FAMLog
PHP 5.5.7、PHP 5.4.23およびPHP 5.3.28が公開
December 16, 2013
「PHP 5.5.7」、「PHP 5.4.23」および「PHP 5.3.28」が公開されています。
PHP 5.5.7、PHP 5.4.23およびPHP 5.3.28では、openssl_x509_parse関数でメモリー破壊が発生するセキュリティ脆弱性が修正されています。また、PHP 5.3.28では、PHP 5.4.19とPHP 5.5.2(PHP 5.5.3)ですでに修正済みの、OpenSSL拡張モジュールのSSLクライアントに中間者攻撃を許してしまう脆弱性も修正されています。
なお、PHP 5.3系統は今後積極的な不具合修正は行われない予定となっています。セキュリティ上の修正も内容によって対応する程度となるため、今後はバージョン5.4系統もしくはバージョン5.5系統へのアップグレードを検討する必要がある状況です。
FileMaker Server 13の新機能:FileMaker WebDirect
December 13, 2013
FileMaker Server 13では、「FileMaker WebDirect(ウェブダイレクト)」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
FileMaker WebDirectは、一切プログラミングすることなく、FileMaker Proで作成したレイアウトをWebブラウザー上に再現し、Webブラウザーからデータベースを直接使用できる革新的な機能です。Webブラウザーを用いてサーバー上のデータベースを直接更新できるので、各端末にFileMaker ProやFileMaker Goをインストールする手間は不要です。また、FileMaker ServerがWebブラウザーにデータをプッシュしてWebブラウザー内のデータを更新するので、FileMaker Proデータベースへの変更が即座に当該データベースに接続中のWebブラウザーに反映されます。
なお、FileMaker WebDirectにアクセスするにはFileMaker Server 13の「同時接続」を利用します。FileMaker Server 13には1つの「同時接続」が付属し、追加の接続はFileMaker Server 13のAdmin ConsoleまたはFileMaker Storeから購入できます。「同時接続」は5単位で販売され、価格は5同時接続につき104,400円です。
[関連]FileMaker WebDirectとFMPress Publisherの比較(株式会社エミック)
FileMaker 13 製品ラインが登場
December 04, 2013
ファイルメーカー社が、FileMaker 13 製品ラインを2013年12月4日から販売を開始すると発表しています。
本日より「FileMaker Pro 13」、「FileMaker Pro 13 Advanced」および「FileMaker Server 13」の販売が開始されています。「FileMaker Go 13」についてはiTunes App Storeから無料で入手可能です。
FileMaker 13 製品ラインの各製品は、日本国内では以下の価格にて販売されます。なお、FileMaker GoもしくはFileMaker WebDirectからFileMaker Server 13にアクセスするには、有償の“同時接続”が必要となっています。
・FileMaker Pro 13:38,000円(税別)
・FileMaker Pro 13 Advanced:63,000円(税別)
・FileMaker Server 13:99,000円(税別、ボリュームライセンスのみ)
・5同時接続:104,400円(税別)
なお、FileMaker Pro 13では、Windows XPおよびVista、Mac OS X v10.6(Snow Leopard)はサポート対象外となっています。
(2015/03/18追記:リンク先のURLを変更しました。)
INTER-Mediator 3.11が公開
December 02, 2013
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.11」を公開しています。
INTER-Mediator 3.11では、1点のセキュリティ脆弱性が修正されており、PDO利用時にSQLインジェクションにつながる問題が1点修正されています。また、バージョン3.11では、「records」以外に「maxrecords」キーを定義ファイル内に記述した場合に、JavaScript側でINTERMediator.pagedSizeの値を調整することで1ページ内の表示レコード数を調整できるようになっています。
なお、特に問題がなければ、バージョン3.11がINTER-Mediator 4.0として近々公開される予定となっています。
[関連]2013年11月「INTER-Mediator勉強会2013-#2」発表資料(FAMLog)
CakePHP 2.4.3が公開
November 28, 2013
「CakePHP 2.4.3」が公開されています。
CakePHPは、MITライセンスで提供されるオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。CakePHP 2.4.3はCakePHP 2.4系統の保守リリースであり、不具合の修正や機能の改善が行われています。
なお、オリジナルのFMCakeMixは2013年11月現在CakePHP 2.4に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.4.3で動作可能な状態になっています。
Apache HTTP Server 2.4.7が公開
November 27, 2013
「Apache HTTP Server 2.4.7」が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.7は、今年2月に安定版に達したApache HTTP Server 2.4系統の最新版です。バージョン2.4.7では、mod_proxy_fcgiが大幅に更新され、event MPMのパフォーマンスが改善されています。セキュリティ脆弱性に関する修正は特に含まれていない模様です。
なお、2013年11月現在、Apache HTTP Serverは3種類の安定バージョンが提供されていますが、Apache 2.0系統は今年の7月以降保守が行われなくなりました。そのため、今後はApache 2.2系統もしくはApache 2.4系統の利用が推奨されます。
Ruby 2.0.0-p353とRuby 1.9.3-p484が公開
November 26, 2013
「Ruby 2.0.0-p353」と「Ruby 1.9.3-p484」が公開されています。
Ruby 2.0.0-p353とRuby 1.9.3-p484では、浮動小数点数パースにおけるヒープオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-4164)が修正されています。
なお、Ruby 1.8系列は既にメンテナンスが終了しており、上記の脆弱性を修正したバージョンがリリースされる予定はないとのことです。
Apache HTTP Server 2.2.26が公開
November 25, 2013
Apache HTTP Server 2.2.26が公開されています。
Apache 2.2.26では、Apache 2.4系統以降でサポートされた楕円曲線暗号(ECC)鍵と、ECDH(楕円曲線Diffie–Hellman)による鍵交換がApache 2.2系列のmod_sslにもバックポートされ、Apache 2.2.25のmod_davでSubversion等が正常に動作しないことがあった問題等が修正されています。
なお、バージョン2.2.26では、CRIME攻撃対策のため、mod_sslで利用できるSSLCompressionディレクティブのデフォルト値がoffに変更されています。
[関連]Apache HTTP Server 2.2.26 がリリースされました(日本 Apache ユーザー会)
PHP 5.4.22とPHP 5.5.6が公開
November 22, 2013
「PHP 5.4.22」と「PHP 5.5.6」が公開されています。
PHP 5.4.22とPHP 5.5.6では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。また、PHP 5.5.6ではarray_merge関数とfunc_get_args関数のパフォーマンスが改善されています。
なお、PHP 5.3系統は今後積極的な不具合修正は行われない予定となっています。セキュリティ上の修正も内容によって対応する程度となるため、今後はバージョン5.4系統もしくはバージョン5.5系統へのアップグレードを検討する必要がある状況になっています。
FileMaker Pro 12 Advancedの改善点:データベースデザインレポート
November 14, 2013
FileMaker Pro 12 Advancedでは、データベースデザインレポートでオブジェクトがあるタブコントロールまたはポータルを識別できるようになっています。
データベースデザインレポート機能を使用すると、データベースのスキーマをドキュメント化して、HTMLまたはXMLファイルに出力することができます。特に、XML形式のデータベースデザインレポートを利用すると、データベース構造を分析または処理できるツールを作成することが可能になります。
XML形式のデータベースデザインレポートは、バージョン11とバージョン12で内部構造が大きく異なっていますが、それに伴いオブジェクトがあるタブコントロールまたはポータルを識別できるように改善されています。なお、FMPressでは、データベースデザインレポート(DDR)ファイルを利用して、FileMakerデータベースと連動するPHPベースのWebアプリケーションを容易に作成できるようになっています。