FAMLog
FileMaker Go 16.0.2が公開
July 13, 2017
FileMaker Go 16.0.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 16.0.2では、レコードの作成が許可されていない空のポータル上で[オブジェクトへ移動]スクリプトステップが実行された後にポータルがフォーカスされずにスクリプトステップがエラーコード101を返してしまう問題や、レイアウトにナビゲーションパートが含まれていてステータスバーとツールバーが非表示になっている場合にレイアウトサイズが正しく処理されない問題、およびQRコードのスキャンで空の値が返されることがある問題が修正されています。
なお、FileMaker Go 14は2017年9月22日にApp Storeから削除される予定となっています。
FileMaker カンファレンス 2017の事前登録受付が開始
July 12, 2017
2017年10月23日(月)から10月25日(水)までの3日間、パシフィコ横浜 会議センター(神奈川県横浜市)で開催される「FileMaker カンファレンス 2017」のセッション内容やタイムスケジュールが公開され、同時に事前登録の受付が開始されています。
「つくるのも つなぐのも 自由自在」をメインテーマに掲げたFileMaker カンファレンス 2017では、今月日本でも利用可能になったばかりのFileMaker Cloud関連セッションも多数用意されています。
トレーニングコースを除き入場料は無料です。事前登録制で、事前登録の申し込み受付はファイルメーカー社公式サイト内のカンファレンス特設ページから行うことができます。
[関連]FileMaker Cloudが日本で利用可能に(FAMLog)
FileMaker Cloudが日本で利用可能に
July 11, 2017
日本でFileMaker Cloudを利用できるようになったとファイルメーカー社が発表しています。
FileMaker Cloudは、AWS Marketplaceを通じて提供され、Amazon Web Services(AWS)クラウド上で稼働します。2016年9月に米国での提供が開始され、2017年3月にはヨーロッパにも展開されたFileMaker Cloudは、今回バージョン1.15.2.32に更新され、東京、シドニーおよびカナダのリージョンでも利用できるようになりました。
なお、FileMaker CloudではカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
[関連]FileMaker Cloudの技術仕様(FileMaker)、FileMaker CloudではカスタムWeb公開機能は非サポート(FAMLog)
PHP 5.6.31、PHP 7.0.21およびPHP 7.1.7が公開
July 07, 2017
PHP 5.6.31、PHP 7.0.21およびPHP 7.1.7が公開されています。
PHP 5.6.31、PHP 7.0.21およびPHP 7.1.7ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.2系統の開発も進められており、現在バージョン7.2.0 Alpha 3が公開されている状況です。
なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
FileMaker Server 16でFileMaker Data API エンジンを停止する方法
July 06, 2017
FileMaker Server 16では試用版としてFileMaker Data APIを利用できますが、Admin Consoleを用いる方法以外に、fmsadminコマンドを使用してFileMaker Data API エンジンを停止することができます。
fmsadminコマンドを用いてFileMaker Data API エンジンを停止するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ fmsadmin stop fmdapi -y
FileMaker Data API エンジンを起動するにはfmsadminコマンドのstartコマンドを使用します。また、再起動の場合には、startではなくrestartコマンドを利用します。
[実行例]
$ fmsadmin start fmdapi
$ fmsadmin restart fmdapi -y
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)
FileMaker Data API用拡張アクセス権キーワード
July 05, 2017
FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能である「FileMaker Data API」を利用する場合、FileMakerデータベースの拡張アクセス権設定を調整する必要があります。
FileMaker API for PHPでは、キーワードが「fmphp」である拡張アクセス権設定を作成しましたが、FileMaker Data APIの場合では、そのキーワードは「fmrest」となります。
利用したいデータベースごとに、キーワードが「fmrest」である拡張アクセス権設定を作成し、任意のアクセス権セットにFileMaker Data APIによる接続を許可するように設定を行います。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)
Apache Tomcat 8.0.45およびApache Tomcat 7.0.79が公開
July 04, 2017
Apache Tomcat 8.0.45およびApache Tomcat 7.0.79が公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.5系統です。Apache Tomcat 8.0.45およびApache Tomcat 7.0.79では主に不具合の修正が行われており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M22が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14、FileMaker Server 15およびFileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されていて、バージョン16.0.1ではApache Tomcat 7.0.72が使用されています。
[関連]JVNVU#91991349: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.79、8.0.45および8.5.16ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2017/08/21追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
Apache Tomcat 8.0系列のサポート終了予定日
July 03, 2017
Apache Tomcat 8.0系列は2018年6月30日にサポートが終了する予定となっています。
Apache Tomcat 8.0系列のサポート終了に関する案内は2017年6月末に発表されていました。2018年10月になるとApache Tomcat 8.0のダウンロードページが削除される予定となっており、現在Apache Tomcat 8.0系列を利用している場合にはApache Tomcat 8.5系列へのアップグレードが推奨されることになります。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在バージョン9.0.0.M22(アルファ版)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15、FileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。Apache Tomcat 7.0系列のサポート終了予定日については現時点では特に案内はありません。
Apache Tomcat 8.5.16が公開
June 30, 2017
Apache Tomcat 8.5.16が公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統であり、Apache Tomcat 8.5.16では多数の不具合が修正されています。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M22 (alpha)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15、FileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#91991349: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.79、8.0.45および8.5.16ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
(2017/08/21追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Pro 16でSHA-256メッセージダイジェストを確認する方法
June 29, 2017
FileMaker Pro 16の標準機能でSHA-256メッセージダイジェスト(ハッシュ値)を確認するには、バージョン16で追加されたCryptDigest関数を使用します。
[使用例]
Lower(HexEncode(CryptDigest("sample_string"; "SHA256")))
Lower(HexEncode(CryptDigest(TO_NAME::CONTAINER_FIELDNAME; "SHA256")))
配布されているファイルが正式に配布元から提供されているものか確かめるための手段の1つとして、最近ではSHA-256メッセージダイジェストを確認することがあります。
バージョン16では標準で用意されているFileMaker Proの関数でSHA-256メッセージダイジェストを生成できるようになっており、SHA-256以外のアルゴリズムにも対応しています。
[関連]CryptDigest(FileMaker Pro 16 ヘルプ)、RubyでSHA-256メッセージダイジェストを生成する(FAMLog)、OS XでSHA-256メッセージダイジェストを確認する方法(FAMLog)、Windows PowerShellでSHA-256メッセージダイジェストを確認する方法(FAMLog)