FAMLog
FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:サーバーへの再接続時の応答性
February 22, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedでは、サーバーとのネットワーク接続が途絶えた場合に、接続を復旧している間にそのホストに依存しないファイルの作業を続行できるように改善されています。
バージョン17では、共有ファイルに再接続する方法が改善されており、切断されたファイルへの接続を再確立している間も他のローカルファイルや接続済みファイルを自由に操作できるようになっています。
なお、FileMaker ナレッジベースによると、FileMaker Pro 17 Advancedでは次のいずれかの条件に該当するとファイルへの再接続を試行しないようになっているとのことです。
・スクリプトに保存されていない変更内容がある
・ウインドウが[レイアウト]モードである
・[レイアウト設定]ダイアログボックスが開いている
・[タブ順設定]ダイアログボックスが開いている
[関連]FileMaker Pro Advanced で、あるファイルによって再接続を試行している間にローカルファイルおよび接続済みファイルを使用できるようにする(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:サーバーへの再接続(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が公開
February 14, 2019
Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が2019年2月上旬に公開されています。
主に不具合の修正が行われているApache Tomcat 8.5.38およびApache Tomcat 9.0.16では、HTTP/2におけるタイムアウト処理が改善されて、Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.21に更新されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.16です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
APPLE-SA-2019-2-07-2 macOS Mojave 10.14.3 Supplemental Update
February 13, 2019
macOS Mojave 10.14.3 追加アップデートが2019年2月上旬に公開されています。
macOS Mojave 10.14.3 追加アップデートでは、グループFaceTimeの重大なセキュリティ問題が修正されています。また、グループFaceTimeの修正以外のセキュリティ脆弱性も修正されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン17.0.2.252でmacOS Mojaveに対応していますが、FileMaker Server 16をmacOS Mojaveで動作させた場合には、CWPCプロセス終了時にクラッシュすることがある問題やPHPを有効にした場合にWebサーバーが開始しないことがある問題が存在するとのことです。
[関連]FileMaker 製品と macOS Mojave 10.14 との互換性(FileMaker ナレッジベース)、APPLE-SA-2019-2-07-1 iOS 12.1.4(FAMLog)
APPLE-SA-2019-1-22-2 macOS Mojave 10.14.3, Security Update 2019-001 High Sierra, Security Update 2019-001 Sierra
January 25, 2019
AppleからmacOS Mojave 10.14.3、macOS High Sierra 10.13.6およびmacOS Sierra 10.12.6用のSecurity Update 2019-001が公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、OS X El Capitan用のアップデートは用意されていません。
FileMaker Serverはバージョン17.0.2.252でmacOS Mojaveに対応していますが、FileMaker Server 16をmacOS Mojaveで動作させた場合には、CWPCプロセス終了時にクラッシュすることがある問題やPHPを有効にした場合にWebサーバーが開始しないことがある問題が存在するとのことです。
[関連]FileMaker 製品と macOS Mojave 10.14 との互換性(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.38が公開
January 23, 2019
Apache HTTP Server 2.4.38が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。バージョン2.4.38では、mod_sslのDoS脆弱性(CVE-2019-0190)とmod_http2のDoS脆弱性(CVE-2018-17189)、および mod_session_cookieの脆弱性(CVE-2018-17199)が修正されています。
なお、Apache HTTP Server 2.2系統はすでに保守が終了しており、今後はApache HTTP Server 2.4系統を利用することが推奨されます。
Apache Tomcat 8.5.37とApache Tomcat 9.0.14が公開
January 08, 2019
Apache Tomcat 8.5.37とApache Tomcat 9.0.14が2018年12月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.37およびApache Tomcat 9.0.14では、主に不具合の修正が行われており、Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.19に更新されています。Apache Tomcat 8.0系列については2018年6月30日にサポートが終了しており、ダウンロードページからApache Tomcat 8.0が削除されている状態になっています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.14です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
APPLE-SA-2018-12-05-2 macOS Mojave 10.14.2, Security Update 2018-003 High Sierra, Security Update 2018-006 Sierra
December 11, 2018
AppleからmacOS Mojave 10.14.2、macOS High Sierra 10.13.6用のSecurity Update 2018-003およびmacOS Sierra 10.12.6用のSecurity Update 2018-006が公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、OS X El Capitan用のアップデートは用意されていません。
FileMaker Serverはバージョン17.0.2.252でmacOS Mojaveに対応していますが、FileMaker Server 16をmacOS Mojaveで動作させた場合には、CWPCプロセス終了時にクラッシュすることがある問題やPHPを有効にした場合にWebサーバーが開始しないことがある問題があるとのことです。
[関連]FileMaker 製品と macOS Mojave 10.14 との互換性(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応(FAMLog)
Apache Tomcat 7.0.92が公開
November 20, 2018
Apache Tomcat 7.0.92が公開されています。
Apache Tomcat 7.0.92では、TLS 1.3に対応しているJRE(Java Runtime Environment)およびOpenSSLを使用している際にTLS 1.3をサポートするようになっています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.13です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
[関連]Apache Tomcat 8.5.35とApache Tomcat 9.0.13が公開(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.35とApache Tomcat 9.0.13が公開
November 15, 2018
Apache Tomcat 8.5.35とApache Tomcat 9.0.13が2018年11月上旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.35およびApache Tomcat 9.0.13では、TLS 1.3に対応しているJRE(Java Runtime Environment)およびOpenSSLを使用している際にTLS 1.3をサポートするようになっています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.13です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
Apache Tomcat JK Connector 1.2.46が公開
November 05, 2018
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「Apache Tomcat JK Connector 1.2.46」が2018年10月中旬に公開されています。
Apache Tomcat JK Connector 1.2.46では、Apache HTTP Serverのmod_jk利用時におけるパストラバーサルのセキュリティ脆弱性(CVE-2018-11759)が修正されています。
なお、Mac版のFileMaker Server 7からFileMaker Server 11まではApache Tomcat JK Connector 1.2をベースにしたものがWebサーバーモジュールで使用されていました。macOS版のFileMaker Server 17ではmod_proxy_ajp.soが組み込まれたApache HTTP Serverを利用していますが、mod_proxy_ajpやApache Tomcat JK Connectorは特に内部では使われてはいません。
[関連]JVNVU#99875465: Apache Tomcat JK mod_jk Connector にパストラバーサルの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)