FAMLog
FileMaker Server 11の新機能:システムレベルスクリプト実行用ユーザーアカウントの指定
July 11, 2011
FileMaker Server 11では、システムレベルのスクリプトを実行する際に、Admin Consoleで特定のユーザーアカウントを指定できるようになっています。
Admin Consoleでシステムレベルスクリプト実行用のユーザーアカウントを指定できるようになったことで、スクリプト実行時に必要なアクセス権限を得られるようになっています。
なお、Mac版のFileMaker Serverでは、あらかじめvisudoコマンドを使用して/etc/sudoersファイルに次の設定を追加しておく必要があります。
[設定例]
Host_Alias FMSHOST = ホスト名
Defaults:fmserver targetpw, timestamp_timeout=0, passwd_tries=1
fmserver FMSHOST = (ALL) /Library/FileMaker\ Server/Data/Scripts/*, /bin/kill
ホスト名には、FileMaker Serverを実行するホストの名前を入力します。「localhost」および「127.0.0.1」は使用できないので注意が必要です。
FileMaker Server 11の変更点 (6)
July 08, 2011
FileMaker Server 11では、データベースの使用状況で確認できる統計データに、ホストされている各ファイルに関連するテンポラリファイルのI/O 統計データも収集されるようになっています。
これにより、旧バージョンと比較して、より正確にデータベースサーバーの使用状況が反映されるようになっています。
なお、バックアップファイルやインポート・エクスポートのスクリプトステップで使用されるファイルに関しては統計情報には含まれていないため、その点を考慮しておく必要があります。
[関連]FileMaker Server 11 での細かな動作変更(FileMaker ナレッジベース)
Mac OS Xのビルド情報を確認する
July 01, 2011
Mac OS Xのビルド情報を確認する方法の1つにsysctlコマンドを使用する方法があります。
Mac OS X v10.6.8では、Mac OS Xのビルド情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ sysctl -n kern.osversion
10K540
なお、通常の方法でMac OS Xのビルド情報を確認するには、「この Mac について」ウインドウの「バージョン」という単語をクリックします。
Mac版FileMaker Server 11に含まれるTomcatのバージョンを確認する
June 30, 2011
Tomcat 5に含まれるversion.shスクリプトを使用することで、Mac版のFileMaker Serverに同梱されているTomcatのバージョンを確認できます。
FileMaker Server 11v3がインストールされているMac OS X v10.6.8ではバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ sh "/Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/version.sh"
(実際には1行で入力します)
[実行結果]
Using CATALINA_BASE: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_HOME: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/temp
Using JRE_HOME: /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5/Home
Using CLASSPATH: /Library/FileMaker Server/Common/Tomcat/bin/bootstrap.jar
Server version: Apache Tomcat/5.5.33
Server built: Feb 8 2011 05:13:31
Server number: 5.5.33.0
OS Name: Mac OS X
OS Version: 10.6.8
Architecture: x86_64
JVM Version: 1.6.0_26-b03-384-10M3425
JVM Vendor: Apple Inc.
なお、現時点におけるFileMaker Serverの最新バージョンはバージョン11.0v3であり、FileMaker Server 11v3に同梱されているTomcatのバージョンはTomcat 5.5系列において最新のバージョン5.5.33です。
(2011/07/02追記:「最新のバージョン5.5.33」という表記を「Tomcat 5.5系列において最新のバージョン5.5.33」に変更しました。2011年6月現在、Tomcatの最新安定版はバージョン7.0.16です。)
Ruby on Rails 2.3.12とRuby on Rails 3.0.8が公開
June 20, 2011
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.3.12」と「Ruby on Rails 3.0.8」が2011年6月上旬に公開されています。
Rails 2.3.12とRails 3.0.8ではセキュリティ上の問題点が修正されており、XSS脆弱性が修正されています。Rails 2.3の場合には、rails_xssプラグインもアップグレードする必要があります。
なお、Rails 3.0系統は先週も更新が行われており、現時点における最新安定版はRails 3.0.9です。バージョン3.1系統の開発も進められており、現在リリース候補版が公開されている状況です。
FileMaker Go 1.2の新機能:署名のキャプチャ
June 10, 2011
FileMaker Go 1.2では、手書き署名の挿入機能が新機能として追加されています。
FileMaker Go 1.2.1ではオブジェクトフィールドに新たなオプションとして[署名を挿入]が表示されるようになっています。[署名を挿入]をタップすると署名用のウインドウが開き、署名完了後に[承認]ボタンをタップすると、オブジェクトフィールドに署名が保存されます。
本機能はFileMaker Goに特有の機能であり、FileMaker Pro 11ではサポートされていません。なお、署名はPNG形式の画像ファイルとして保存されます。
FileMaker Go 1.1.2の改善点:マルチファイルソリューションの休止状態からの復元
June 06, 2011
2010年11月に登場したFileMaker Go 1.1.2では、マルチファイルのソリューションにおいて同じアカウント名とパスワードを1度だけ入力することによって、休止状態からソリューションを復元できるようになりました。
バージョン1.1.1以前では複数のファイルを使用するソリューションにおいて、ファイルごとにアカウント名とパスワードを入力する必要がありましたが、バージョン1.1.2では1回の入力だけで済むようになっています。
なお、FileMaker Go 1.1.2では、大型の画像やオブジェクトフィールドに関する互換性の問題も修正されています。
Conseiller for iPadの無料版が公開
June 03, 2011
株式会社寿商会が、美容室向けカウンセリングソフト「Conseiller for iPad」の無料版を公開しています。
Conseiller for iPadは、iPadで動作する美容院・理容室向けの顧客管理ソフトです。無料版ではiPadでのみ動作し、データのバックアップができないなどといった機能制限がある他、テクニカルサポート(電話やメールによる問い合わせ)が提供されません。なお、有料版と推測されるConseiller Proの価格は現時点では不明です。
利用環境としてFileMaker Go for iPadがインストールされているiPadが必要であり、WindowsおよびMac OS Xは動作の対象外となっています。また、手書きカルテ機能を利用する場合には、別途FM Markerが必要となっています。
[関連]一歩進んだ髪型選び FileMaker GoでiPadを接客ツールに(ASCII.jp)
CakePHP 1.3.10が公開
June 02, 2011
PHP用のWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 1.3.10」が公開されています。
5月に公開されたばかりのCakePHP 1.3.9にCookieの削除に関わる問題が判明したため、その問題を修正したバージョン1.3.10が急遽公開された模様です。
なお、CakePHPはバージョン2.0系統の開発も進められており、現在アルファ版が公開されている状況です。
「Rfm Code Reading #12」のお知らせ
May 31, 2011
2011年6月12日(日)午前10時より「Rfm Code Reading #12」を開催します。
RubyとFileMaker ServerのカスタムWeb公開に興味のある方のご参加をお待ちしています。詳細については下記URLのページをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/matsuo_atsushi/20110531/p1
なお、今回のテーマは「Rfm 1.4のSSL対応について」です。