FAMLog
FileMaker Pro 9の新機能:PDFに追加
October 05, 2007
FileMaker Pro 9では、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップの新しいオプション「既存の PDF に追加」が新機能として追加されています。
[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用した場合に限りますが、「既存の PDF に追加」スクリプトステップオプションを有効にすることで、PDFファイルへの書き足しを行うことができます。
PDFファイルの出力機能はFileMaker Pro 8で実装されていましたが、バージョン9で追加された上記の機能を使うことで、異なるレイアウトを組み合わせて出力したり、複数のレポートを連結して1つのPDFファイルにすることができます。
FileMaker Pro 9の新機能:レイアウトオブジェクトの自動サイズ変更
September 25, 2007
FileMaker Pro 9では、レイアウトオブジェクトの自動サイズ変更機能が新たに追加されました。ウインドウのサイズ変更に応じてレイアウトオブジェクトを動的に調整するよう指定することができます。
この機能を利用すると、FileMaker Proのウインドウサイズが変更されると、レイアウトオブジェクトを自動的にサイズ変更したり、水平または垂直に移動するように設定することができます。
レイアウトオブジェクトの自動サイズ変更オプションの設定は、レイアウトモードで[表示]メニューの[オブジェクト情報]を選択して表示される情報パレットで設定を行います。
FileMaker Pro 9の新機能:条件付き書式
September 19, 2007
FileMaker Pro 9では、レイアウトオブジェクトに条件付き書式を定義できる機能が新たに追加されました。これにより、データベース構造を変更することなく、指定した任意の条件を満たす場合にレイアウトオブジェクトの書式を動的に変更させることができます。
レイアウトモードで単一、複数またはグループ化されたオブジェクトを選択した後、[書式]メニューの[条件付き...]を選択することで、条件付き書式に関する設定ができるダイアログボックスが表示されます。
条件付き書式を設定できるレイアウトオブジェクトは以下の通りで、長方形や線などの非テキストオブジェクトには条件付き書式を設定することはできません。
・テキスト
・フィールド
・マージフィールド
・レイアウト記号(日付、時刻、ページ番号、レコード番号など)
・テキストベースのボタン
・Webビューア
FileMaker Pro 9の主な新機能一覧
August 22, 2007
2007年9月中旬に発売される予定である「FileMaker Pro 9」は、ここ何年もの間で最もドラマチックな新製品と位置付けられており、数多くの機能が追加ならびに改善されています。
FileMaker Pro 9の主な新機能の一覧は、以下の通りです。
・外部SQLデータソースとの接続
・FileMaker クイックスタート画面
・リンク送信データベース共有機能
・PDFに追加
・スクリプトのグループ化/編集ツール
・条件付き書式
・レイアウトオブジェクトの自動サイズ変更
・強化されたWebビューア
・強化されたタブコントロール
・強化されたレイアウトオブジェクト
FileMaker 9 製品ラインは、MySQL、Oracle、Microsoft SQL Serverといった外部SQLデータソースに一方向または双方向でライブ接続する機能を新たに備えています。
[関連]New Features of FileMaker Pro 9(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Pro 9はFileMaker Pro 7のファイルフォーマットを踏襲
July 26, 2007
FileMaker Pro 9のデータファイルフォーマットは、バージョン7、8および8.5のファイルフォーマットを踏襲しています。同じファイルフォーマットであるため、FileMaker Pro 9では、FileMaker 7およびFileMaker 8.xのデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 9では新しい機能や関数が追加されているため、FileMaker Pro 9の新機能を利用して作成されたデータベースファイルをFileMaker Pro 7(FileMaker Developer 7)やFileMaker Pro 8.x(FileMaker Pro 8.x Advanced)で開いた場合には、該当部分が正常に動作しないことが推測されます。
FileMaker Pro 9で開いたり、作成したデータベースファイルを、バージョン8.5以下のFileMaker Proを使ってレイアウトやデータベース定義に関連する部分を変更しないことが推奨されるでしょう。
データベースセッションとグローバルフィールドに関する注意点
February 23, 2007
FileMaker Server AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開で[データベースセッション]オプションを有効にした場合、リクエスト間でグローバルフィールドの値を保持することができます。
ただし、処理対象のデータベースファイルを切り替えると、グローバルフィールドの値は保持されません。Web公開エンジンが内部的に、新しい第2のファイルを開く前に、それまで開いていた第1のファイルを閉じてしまうためです。
代替手段として、第1のデータベースファイル内のレイアウト上に、第2のデータベースファイルにあるテーブルのレコードを表示するように設定する方法があります。これにより、処理対象のデータベースファイルを切り替えずに、第1のデータベースファイルを経由して第2のデータベースファイルのデータにアクセスすることができます。
[関連]FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (5)、データベースセッションの長所と短所(FAMLog)
完全修飾フィールド名の各要素について (1)
December 28, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、完全修飾フィールド名を用いると、処理の対象となるフィールドが正確に識別されますが、その構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
「テーブル名」には、フィールドが含まれるテーブルの名前を指定します。-layクエリー引数で指定されたレイアウトの基本テーブルにフィールドがない場合にのみ必要であり、それ以外の場合ではテーブル名は省略可能です。
テーブル名を指定する場合には、テーブル名とフィールド名の間に「::」を付け加えます。
完全修飾フィールド名の構文
December 27, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、FileMakerクエリー文字列においてフィールド名を指定する場合に、完全修飾フィールド名を使用しなければならない場合があります。
具体的には、-layクエリー引数で指定されたレイアウトの基本テーブルとは異なるテーブルにあるフィールドを処理対象とする場合に、完全修飾フィールド名で対象フィールドを指定する必要があります。
完全修飾フィールド名を用いると、処理の対象となるフィールドが正確に識別されますが、その構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
[例]
tablename::fieldname(2).3
FileMaker Pro 8.5の新機能:バージョン8.5で追加されたスクリプトステップ一覧
October 19, 2006
FileMaker 8.5では、下記のスクリプトステップが新しく追加されています。
・オブジェクトへ移動
・Web ビューアの設定
[オブジェクトへ移動]スクリプトステップを使用すると、特定のレイアウトオブジェクトにフォーカスを移動させることができます。このスクリプトステップはWeb互換ですが、インスタントWeb公開で利用する場合に一部動作が異なるものがあります。
また、[Web ビューアの設定]スクリプトステップを使用すると、任意のWebビューアの動作を制御できます。このスクリプトステップも基本的にWeb互換ですが、[進む]処理と[戻る]処理はWeb互換ではありません。
FileMaker Pro 8.5の新機能:バージョン8.5で追加された関数一覧
October 11, 2006
FileMaker 8.5では、新しい関数が追加され、レイアウトオブジェクトの名称や情報を取得する関数などが新設されています。
バージョン8.5で追加された関数一覧は下記の通りです。
・List
・LayoutObjectNames
・Get ( アクティブレイアウトオブジェクト名 )
・GetLayoutObjectAttribute
・GetAsURLEncoded
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)