Update 2017-001(Apple)、APPLE-SA-2017-11-29-2 Security Update 2017-001(Apple)、Repair file sharing after Security Update 2017-001 for macOS High Sierra 10.13.1(Apple)