FAMLog


Apache Tomcat 8.5.89、9.0.75および10.1.9ではセキュリティ脆弱性が修正済み

June 22, 2023

2023年5月に公開されたApache Tomcat 8.5.89Apache Tomcat 9.0.75およびApache Tomcat 10.1.9ではセキュリティ脆弱性が修正されています。

レスポンスにHTTPヘッダーが設定されていない場合にレスポンスヘッダーに関する情報が漏洩する可能性がある脆弱性(CVE-2023-34981)が修正されたApache Tomcat 8.5.89、Apache Tomcat 9.0.75およびApache Tomcat 10.1.9が公開されたのは2023年5月ですが、CVE-2023-34981に関する情報は2023年6月下旬に公開された次第です。

なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.10ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.1.2)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。

[関連]JVNVU#92908681: Apache Tomcatにおける情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.5.88、9.0.74および10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)

(2023/08/28追記:「JJVNVU#92908681」を「JVNVU#92908681」に修正しました。)

Tag: Apache

Node.js v18.16.1とNode.js v16.20.1が公開

June 21, 2023

Node.js v18.16.1 (LTS)およびNode.js v16.20.1 (LTS)が公開されています。

Node.js v18.16.1およびNode.js v16.20.1では、それぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。Node.js v18は2025年4月に、Node.js v16は2023年9月にサポートが終了する予定となっています。

なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 20.1.2ではNode.js v18.13.0が使用されています。

[関連]Node.js v18のサポート終了予定日(FAMLog)、Node.js v16のサポート終了予定日(FAMLog)


PHP 8.0.29、PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7が公開

June 09, 2023

PHP 8.0.29PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7が公開されています。

PHP 8.0.29、PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 8.0系列のアクティブサポートは2022年11月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2023年11月26日までの予定となっています。PHPはバージョン8.3系統の開発も進められており、現在バージョン8.3.0 Alpha 1が公開されている状況です。

なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

Contact Form 7 5.7.7が公開

June 08, 2023

Contact Form 7 5.7.7が2023年5月末に公開されています。

Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.7.7では古いバージョンのPHPを使っているユーザー向けの警告メッセージが追加されています。

なお、次のメジャーバージョン(バージョン5.8)より、Contact Form 7はWordPressの2番目に新しいメジャーバージョンで推奨されるバージョンのPHPをサポート範囲とする予定となっています。この方針変更により、サポート対象となるPHPのバージョンがバージョン5.6.20以降からバージョン7.4以降に変更される見通しです。

[関連]WordPress と PHP のサポート方針について(Contact Form 7)

Tag: WordPress

Claris FileMaker 2023(20.1.2)の提供が開始

June 07, 2023

Claris FileMaker 2023(20.1.2)の提供が開始されています。

FileMaker 2023(20.1.2)では、Claris FileMaker Pro 2023でOnWindowTransactionスクリプトトリガをトリガする際の問題や、ESSテーブルで集計フィールドが空で表示される不具合、Claris FileMaker Server 2023に搭載されているWeb公開エンジンのメモリリークなどが修正されています。

FileMaker 2023(20.1.2)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。なお、FileMaker Pro 2023ではmacOS Catalina 10.15およびmacOS Big Sur 11がサポートされなくなっています。

[関連]Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

curl 8.1.2が公開

June 06, 2023

curl 8.1.2が2023年5月下旬に公開されています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン8.1.2では不具合の修正が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。

なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.1.1)において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は次の通りです。

[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.8 zlib/1.2.11 libssh2/1.9.0_DEV
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy alt-svc HSTS

Tag: Apache

Apache Tomcat 8.5.88、9.0.74および10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み

June 05, 2023

2023年4月に公開されたApache Tomcat 8.5.88Apache Tomcat 9.0.74およびApache Tomcat 10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正されています。

Apache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が修正されたApache Tomcat 8.5.88、Apache Tomcat 9.0.74およびApache Tomcat 10.1.8が公開されたのは2023年4月ですが、新たに採番されたCVE-2023-28709に関する情報は2023年5月下旬に公開された次第です。

なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.9ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.1.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。

[関連]JVNVU#91253151: Apache TomcatのApache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Apache

Safari 16.5の提供が開始

June 02, 2023

セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.5の提供が2023年5月中旬に開始されています。

複数の脆弱性が修正されたSafari 16.5はmacOS Big SurおよびmacOS Montereyで利用でき、同時に公開されたmacOS Ventura 13.4にもSafari 16.5が含まれています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、Safari 16.5にアップデートすることが推奨されます。

なお、macOS Catalina用のSafari 16は提供されていないため、macOS Big Sur以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。

[関連]macOS Ventura 13.4の提供が開始(FAMLog)、macOS Monterey 12.6.6およびmacOS Big Sur 11.7.7の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

curl 8.1.1が公開

May 26, 2023

curl 8.1.0およびcurl 8.1.1が公開されています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。2023年5月中旬に公開されたcurl 8.1.0では4点のセキュリティ脆弱性が修正されています。バージョン8.1.0が公開された直後に問題が発覚したため、curl 8.1.0が公開された6日後にcurl 8.1.1が公開されていました。

なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.1.1)において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は下記の通りです。

[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.8 zlib/1.2.11 libssh2/1.9.0_DEV
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy alt-svc HSTS

Tag: Apache

Claris FileMaker 2023の提供が開始

May 25, 2023

Claris International Inc.が2023年5月23日にClaris FileMaker 2023の日本国内での提供を開始しています。

公開されたバージョン番号は年(Claris FileMaker 2023)で示されていますが、カスタマサポート用には数字バージョンが引き続き使用されます。数字バージョン(20.1)は[FileMaker Pro について]ダイアログボックス、およびFileMaker ServerやFileMaker CloudのAdmin Console等で確認できるようになっています。

[Claris Connect フローをトリガ]スクリプトステップが新たに追加されているFileMaker 2023ではClaris Connectとの連携がより容易になっており、Claris Connectの無料利用枠が新たに用意されるようになっています。なお、FileMaker Cloud 2.20.1については後日利用できるようになる予定となっています。

Tag: FileMaker

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