FAMLog
Apache Tomcat 8.5.12、Apache Tomcat 8.0.42およびApache Tomcat 7.0.76が公開
March 24, 2017
Apache Tomcat 8.5.12、Apache Tomcat 8.0.42およびApache Tomcat 7.0.76が2017年3月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.12、8.0.42および7.0.76では、Java 9においてアノテーションスキャンがサポートされた他、Tomcat Nativeがバージョン1.2.12に更新されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統です。なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]Apache Tomcat 6.0.51が公開(FAMLog)
OpenSSH 7.5が公開
March 23, 2017
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.5」が公開されています。
OpenSSH 7.5では、OpenSSH 7.3で修正された攻撃の亜種が有効だったCBCパディングオラクル対抗策の弱点が修正された他、移植版OpenSSHにおいてバージョン1.0.1より前のOpenSSLがサポート対象外となっています。なお、OpenSSHクライアントはCBC暗号モードを用いる暗号をデフォルトで無効にしており、sshdはCBC暗号モードを用いる暗号を最低の優先順位で提供していて次のリリースでデフォルトでは完全に取り除かれる予定となっています。
将来廃止される機能の告知も行われており、2017年6月から8月頃にかけてSSH v.1プロトコルのサポートを全面的に廃止する計画や、BlowfishとRC4暗号、RIPE-MD160 HMACのサポートを削除する予定などが案内されています。
[参考]OpenSSH 7.5登場(マイナビニュース)、OpenSSH 7.5 がリリースされました(春山征吾のBlog)
Apache Tomcat 6.0.51が公開
March 22, 2017
Apache Tomcat 6.0.51が2017年3月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 6.0.51では、Apache Tomcat 8.5.9で修正されたセキュリティ脆弱性(CVE-2016-8745)が修正されています。当該脆弱性は、公表当初、Apache Tomcat 8.5より前のバージョンは影響を受けないとされていましたが、バージョン8.0系列以前も影響を受けることが後から判明した次第です。
Apache Tomcat 6.0系列は2016年12月31日にサポートが終了し、2017年3月末にはApache Tomcat 6.0のダウンロードページが削除される予定となっています。なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が使用されていました。
[関連]JVNVU#97321122: Apache Tomcat に情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.5.9が公開(FAMLog)、Apache Tomcat 8.0.41とApache Tomcat 7.0.75が公開(FAMLog)
FileMaker Go 15.0.4が公開
March 21, 2017
FileMaker Go 15.0.4の提供が開始されています。
FileMaker Go 15.0.4では、いくつかの問題とiOS 10.3に関連する互換性の問題が修正されています。FileMaker Go 15.0.4が公開された段階ではiOS 10.3の提供はまだ開始されていませんが、iOS 10.3でFileMaker Goがある特定のUnicode文字を含むファイルを開くことができない問題があり、バージョン15.0.4ではその問題が修正されているとのことです。
なお、FileMaker Go 13は2016年9月にApp Storeから削除されましたが、FileMaker Go 14は2017年7月31日にApp Storeから削除される予定となっています。
(2017/07/13追記:FileMaker Go 14がApp Storeから削除される日は2017年7月31日から2017年9月22日に変更されています。)
PHP 7.0.17とPHP 7.1.3が公開
March 17, 2017
PHP 7.0.17とPHP 7.1.3が公開されています。
PHP 7.0.17とPHP 7.1.3では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Bashのバージョン確認方法
March 16, 2017
GNU Bashのバージョンを確認するには、bashコマンドで--versionオプションを使用します。
macOS Sierra 10.12.3では、Bashのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ bash --version
GNU bash, version 3.2.57(1)-release (x86_64-apple-darwin16)
Copyright (C) 2007 Free Software Foundation, Inc.
なお、現時点におけるBashの最新版はバージョン4.4です。
FX.php 6.10が公開
March 13, 2017
PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのライブラリクラス「FX.php」のバージョン6.10が公開されています。
FX.php 6.10はバージョン6系統の最終バージョンとなる保守リリースであり、FX.phpの内部構造が整理・変更された他、不具合の修正が行われています。FX.phpのバージョン7ではPHP 7をサポートする見込みですが、現時点ではリリース時期については特に言及されていません。
なお、FileMaker Server 12以前からFileMaker Server 13以降にバージョンアップする場合、FileMaker Server 13がリリースされた2013年12月4日以降に更新されたFX.phpが必要になる点は要注意です。
Get(タッチキーボード状態)関数
March 10, 2017
FileMaker ProのGet(タッチキーボード状態)関数は、タッチキーボードが必要時に自動的に表示されるように設定されているかどうかを示す数値を返します。
FileMaker GoとWindows 8以降において、この関数が返す値は次の通りです。
・「1」:タッチキーボードが有効にされている場合
・「0」:タッチキーボードが無効にされている場合
Windows 7、macOS、FileMaker WebDirect、サーバーサイドスクリプトおよびカスタムWeb公開ではこの関数はサポートされないため「0」が返されます。また、FileMaker Goでアクティブなフィールドがマスク付き編集ボックスである場合、この関数で返される値はタッチキーボード状態を示しません。これはFileMaker Goではマスク付き編集ボックスの場合、常にタッチキーボードが表示されるためです。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker Go 14の新機能:オンスクリーンキーボードの表示制御(FAMLog)
FileMaker CloudがEMEAで利用可能に
March 08, 2017
EMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ)でFileMaker Cloudを利用できるようになったとFileMaker, Inc.が発表しています。
FileMaker Cloudは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。2017年3月8日現在、米国やカナダ、ヨーロッパ、中東、アフリカで利用可能ですが、日本ではまだ使用できません。
なお、EMEAでFileMaker Cloudが利用可能になったと同時に、FileMaker Cloudはバージョン1.15.1.35に更新されています。
[関連]FileMaker Cloud 1.15.1.35 new features(FileMaker Knowledge Base)、Working with backups in FileMaker Cloud 1.15.1.35(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Go 15の新機能:クラウドストレージサービスとの連携
March 07, 2017
FileMaker Go 15ではApp Extensionsが新たにサポートされています。
App ExtensionsがサポートされたFileMaker Go 15では、iCloudなどのクラウドストレージサービスやファイル共有アプリケーションをデバイスで使用してドキュメントやイメージ、ビデオなどのファイルを簡単に送受信できるようになっています。
例えば、iCloud Drive上にあるファイルをオブジェクトフィールドに直接インポートしたり、FileMaker GoからエクスポートしたファイルをiCloud Drive上に直接保存することなどが新たにできるようになっています。
[関連]FileMaker Go 15 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)