FAMLog
curl 7.57.0が公開
November 29, 2017
curl 7.57.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.57.0では3点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、FileMaker 16では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。これにより、REST APIを用いて各種WebサービスやアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを手軽に作成することが可能です。
FileMaker Pro 16の新機能:外部データソース参照における変数のサポート
November 28, 2017
FileMaker Pro 16では、FileMaker データソース参照で変数がサポートされるようになっています。
他のFileMakerファイルまたはODBC データソース名(DSN)に対するFileMaker データソース参照では変数がサポートされますが、参照を使用するものにアクセスする前に変数を設定する必要があります。参照が解決された後は、変数が変更されても参照は変更されません。
なお、FileMaker データソースを編集するには、[ファイル]メニューの[管理]>[外部データソース...]を選択した後、一覧から FileMaker データソースを選択して[編集...]をクリックします。
PHP 7.0.26とPHP 7.1.12が公開
November 27, 2017
PHP 7.0.26とPHP 7.1.12が公開されています。
PHP 7.0.26とPHP 7.1.12では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.2系統の開発も進められており、現在バージョン7.2.0 Release Candidate 6が公開されている状況です。
なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
FAMLog News Archive:第79回 2017年冬号
November 24, 2017
■FileMaker Server 16.0.3 アップデータが公開(2017年10月)
FileMaker Server 16.0.3 アップデータが2017年10月に公開されました。FileMaker Server 16の最新版はバージョン16.0.3となっており、バージョン16.0.3ではJavaがバージョン8 Update 144に更新されます。
[関連]FileMaker Server 16.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
■FileMaker Cloud 1.16が登場(2017年10月)
FileMaker Cloudの新バージョンであるFileMaker Cloud 1.16.0が2017年10月に発表されました。FileMaker Cloudは、AWS Marketplaceを通じて提供され、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。なお、FileMaker Cloudでは、カスタムWeb公開機能はサポートされていません。
[関連]FileMaker Cloud 1.16.0が登場(FAMLog)
FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectでPDFファイルの出力をサポート
November 21, 2017
FileMaker Server 16では、FileMaker WebDirectで[印刷]、[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用できるようになっています。
[印刷]スクリプトステップを用いてFileMaker WebDirectでPDFファイルを生成すると、新しいWebブラウザーのタブにPDFファイルが表示されます。PDFファイルを表示するには、Webブラウザーのポップアップブロックを無効にする必要があります。
FileMaker WebDirectで[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用すると、作成されたPDFファイルはWebブラウザーで設定されているダウンロードフォルダに保存されます。なお、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップはモバイルデバイスではサポートされていません。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:サーバーサイドスクリプトでPDFファイルの出力が可能に(FAMLog)
macOSでFileVaultの状態を確認する
November 20, 2017
macOSでFileVaultの状態を確認するには、ターミナルでfdesetupコマンドを使用します。
macOS High Sierra 10.13.1でFileVaultが有効になっている場合は次のように表示されます。
[実行例]
$ fdesetup status
[実行結果]
FileVault is On.
FileVaultが無効になっている場合には「FileVault is On.」ではなく「FileVault is Off.」と表示されます。FileVaultによるディスク全体の暗号化(FileVault 2)では、XTS-AES 128暗号化方式と256ビットのキーを用いて、起動ディスク上の情報への不正アクセスを阻止します。
[関連]OS X Lionは新バージョンのFileVaultを搭載(FAMLog)、FileVault を使って Mac の起動ディスクを暗号化する(Apple)
FileMaker Cloud 1.16.0の新機能:FileMaker Data API (Trial)
November 17, 2017
FileMaker Cloud 1.16では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が新機能として追加されています。
FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16と同様、FileMaker Cloud 1.16では試用版として利用できる機能です。2018年9月27日が試用期限となっており、試用期間終了後はFileMaker Data APIを利用できなくなるので注意が必要です。
FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことです。
Node.js v8.9.1、Node.js v6.12.0およびNode.js v4.8.6が公開
November 16, 2017
Node.js v8.9.1、Node.js v6.12.0およびNode.js v4.8.6が2017年11月上旬に公開されています。
Node.js v8.9.1、Node.js v6.12.0およびNode.js v4.8.6ではOpenSSLがバージョン1.0.2mに更新されています。Node.js v8系列はNode.js v8.9で長期サポート版(LTS)となっており、現在長期サポート版と位置付けられているのはNode.js v8系列、Node.js v6系列およびNode.js v4系列となっています。
なお、FileMaker Server 16とFileMaker Cloud 1.16のFileMaker Data API エンジンではNode.js v6系列が使われていて、FileMaker Server 16.0.3ではNode.js v6.9.2、FileMaker Cloud 1.16.0ではNode.js v6.9.4が使用されています。
[関連]macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する(FAMLog)
FileMaker Cloud 1.16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する
November 15, 2017
nodeコマンドを使用することで、FileMaker Cloud 1.16に同梱されているNode.jsのバージョンを確認できます。
FileMaker Cloud 1.16.0では、FileMaker CloudのFileMaker Data API エンジンで使用しているNode.jsのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ "/opt/FileMaker/FileMaker Server/node/bin/node" -v
[実行結果]
v6.9.4
現時点におけるFileMaker Cloudの最新バージョンはバージョン1.16.0(1.16.0.55)です。FileMaker Cloud 1.16.0にはNode.js v6.9.4が同梱されています。
[関連]macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する(FAMLog)、FileMaker Cloud 1.16.0.55 リリースノート(FileMaker)
FileMaker Cloud 1.16.0の新機能:FileMaker Admin API (Trial)
November 14, 2017
FileMaker Cloud 1.16.0では試用版としてFileMaker Admin APIを利用できるようになっています。
RESTベースのFileMaker Admin API (Trial)を使用すると、メッセージやスクリプトスケジュールを作成したり、データベースファイルや接続クライアントの一覧情報を確認したり、データベースファイルを開いたり閉じたりする処理などを実行することができます。
なお、FileMaker Admin APIのトライアル期間は2018年9月27日に終了します。トライアル期間終了後は使用できなくなるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Cloud 16 Admin API Guide(FileMaker)