FAMLog


fmservicewrapperd

August 29, 2008

Mac版FileMaker Server 9ではlaunchdを利用してデーモンを起動するように変更されましたが、これに伴い「fmservicewrapperd」というデーモンが新たに追加されています。

fmservicewrapperdの正式名称は不明ですが、最初にlaunchdがfmservicewrapperdを起動します。その後fmservicewrapperdが、FileMaker Server、FileMaker Server Helper、Web公開エンジン、およびAdmin Consoleサーバー用のTomcatを起動します。FileMaker Server(データベースサーバー)とWeb公開エンジンについては自動起動設定の内容に応じて起動されます。

なお、fmservicewrapperdは下記の場所にあります。

/Library/FileMaker Server/Common/service-wrapper/fmservicewrapperd

(2010/04/22追記:Mac版FileMaker Server 11では、FileMaker Server 9で導入されたfmservicewrapperdが不要になり、FileMaker Server関連デーモンの起動プロセスについて最適化が行われています。)

Tag: FileMaker

Mac版FileMaker Server 9ではデーモン起動がlaunchdベースに

August 28, 2008

Mac版FileMaker Server 9では、Mac OS X Tigerで導入されたlaunchdを利用してデーモンを起動するように変更されています。

バージョン7、8および8.0v4のMac版FileMaker ServerではStartupItemsディレクトリ内の起動スクリプトを利用して、FileMaker Serverデーモン、FileMaker Server HelperデーモンおよびWeb公開エンジンを起動および停止していました。

Mac版FileMaker Server 9では、StartupItemsではなくlaunchdで起動されるように変更されているため、デーモンの起動や停止にSystemStarterコマンドは使われなくなりました。

Tag: FileMaker

Mac OS X LeopardでCUPSデーモンの自動起動を無効にする

August 04, 2008

Mac OS X LeopardでCUPSデーモンの自動起動を無効にするには、ターミナルで次のように入力します。

sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/org.cups.cupsd.plist
(実際には1行で入力します)

CUPSは、UNIX系OS用の印刷システムであり、Mac OS Xでも標準的に利用されています。CUPSは、2007年にAppleに買収され、現在はAppleが保守を担当しています。

[関連]CUPS Purchased by Apple Inc.(Common UNIX Printing System)

Tag: Mac

Mac版FileMaker Server 9でイベントログの言語を変更する

July 24, 2008

Mac版のFileMaker Server 9においてイベントログの言語を変更するには、データベースサーバーを停止した後に、ターミナルで次のように入力します。

sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add SystemLocale English'
(実際には1行で入力します)

データベースサーバーを再度起動すると、上記の例ではイベントログで使用される言語が英語に変更されます。英語(English)以外に指定できる言語は、French、German、Japanese、ItalianまたはSwedishのいずれかです。

(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 9のイベントログ

July 08, 2008

FileMaker Server 9において、データベースサーバーの実行中に発生するイベントは、タイムスタンプ情報と共にログに記録されます。

イベントログには、FileMaker Serverの起動と停止、データベースファイルの開閉、スケジュールの実行およびFileMaker Serverによって検出されたエラーに関する情報などが記録されます。

Mac版のFileMaker Server 9では、データベースサーバーのイベントは下記のファイルに記録されるように変更されています。

/Library/FileMaker Server/Logs/Event.log

また、バージョン9では、FileMaker Proクライアントによる接続や接続解除などに関する情報は、データベースサーバーのアクセスログ(Access.log)に別途記録されるようになっています。

[関連]FileMaker Server 7のイベントログ(FAMLog)

Tag: FileMaker

Mac OS X LeopardにはBoot Campが標準で付属

June 19, 2008

Mac OS X Leopardには、IntelベースのMacでWindows XPおよびWindows Vistaの利用を可能にするBoot Campの正式版が標準で付属しています。

Boot Campは、一般で使用されている32ビット版のWindows XPとWindows Vistaをサポートしています。Boot Campの実行後、Mac OS X LeopardのDVDを挿入するだけで、動作に必要なドライバーが自動的にインストールされます。

Boot Campを使ってWindowsをインストールした後は、Mac OS XまたはWindowsのどちらのOSでもMacを起動でき、利用するOSを選ぶことができます。

Tag: Mac

FileMaker Server 9.0.3.326 Update

May 02, 2008

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 9.0.3.326 アップデータ」を配布しています。

このアップデートは、FileMaker Server 9.0v3またはFileMaker Server 9.0v3 Advancedをバージョン9.0.3.326に更新するものです。

バージョン9.0.3.326では、Java SE 6がインストールされたMac OS X LeopardもしくはMac OS X Server Leopardを実行している64ビットIntelベースのMacで、FileMaker Server Admin Consoleの起動に失敗する問題が解決されています。

Tag: FileMaker

Passenger(mod_rails for Apache)

April 14, 2008

Ruby on Railsで構築されたWebアプリケーションを運用するためのApacheモジュール「Passenger(mod_rails for Apache)」が公開されています。

事前に必要なインストール作業や設定をしておけば、MongrelWEBrickを起動させることなく、業界標準のWebサーバーであるApache HTTP ServerでRuby on Railsを利用できるようになります。

PassengerのライセンスはGPLバージョン2であり、オープンソースとして公開されているソフトウェアです。POSIX準拠のOSで動作するため、Mac OS Xでの動作もサポートされています。

なお、PassengerはWindowsでは動作しません。

Tag: Apache

FileMaker Server 9の新機能:FileMaker Server Admin Console

February 20, 2008

FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedでは、「FileMaker Server Admin」と「Web公開エンジン管理コンソール」が統合され、ゼロから再設計された新しい管理ツール「FileMaker Server Admin Console」でFileMaker Serverの管理を行うように変更されています。

FileMaker Server Admin Consoleを使用すると、FileMaker Serverの設定と管理、ホストされたデータベースとクライアントの操作と監視、および使用状況情報の追跡をネットワーク経由で行うことができます。

Java Web Startを利用しており、Admin Consoleを起動させるためにはあらかじめバージョン5以上のJava Runtime Environmentがインストールされている必要があります。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 9 Advancedの新機能:PHP Site Assistantリンク機能

February 04, 2008

FileMaker Pro 9 Advancedは、FileMaker Pro 9の新機能をすべて備えているだけでなく、それ以外にPHP Site Assistantリンク機能が新機能として追加されています。

FileMaker Server 9でホストされているデータベースファイルを開いている状態で、[ツール]メニューの[PHP Assistant の起動]を選択すると、PHP Site Assistantを呼び出すことができます。

なお、PHP Site Assistantは、FileMaker Server製品の一部であり、実際の利用にはFileMaker Server 9もしくはFileMaker Server 9 Advancedが必要です。

Tag: FileMaker

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