FAMLog
Java SE 7 Update 65およびJDK 7 Update 65が公開
July 17, 2014
Java SE 7 Update 65およびJDK 7 Update 65が公開されています。
バージョン7 Update 65では複数の脆弱性が修正されており、できる限り早く更新することが強く推奨されています。ただし、FileMaker Serverのバージョンが12.0v4およびそれ以前(かつバージョン10以降)の場合には、バージョン7 Update 51と同様、Javaのコントロールパネルで「例外サイト・リスト」に事前に登録しておかないとFileMaker Server Admin Consoleを起動できないのでその点は注意が必要です。
なお、Java SE 8 Update 11およびJDK 8 Update 11も同時に公開されていますが、Javaのバージョン8についてはFileMaker Server Admin Consoleとの互換性に関する情報は現時点では特にファイルメーカー社からの案内は特にない状況です。
[関連]FileMaker Server 12.0v5および12.0v6用のソフトウェアパッチが公開(FAMLog)
Ginjo-rfm 3.0が公開
July 11, 2014
William Richardson氏が、オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Ginjo-rfm 3.0」を公開しています。
バージョン3.0では、XMLパースエンジンが刷新され、ActiveSupportをインストールする必要がなくなっています。
Ginjo-rfm 3.0は、Rfmをベースとした、MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、Ruby 1.9.xもしくはRuby 2.xに対応しています。なお、バージョン3.0公開後に不具合の修正が行われており、現在の最新バージョンは3.0.4となっています。
FileMaker Server 13.0v3 アップデータが公開
July 09, 2014
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 13.0v3 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 13.0v2にはOpenSSL 1.0.1gが組み込まれていますが、バージョン13.0v3に更新することでFileMaker Server 13に組み込まれているOpenSSLがバージョン1.0.1hに更新されます。
OpenSSL 1.0.1hでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、FileMaker Server 13を利用している場合には上記のアップデータを適用することが強く推奨されます。なお、アップデータ実行手順の詳細については、アップデータに同梱されている文書を必ず参照するようにしてください。
[関連]OpenSSL 1.0.1h、OpenSSL 1.0.0mおよびOpenSSL 0.9.8zaが公開(FAMLog)
Ruby on Rails 3.2.19、Ruby on Rails 4.0.8およびRuby on Rails 4.1.4が公開
July 07, 2014
Ruby on Rails 3.2.19、Ruby on Rails 4.0.8およびRuby on Rails 4.1.4が公開されています。
Rails 3.2.19、Rails 4.0.7およびRails 4.1.3では、PostgreSQL利用時に影響を受けるSQLインジェクション脆弱性が修正されています。
なお、Rails 4.0.7およびRails 4.1.3においてPostgreSQLの範囲型に関する処理に不具合が見つかったため、急遽Rails 4.0.8とRails 4.1.4が公開されています。
APPLE-SA-2014-06-30-1 Safari 6.1.5 and Safari 7.0.5
July 02, 2014
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 6.1.5およびSafari 7.0.5が配布されています。
Safari 6.1.5とSafari 7.0.5ではWebKitの脆弱性が多数修正されています。Safari 6.1.5は、OS X Lion v10.7.5、OS X Lion Server v10.7.5およびOS X Mountain Lion v10.8.5向け、Safari 7.0.5はOS X Mavericks v10.9.3向けのものです。なお、OS X Mavericks v10.9.4も同時に公開されており、OS X Mavericks v10.9.4にはSafari 7.0.5が同梱されています。
Mac OS X Snow Leopard向けにSafariの更新は行われておらず、OS X Lion以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。また、Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行することが強く推奨されます。
FileMaker Pro 13の新機能:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション
June 30, 2014
FileMaker Pro 13では、ファイルオプションの設定に[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションが追加されています。
[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション設定を利用することで、指定したバージョンよりも前のバージョンのFileMaker Pro、FileMaker Go、またはFileMaker Serverでファイルが開かれることを防止できます。
このオプション設定を確認するには、[ファイル]メニューの[ファイルオプション...]を選び、[開く]タブを選択します。なお、このオプション設定を変更する際、データベースファイルはローカルにて共有されていない状態である必要があります。
PHP 5.4.30とPHP 5.5.14が公開
June 27, 2014
「PHP 5.4.30」と「PHP 5.5.14」が公開されています。
PHP 5.4.30とPHP 5.5.14では不具合の修正が行われている他、Fileinfo拡張モジュールやdns_get_record()における脆弱性など8点のセキュリティ脆弱性がそれぞれ修正されています。
なお、PHPはバージョン5.6系統の開発も進められており、現在「PHP 5.6.0RC1」が公開されている状況です。
FileMaker Pro 13の新機能:OFFSET句およびFETCH FIRST句のサポート
June 26, 2014
FileMaker Pro 13では、SQLステートメントにおいてOFFSET句およびFETCH FIRST句が新たにサポートされています。
SQLは、リレーショナルデータベースからデータを照会・操作するために設計された問い合わせ言語です。FileMakerデータベースをODBCまたはJDBCデータソースとして使用する場合、およびSELECTステートメントのみがサポートされているExecuteSQL関数において使用します。
(使用例)
ExecuteSQL("SELECT id, title FROM blog OFFSET 10 ROWS FETCH FIRST 2 ROWS ONLY"; ","; "¶")
なお、OFFSET句およびFETCH FIRST句の詳細については「FileMaker 13 SQL リファレンスガイド」に記載されています。
FileMaker Pro 13の新機能:フィールドピッカー
June 23, 2014
FileMaker Pro 13では「フィールドピッカー」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
フィールドピッカーにより、レイアウトモードで新規フィールドを作成したり、フォームに複数のフィールドを直接ドラッグできます。フィールドピッカーではフィールドの検索を行うことができ、フォームへのドラッグ時にフィールド配置やラベルの制御もできるので、以前より利便性が向上しています。
なお、[フィールドピッカー]ダイアログボックスの表示・非表示を切り替えるには、レイアウトモードで[表示]メニューの[フィールドピッカー]を選択します。
FileMaker Server 12.0v5および12.0v6用のソフトウェアパッチが公開
June 18, 2014
FileMaker Server 12.0v5および12.0v6用のソフトウェアパッチが公開されています。
この修正プログラムは、Java 7 Update 55または60を使用している場合にWeb公開機能に障害が発生する問題に対応しています。具体的な内容としては、Java 7 Update 55およびJava 7 Update 60の不具合に対応するためのcatalina.shファイルが用意されており、CLASSPATHを設定する行が更新されています。
なお、今回公開されたソフトウェアパッチはアップデータとしてではなくスクリプトファイルおよび差分ファイルが配布されている形態がとられているため、ナレッジベースで案内されている手順通りに更新を行う必要があります。